09/23
2020
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“六十の手習い”、“八十でアプリ”若宮流仕事道
先日、若宮正子さんという85歳の方とZOOMで
お話させてもらった。
BUSINESS TODAYに出演いただくための打ち合わせ
だったのだが、なんと若宮さんは45分間しゃべりっぱなし。
この若宮さん、2017年81歳で「hinadan」
というスマートフォンのゲームアプリを開発。
最高齢でのアプリ開発は、
Apple社からイベントに特別招待されたほどなのだ。
この時もアップルCEOのティム・クック氏とも話をしたようなのだが、
2019年12月にティム・クック氏が来日した時は
若宮さんに会いたいとご指名があったという。
この若宮さん、行動力がすごくて、
一人でエストニアに行ったりしている。
徹子の部屋にも出演し、話が盛り上がるようにと
自分のパソコンでデザインしたドレスを着、手土産も
若宮さんオリジナルものを持参したそうだ。
ちなみにパソコンを習い始めたのが60歳過ぎてから。
もともとは銀行員で、退職金でパソコンを買い、
パソコン教室に通ったところからゲームアプリ開発の物語が
始まったという。
若宮さん自身が聡明な方であることはもちろんだが
何事にもあきずに追求できる性質ゆえのアプリ開発なのだと思う。
“若宮さんにとって年齢とは?”との質問に
「年齢は単なる数字だとしか思っていない」と。
自分の年齢をほとんど意識しない日々を送っているということ。
健康の秘訣は「新しいことに取り組む緊張感」。
これこそが年を取らない理由だと言う。
いやぁ~おそれいった。
私は65歳でYouTubeを始め、さていつまで続けられるか
・・・と思っていた自分が情けない!
書籍もたくさん出している。
『花のパソコン道』
『60歳を過ぎると人生はどんどん面白くなります。』
『明日のために心にたくさん木を育てましょう』
『独学のすすめ がんばらない定年後の学び方10箇条』
『老いてこそデジタルを。』
お年寄りがパソコンをうまく使いこなせば、
日本中いや世界中の人と話ができ、
コミュニュケーションがよりとれることに。
お年寄り向けのゲームも楽しいし、
最新情報も知ることができるので、
パソコンを使いこなすと世界が拡がることに。
よってお年寄りにとって、パソコンは
“たいへん都合のいいものだ“と発信しているのだ。
“60の手習い”という言葉がある。
「たとえ晩年に始めたとしても遅すぎるということはない」という意味。
似た英語の言い伝えは、“Never too old to learn”
“学ぶのに、遅過ぎるということはない“ということ。
学ぶ以上に、81歳でアプリ開発をやってのけた若宮さんには
恐れ入る。
ということで、“六十の手習い”、“八十でアプリ”という
タイトルの意味・・・わかってもらえましたか?