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目からウロコのおすすめ本

07/10
2023

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『とにかく仕組み化』安藤広大著

なんと75万部を突破しているシリーズの三作目が本書。
青本と呼ばれる『リーダーの仮面』、赤本の『数値化の鬼』
そしてシリーズ3作目がこの『とにかく仕組み化』。
このところ特に“仕組み化”を研究していたこともあり、
取り上げさせてもらった。

株式会社識学の安藤広大さんはNBCのメンバーでもあり、
月刊CD“ビジネスイノベーション”や動画番組“Business Today”にも
ゲストとして登場いただいているため、
話によっては、結構あれこれ突っ込みも入れさせてもらっている間柄。

とはいえ、この“識学”の価値観で株式会社識学を経営していることもあり、
起業からわずか3年11カ月でマザーズに上場しているのだ。
さすが安藤社長ならではの実績である。

↓ ↓ ↓

「“あなたがいないと困る”この言葉は、麻薬だ」
「組織の中で、“替えの利かない人”は、今の位置にとどまる」
「“歯車として機能する人”は、人の上に立てる」

一見、逆だと思ったかもしれない。
しかし、残念ながら、これが真理だ。
歯車として機能する人には、「仕組み化」の考えが備わっている。

たとえば、社内でミスが起こったとき、2つの反応に分かれる。
“なぜミスしたんだ?!”と、“個人”を責めるか。
“どうすれば防げただろう?”と“仕組み”を責めるか。
その一瞬の判断だけで、あなたの行く末が決まる…

↓ ↓ ↓

これがこの本のプロローグ。
ここにこの本の言いたいことは詰まっていると言っていいだろう。

経営層や管理職が正しい仕組みを作り、
それに基づいて現場社員が働くことが、成長の秘訣であると。
組織が長期的な成長を遂げるためには、仕事を個人に依存せずに
誰でも代替が可能な状態にすることが重要。
これが“仕組み化”ということ。

この考え方は時代遅れであったり冷酷に思えるかもしれないが、
実際には組織全体がスムーズに機能し、
成果を上げるためには必要なことなのだ。

仕組み化が機能すると、個々の社員も成長する機会を得ることができ、
彼らはどの部署や会社に移動しても
活躍できるスキルを身につけることができるわけだ。

“とにかく仕組み化”…というわけではないが、
すべてが加速する時代のビジネスはどんどん変化するわけで
その変化に合わせて“仕組み化”も推進しなければならない。
昭和時代のビジネスは大きな変化が少なかっただけに
ビジネスの“仕組み化”をそれほど推進しなくても回ってたわけだ。

ところがオンライン化が進み、働き方も変化し、
新たな商品やサービスを求められ、
価値観の違う世代が交錯する令和のビジネスシーンにおいては、
“仕組み化”こそが、これら変化に対応できる手段であり
誰でもが成長できる手法なのかもしれない。

この本は、経営者や管理職だけでなく、組織の一員として成長したい、
出世したいと考える全てのビジネスパーソンにとって必読の一冊。
『とにかく仕組み化』は、組織の成長と個人の成長を両立させるために、
正しい仕組みの構築と運用の重要性を強調している。
安藤氏の提案は、単に現場作業の効率化を目指すだけでなく、
組織全体の健全な成長と持続可能性を促しているということ。

この安藤氏が力説する“仕組み化”はこれからのビジネスには
必須の要素であり、この“仕組み化の質”こそが
企業の差になってくるということ。

ということで、中島流の“令和ビジネスの仕組み化”については、
改めてこのビジ達で発信したい!

乞うご期待!

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ビジネスパーソンにとって必読の一冊

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