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03/13
2017
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“スパカツ”から拡大しない戦略へ!
スパカツ!? カツスパ!?
なに、それ?
「釧路に来たら、スパカツ!」なんてフレーズまで
Webに発信されているではないか。
十勝、釧路地域では人気のご当地グルメらしい。
私は、十勝の清水町にある「とんかつのみしな」で初体験。
(あつあつの鉄板に盛られたスパゲッティと大きなロースカツ。
そしてその上からあつあつのミートソースが…)
とんかつの自慢の店ということで、
とても美味しくいただいたわけだが、
ご覧のようにボリュームもスゴい!
お陰様で、おなかはパンパン。
私的には、もう世の中のグルメは、出尽くした感があったのだが、
その組み合わせやこだわりによって、
まだまだ出てくることを予感させる“スパカツ”だったのだ。
そしてこの「とんかつのみしな」、かなりの人気店だという。
国道に面してこそいるが、
その周辺は街ではなく、畑ばかり。
すなわち、この店が目的でみなさん来店しているということ。
てことは、地方の単独店は、ダイソンではないが、
かなりの吸引力がないとやっていけないのだ。
ほどほどのメニュー、ほどほどの味では、
お店として継続していけない。
先のビジ達でも紹介したニトリやダイソー、
しまむらなど地方出身の企業が活躍しているように、
この地方で継続的な集客力がある店は、
都市部でも成功するかもしれない。
でも、しかしだ。それだけでは成功しないのが実際。
ニトリやしまむらにしても、地球規模の視点を持って、
センスを磨いているからこそ、
多くの人たちに選ばれているということ。
“スパカツ”にどう地球規模のセンスをトッピングするか…。
う~ん、難しい。
やっぱり、“スパカツ”をワールドワイドなグルメに
仕立て上げるのは難しいかもしれない。
家具やファッションと違って食品や料理ものは、
その地の文化であり、地域性が出てくるものだからねぇ~。
地域によっての人の好みもあるし…。
“スパカツ”は北海道の道東での
ご当地グルメってことでいいのかも…。
ムリして全国区にしない方が経営している人にとっても、
負荷がかからず長くやっていける秘訣なのかもしれない。
(来てもらって現地で味わってもらう、
まさにご当地グルメってこと)
ということで、帯広・釧路周辺に来たら
美味しい“スパカツ”の店を探して味わって欲しい。
この地で食べるから、美味しい“スパカツ”なのだから。
そこで今回の学び。
何でも、拡大することが常識であり、
あたりまえのように語られているが、実はそうではないのだ。
下手に拡大しない方が、
お客様にとっても、お店側にとっても、幸せなことってけっこうある。
“拡大しない戦略”も選択肢にあることが大切!