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10/11
2021

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超イノベーター!? イーロン・マスク

イーロン・マスクと聞き、
EV車のテスラやロケット開発のスペースXを
思い浮かべることだろう。
私の経営者仲間で5人ほどがテスラに乗っていて、
「何故みんなテスラにしないんだろう?」
と一様に言っているのだが・・・。

先日のモバイルショットでも紹介した
“Techno King イーロン・マスク”を読み
見えてきたことがあるので紹介する。

イーロン・マスクは、南アフリカ共和国、ブレトリア出身、
カナダの大学に進学。
24才の時にZip2社を起業。4年後に約3億ドルで売却。
その後、インターネットによる送金決済サービスを
行うX.com社の共同設立者となる。
この“X.com”がライバル会社との合併によりPayPal社となり、
2002年の売却により約190億円を手にした。

この資金を元手にして、イーロン・マスクは、
2002年に宇宙事業へ乗り出したという。
それが“スペースX”だ。
それは、“いつの日か地球に人類が住めなくなる”
との危惧から“火星移住”の発想がベースになっているという。

だが、たやすくは成功とはいかず、
2008年の9月に4回目のチャンレンジで
ようやくロケットが上がった。
イーロンは度々口にする
「たかか失敗だ。失敗しないでイノベーションは起こせない」と。

そして2021年ついに、“スペースX”は世界で最初に
一段目ロケットを大気圏の終わりまで打ち上げ、
地球に戻すことに成功させた。
再生可能なロケットの実現に向けた
大きな一歩になったという。
宇宙事業を手がける会社はいくつかあるが、
まだ歴史の浅いイーロン・マスク率いる
“スペースX”が成功したのは快挙だった。

“スペースX”は、NASAを“不平等な随意契約”で、
米空軍を“他社と結んだ長期契約”で訴訟。
結果的にはNASAには勝訴、米空軍とは和解をし、
今や、NASAも米空軍も断然コストの安い
“スペースX”と契約を交わしている。
民間宇宙開発はボーイング社をさしおいて
“スペースX”中心に回っているという。

また、イーロン・マスクは2003年創業のテスラモーターに
650万ドルの出資をすることに。
その後、“テスラ”に名称を変えることになるのだが
今やテスラの開発するEV車は、
1回の充電で走行距離644キロ(東京→岡山間)を走り、
4.2秒で時速92キロを実現することに。
今では、時価総額ではトヨタを上回る。

イーロンの事業展開の根底には、
“サスティナブル社会の早期実現”があるように感じる。
地球の環境悪化を食い止め、人類と地球を救うためのビジネスだ。
そして、今の時代にあったスピード感あるイノベーションを
実践しているのがイーロン・マスク。
失敗を恐れず、まずはチャレンジする姿を見ると、
まさに“動中の工夫”主義者と言ってもいいのかもしれない。
今後もイーロン・マスクから目が離せない。

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スピード感あるイノベーションを実践

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