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12/11
2023

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久々に買ったThe BIG ISSUE。 奈良美智氏が描く女の子の表情は、相変わらず深い!!

春日駅の前で赤いビブス(ジャケット?) をつけたおじさんが、
奈良美智(ならよしとも)氏が描く“例の女の子”が表紙になった冊子を
掲げていた。
それが表紙だったこともあり、思わず踵を返しおじさんに声をかけたのだ。
そして500円玉を差し出した。
今は、1冊450円。
“どう、売れてる?”という私の振りに
「このところは、なかなか売れないねぇ〜」と答えてくれた。

オフィスが飯田橋にあったころも、
駅近くに赤いビブスのおじさんが立っていて、毎朝の清掃活動の時に、
このThe BIG ISSUEを買いもしたし、たまには話もさせてもらっていたのだ。
ご存知だと思うが、この雑誌の売上げがおじさんたちの生活費にもなるわけだ。
(詳しくは後ほど)

【The BIG ISSUEのスペシャルインタビュー “奈良美智”】
「辺境に向かう、自分であり続ける旅
美術だけじゃない。いま人生が楽しいんです」
という小見出しで始まっていた。
いつ頃からか忘れたが、この奈良美智氏の“この女の子”の表情が
なぜか気になり出した。
とにかく、さまざまな表情を持つ“七変化の表情を持つ女の子”なのだ。

「昔に比べて、色を重ねたり、その痕跡を残したりするようになりました。
それは前だったら隠していたもの。
以前はボタンを全部しっかり留める感じだったのに対して、
今は2個ぐらいしかボタンをかけない感じっていうか、うまく言えないけど。
そのほうが、本質がにじみ出る気がしているんだと思います」
→うんうん、この表現にリアリティが感じられる。

これまではあちこちの美術館で“この女の子”を見るたびに
“奈良美智さん”はスゴいと思っていた。
“この女の子”の表情と存在感が、いろいろ語ってくれている。
どこに在っても、どこで会っても、
絵に描こうが、立体になろうが、その存在感はスゴい。

これだけ突き詰めて描くと、
その人と成りがにじみ出てくるということだろうか。

北海道洞爺湖町のある地域で1カ月を過ごし、
最後には、30人ほどの子どもたちひとりずつと共同制作で作品をつくり、
展覧会を開催したという。
「こういう活動は楽しいというよりも、
“自分にしかできない”という気持ちが強い。
みんなと同じことをやると競争になってしまう。
どれだけ絵が売れたかとか、大きな会場で展覧会をしたとか、
美術の世界のそういう競争がいやなんです」
子どもたちの前では、奈良さんはただの“一緒に絵を描いてくれる人”。
そうした先入観のない人たちと過ごす時間が心地よいのだという。
(コメントも深い!)

【ChatGPTに「奈良美智」と投げかけてみると】
無邪気さと奥深さ、明るさと哀愁を同時に表現する能力によって
特徴付けられている。
特に彼が描く女の子たちの目は、観る者の心に深く訴えかけ、
その存在は、時に不思議でありながらも力強いものとして感じられる。
それは、“奈良美智”の芸術が単なる絵画以上のものであり、 
鑑賞者の心に留まる何かを持っていることを象徴している。

この表現は、日本を代表する現代アーティストであり、
彼の作品が世界的に高い評価を受けているからこそ、
ChatGPTもこのような内容で発信してくれているということなのだろう。
(このChatGPTの的を射た表現に結構驚き!)

実は今回触れたかったのは、この表紙を飾っていた
奈良美智氏のこともあるのだが、
実は“ビッグイシュー”が、その後どう存在し続けているのかというところ。

→ “ビッグイシュー”は市民が市民自身で仕事、“働く場”をつくる試み。
最も解決が難しいと思われていたホームレス問題に
イギリスでの展開から学び、企業としてチャレンジしている。
野宿をしているホームレスの人でも、その多くが働いており、
働いて収入を得ることを望んでいる。
The BIG ISSUE販売者となった人は1冊450円の雑誌を売れば、
半分以上の230円を収入とできる、
ビジネスパートナー、代理店主、自営業者となれるのだ。

私も“日本を美しくする会”の掃除人として、そして経営者として
このような社会課題と取り組む人たちの応援はしたいと思う。
みなさんも赤いビブスを見たら、声をかけ応援してあげて欲しい。
私はこの雑誌の内容も、結構好きだ!

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表紙に惹かれて購入

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