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2016
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足さえ出せば、手はついてくるんだ!
「はぁ、はぁ、はぁ……、うっ!」
「……もっともっと!」
浜田山の髷は解け、カラダも砂で真っ黒。
それでも稽古は続く。
この2人の稽古を観ているだけでも、
私は手に汗握ってしまうのだ。
1960年代に小学時代を過ごした
“巨人・大鵬・卵焼き”世代の私としては、相撲は大好きだった。
(あんまり選択肢はなかったということもあるが…)
観るだけでなく、実際に相撲をとることも好きだったので
しょっちゅう同級生たちと組み合っていた記憶がある。
身体は小さい方だったが、とにかくカラダを使っての
勝負事が好きだったということだろう。
それはともかく、ここ芝田山部屋の稽古は何回も観てい
るのだが、毎回真剣に観入ってしまう。
この2人のぶつかり稽古は、
私たちが見始めたときには、すでに始まっていた。
もう30分ほど経つだろうか。
とにかく、何十回とくり返しているのだ。
当然、どちらの力士も、汗がいく筋もカラダをつたっている。
そんな中、先輩力士が小さな声で、
浜田山の耳もとでささやいた。
「足さえ出せば、手はついてくるんだ…足さえ出せば…」
頭で考え、手で何かすることより、足を前に出すことを
優先しろと言っているのだ。
先輩力士は、浜田山のその先を考え、
厳しい稽古をつけてくれている。
芝田山親方も、この限界にチャレンジするような厳しさがなければ、
その上には上がって行けないのだという。
この相撲の世界は、体格であり勝負センスも必要と思われるが、
何と言ってもこの厳しい稽古なくして先はないということだ。
そして、今回の訪問で私の記憶に残った言葉は、
先輩力士がささやいた「足さえ出せば…」というフレーズ。
「足さえ出せば、手はついてくるんだ」
↓ ↓ ↓
「行動にさえ移せば、何かが得られるんだ」
↓ ↓ ↓
「チャレンジさえすれば、結果はついてくるんだ」
やっぱり、これなんだよねぇ。
ついつい人は、足を出さずに小手先で、
その場をどうにかしようとしてしまう。
一度や二度は、その技術でどうにかなるかもしれないが、
足を出さずして、長い道のりは歩んで行けないということ。
ふむふむ。このところ、私がくり返して語っているのが、このことだ。
相撲の世界も、ビジネスも一緒。
行動しないで、チャンスなんてやって来ないのだ。
チャレンジしない人に、いい出会いなどないのだ。
行動しない人に、時流なんてわかりゃしないんだ。
チャレンジしないで、次の一手は見えて来ないのだ。
行動し、チャレンジすることで、いろいろな相乗効果が
起こるということ。
浜田山関には、厳しい稽古にも耐え、
ぜひ関取になって欲しい!
そう、足さえ出せば、手はついてくるんだ!
チャレンジさえすれば、結果はついてくるんだ!
(おっ、また手に汗握ってしまった!)