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11/29
2021

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魅せるとんちクリエイター“和田誠”の仕事道

先日、デザイナー兼イラストレーターの“和田誠展”に
行ってきた。
和田氏は学生時代に無料で多くのポスターデザインを
請負ったという。新宿・日活名画座のポスターは9年間
200点を超す作品を手がけた。
同じく学生時代に“日宣美賞”を受賞。
多摩美を卒業した後、有名なクリエイターの多い
制作会社ライトパブリシティに入社。
デザイナー兼イラストレーターとして活躍。
その後、10年もしないうちに独立した。

皆さんになじみが深い作品は、
・たばこの“ハイライト”のデザイン
・『週刊文春』の表紙デザインは40年間、なんと2000冊超
・『週刊サンケイ』の表紙の著名人の似顔絵は4年で200冊超
・レコードジャケットのデザイン
・大阪万博の住友童話館の人形デザイン
・谷川俊太郎氏の絵本
・新宿・日活名画座のポスター

和田誠氏の展覧会に行き、改めて、その作品数の多さに驚き、
また展示会も盛況であったことから、
和田氏に影響を受けた人も多いと感じた。
私より20歳ほど先輩で、2019年に他界。
私も関係する広告業界にいるので、ずっと気にかけていたし、
影響を受けたうちの一人というところだ。

和田氏は、先にあげたように、学生時代から、
無料でデザインを提供していた。
多くのデザインを手がけることで、腕を磨き、力がつき、
実績につながったのだろう。

また、子どもの頃からの夢である「絵本制作」を
実現するために、営利目的ではない「私家版絵本」を
7冊制作したことも、和田誠氏の世界観の礎になった
のではと思う。
文章は、星 新一氏や谷川 俊太郎氏に依頼したという。
(さすが、依頼する相手がスゴイ!)

和田氏曰く、絵本で大切なことは、
・絵がいいこと
・上手でなくていいから魅力的な絵であること
・面白い流れがあること
物語であっても、感覚的なものであっても
それを展開させるデザインがあることが大切だという。
(和田氏だから言えることだろう・・・)

和田氏のデザインは、見る側のことをしっかり
考えていることが見えてくる。
なんとなく、“くすっ”と笑えるようなユニークな表現が多い。
タイトルにある「魅せる」は惹きつけるの意味で、
まさしく、和田氏は“魅せる、とんちクリエイター”だった。
それも、学生時代から多くの作品を無料で提供し、
また“私家版絵本”制作を通じて培われた和田誠氏の“仕事道”を
展覧会で多くの作品を鑑賞して改めて感じた。

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作品数の多さに驚いた

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展示会も大盛況

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