09/10
2018
『おいしいデザイン カフェ&ダイニングのグラフィックコレクション』
神楽坂のカモメブックスで出会ったのが、
その厚み2センチ以上はあるだろう
『おいしいデザイン カフェ&ダイニングの
グラフィックコレクション』という本。
その重さのあるB5本を手に取り
中をパラパラとめくると、世界各国の
カッコいいカフェレストランがたくさん!
なんと、84 店舗分が収録されており
その店の外観、インテリア、食器、メニューなど…
様々なこだわりやコンセプトが紹介されているのだ。
グラフィックコレクションと書名にあるだけに、
写真集といってもよいレベルの本である。
紹介のテキストは 1 店舗あたりわずか250 字ほどで、
豊富なビジュアルを中心に魅せているのだ!
思わず手に取ってしまったのは、
デザイナーとしての自負があるからか、
もしくは北海道で進めているお店づくりに
関連性を見出したのか…!?
(それはともかく…)
と、そんな豊富なビジュアル以外にも、
気に入っている箇所がある。
扉ページのようなところに、こんな文章が(^_^)/
「メニューを見る前からおいしそうな店だと
思わせるデザインを生み出すには、
自分たちがそのおいしさを十分に
実感していなければならない。そのためには、
その店の料理に対するアプローチを
深く理解していることが重要だ。
シェフの料理に対する考えをデザインに
変換するプロセスは一貫してロジカルである。」
…カッコいいよねぇ~!
“デザインに変換するプロセスは
一貫してロジカルである”
まさにビジュアルとは、
その店の幅と奥行きを現す最たるものなのだ。
この本も、文章ではなくビジュアルが
豊富だったからこそ、
様々なシーンの想像ができるのだろう。
(私自身が右脳タイプで、文字より
ビジュアルを優先するからかもしれないが…)
この本を見ていると、
「こんな店をデザインしてみたい」
「こんなブランディングをしてみいたい」など
様々なビジネスに関する想像が豊かに
なっていくのが感じられる。
みなさんもブランディングをするのなら、
その幅と奥行きを演出してくれるビジュアルの
可能性を活かし、コンセプトと一緒に
発信していくとよいだろう。