09/14
2015
“COWCOW Village”
カウカウヴィレッジ、カウカウカフェ?
こんな田舎のそれも畑の真ん中に
ちょっとオシャレ風なカフェがあるではないか。
結果として、牛肉ハンバーグとオムライスの
ランチをいただいたのだが…
(美味しかったで~~す)
なぜ、こんなところにカフェを?
と考える人は私も含めて多いはず。
昨年の海外研修ツアーで訪問した
スコットランドのクレイジンズファームでは、
農場にカフェレストランと
ファーマーズマーケットがあったが…
まさか私の出身地、十勝の芽室町にも
存在するとは…
ここ大野ファームの大野社長は、
畜産農家を身近に感じてもらい、
気軽に足を運んでもらいたいと
いう思いからオープンしたという。
まだオープンからは、1年くらいというが、
ランチタイムだけでも多くの人たちが
来店していたのだ。
(ここは牛肉が一番の自慢かな!?
とにかくたくさんの人たちが
来てくれることがまずの目的)
この大野ファーム、理念もしっかりしている。
健康な人づくり、健康な土づくり、
健康な牛づくりが三本柱。
そして、地域内循環型の農業生産を
実践しているという。
(うんうん、すばらしい!)
ついに日本でも新しい農業の幕明けが…
と考えてもいいのだろう。
そう言えば、1ヵ月ほど前に訪れた長野県の
千曲川沿いでも、ワイナリーには当たり前のように、
カフェが併設されていた。
農業の地にカフェやマーケットが
設置されることで多くのまちのひとたちが
足を運んでくれるようになるのだ。
すると、少しずつだが、生活者にとって
農業は身近な存在になってくるということ。
すなわち、私がこの地で目指すワイナリー構想が
それほど、突飛なものではなくなってくる。
プロローグはすでに始まっていると言っていいだろう。
それにしても、この地域の“若者たち”も、
チャレンジ精神は十分にあるということ。
ん? 若者たち!? 大野社長は私の出身高校の
後輩だがもう50歳を超えていると言っていた。
(もう若者じゃないかぁ~)
でも、40代50代のリーダーがいまチャレンジしない限り、
次の世代の農業改革にはつながらない。
農業分野でもその先を考えた“タテの発想”であり
“タテの経営”がもとめられているのだ。
ということで、中島流75年周期のパラダイムシフトは、
この北海道十勝の農業でも進行しているということ。
60代の永遠の青年と呼ばれる私の出番は近いようだ。
さて、そろそろ準備運動にとりかかろうかなぁ~。