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07/04
2016

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パリには出会いもあるが、別れもある!?

(male) もう、そろそろ行かなければ…

(female)もっといっしょにいたいわ…時間って残酷ね…

(male) 僕もそう思う。もし僕にそのチカラがあるのならば、
時を止めて…

(female)ん~ん、私の中ではすでに止まってるわ。
この通りの人なんて気にならない。 だからもっと…



なんて言っているかは知らないが、
多くの人が行きかう昼下がりの
パリのシャンゼリゼ通りで、
2人だけの世界を演出しているのだ。

そして、2分後には、
2人は別れることになるのだが…。
(その間、ちょっと遠くから
観させていただいたというわけ)

“パリは出会いもあるが、別れもある。それがパリなのだ”

なんて汗くさいガイドが
カッコつけて言っていた。
まさに、そのひとつのシーンを
垣間見させてもらった。

それにしても、
さすがパリは曜日にかかわらず
多くの人が闊歩していること。
ということは、その8割は旅行客だろう。
年間8,000万人が訪れるフランスならでは
の光景ということだ。

日本も2020年にはインバウンド4,000万人を
目指すというが果たして!?

それだけの可能性もありと期待するのもいいが、
その受け入れ体制であり、
人々の心の準備はどうなのだろう。

フランスという国は、実は長い年月をかけて、
旅行客を少しずつ少しずつ増やしてきたのだ。
だから、パリの街にも、市民にも
ほとんど負荷はかかっていないと
言っていいだろう。

ところが、日本の実績はまだ1,300万人。
4,000万人というと、約3倍である。
3~4年で3倍は、ちょっときついだろう。
あちこちにムリがかかるというものだ。

宿泊施設の問題はもちろん、
さまざまな観光地のお店の対応はどうなのだろう。
私の言いたいのは、
数の問題や言葉の問題だけではないのだ。
ただ、数を揃えて商売対応をすればいい
ということではない。

日本に来てよかった。さすが日本人の対応は違う。
すなわち施設やモノ以上に、コトであり、
空気感や心の対応に対して感動して欲しいのだ。

残念ながら、この領域になると、
日本の中でもまだまだバラつきがあるし、
個人差が大きい。
もっともっと日本ならではの対応の美しさと、
心からのおもてなしを、
1億人にして欲しいということ。

今回のパリ・ボルドーツアーでは、
いろいろなトラブルがあったこともあり、
通常以上にフランスの人たちの対応の悪さを
垣間見ることとなった。

あれは放っておいても、お客様が諸外国から
来てくれていたことによる怠慢と言っていいだろう。
それだけに、日本はもっともっと準備して、
本当の日本人の対応を身につけて
実践に移して欲しいと思うのだ。

やっぱり約300年前の石田梅岩先生の時代の
考え方や価値観から学ばないと
本来の大和民族的対応はできないのかもしれない。

そしてパリのシャンゼリゼ通りは、
大きな掃除機を持ったお兄さん、お姉さんが
大勢の人混みの中を日中掃除していた。

ここは日本人らしく表参道でも新宿でも、
あちこちの都市でも、
早朝に掃除をしっかり終わらせて
美しい町並みで多くの人たちを迎えてもらいたいものだ。

そして、
その多くのフランスの人たちが行き交う中で、
別れを惜しみながら、
別れのシーンを私が演じていたりして…。

“ここ東京は、出会いもあるが、別れもある。それが東京なのだ”

なんて海外の人に語ってみたいものだ。
もちろんフランス語で…

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パリの凱旋門

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やっぱりおしゃれな街だ

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掃除をするお兄さんと大きな掃除機

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