04/20
2015
100キロ歩き、予想外の結末
今年の100キロ歩きは、本当に恵まれた天気。
気温もあまり高くなく、低くもなく…。
太陽も出て、まさに4月らしい天気。
今年はチャレンジャー(参加者)も気持ちよく歩けることだろう。
約30キロ地点のチェックポイントで私がカメラを向けると、
顔見知りの人はもちろん、初めての人もキメのポーズ。
数人の女性グループまでも、笑顔でポーズしてくれる。
2人併せて150歳のご夫婦チャレンジャーも
カメラに笑顔で対応してくれた。
(このブログに使うことも、
二つ返事でOKしてくれたのだ!)
やっぱり、恵まれた天気がチャレンジャーたちを
そうさせてくれているのだろう。
今年は約350人もの人がチャレンジャーとして
歩くということもあり、私が担当するチェックポイント
(コンビニの駐車場)では、多くの人たちが
水やポカリを求めてワイワイガヤガヤ状態。
もちろん、まだこのチェックポイントは30キロ地点…。
そこで私が思ったのは、
この笑顔が、100キロのゴール地点まで
続けばいいんだけど…だった。
毎年、夜になると少し冷え込んでくる季節なのだが、
日中強く吹いていた風が収まったこともあり、
それほどの冷えには感じられない。
うんうん、100キロ歩きには絶好のコンディションといえるだろう。
そして翌朝、私はゴール前で
チャレンジャーたちを迎えることに。
「お疲れさま~~、ついにゴールです」と声をかけ、
ハイタッチをして100キロのゴール直前で
20数時間歩き続けたチャレンジャーたちを迎えたのだ。
いつものように後半のゴールの人たちは…
足を引きずりながらも笑顔でゴールする人。
両手に杖を持って、顔をゆがめてゴールをする人。
涙と笑顔でその達成感を表現する人…といろいろ。
まさに100キロ歩きの
“かけがえのない感動”が映し出されているのだ。
今年もすばらしい100キロ歩きイベントとなった…
(よかったよかった)!
さて、「第13回房総100キロ歩け歩け大会」の
完歩率は果たして?
えっ!75%以下?!
チャレンジャー347人の内の80人以上がリタイヤ…(・_・;
これまでの12回では、かなりよくない方の数字なのだ。
いい天候で、100キロ歩き日和だと思ったのに。
2年前は、嵐の中での開催だったのに
なんと90%の完歩率だったという。
もしかして…歩くには、厳しい条件のときの方が、
チャレンジャーの“覚悟”ができ、
強い精神力を持って歩き切れるのかもしれない。
そういえば、仕事でも、これは厳しい仕事になると
覚悟して取り掛かったときの方が、
Good Jobになることも多い。
100キロ歩きも、仕事も、
精神的な状態が結果に大きく影響するということだ。
そして今も、100キロを歩き切った人々には、
大きな自信と共にまわりの人への感謝の心が
芽生えているように見えた。
この予想外の結果が、思わぬ気づきをもたらしてくれた。
ところで、合わせて150歳のご夫婦は完歩できただろうか?