08/05
2024
若い世代にも引き継いで欲しい “石門心学”的価値観
先日の「石門心学・実践講座」に30代の若いカメラマンが参加した。
彼は私のYouTubeチャンネル「ビジ達 7」の石門心学に関する
動画コンテンツを観て連絡をくれ参加したという。
これまでの講座参加者は、“アラ還”から“アラ古稀”
(すなわち60歳前後から70歳前後)の人たちが多く
若い世代の参加に思わず期待が高まったわけだが…
その若いカメラマン曰く…
カメラマンをしながらも、いろいろな仕事にも関わりながら、
自分として“仕事の意味”をあれこれ考えていたという。
そんな矢先での“石門心学”の情報は、何か得られるのではと
期待感が出てきて連絡に至ったという。
(うんうん、私の“ビジ達 7 ”というところが素直ですねぇ〜)
とはいえ、その“石門心学”的価値観を、
自分のモノにできるかは、その人次第ということなんだけど…。
→「石門心学・実践講座」へのお問い合わせは以下まで
https://bt.q-b.co.jp/wp-content/themes/qb/pdf/sekimon_230711.pdf
【“石田梅岩先生”と“石門心学”を学ぶ意味】
ということで改めて“石門心学”であり“石田梅岩先生”について
ビジ達流におさらいすると…
◆“石門心学”の開祖である石田梅岩先生は、
江戸時代の思想家であり倫理学者。
石田梅岩先生は儒教思想をベースに商売人や市民に
“人としての在り方”であり“商売の在り方”を説いた。
→→人としての在り方とビジネスの在り方は、
深く関係しているし、根っこは一緒ってことを教えてくれている。
◆1739年に『都鄙問答』を出版し、
1744年には彼の主張の中核である「倹約」を説いた『斉家論』を出版。
その後、残念ながら梅岩先生は亡くなったわけだが、
多くの教え子たちにより“石門心学”として日本中に広まったという。
→→江戸時代の後半には、藩校より“石門心学”関連の塾の方が
多かったとも聞く。
私たちの「石門心学・実践講座」のメンバーからも
全国の“石門心学”関連の塾を調査、訪問して、
今もその“心学”活動が続いていることを確認している。
◆石田梅岩先生が商売の在り方と経済の仕組みについて発信したのは、
スコットランドのアダム・スミスが1776年に出版した
『国富論』よりも30年以上早かったという。
そうあの“見えざる神の手”の『国富論』である。
→いかに石田梅岩先生が、世界に先駆けて“商売と経済”の考え方を
発信していたかということ。
↓ ↓ ↓
つまり、“石門心学”を学ぶことは、
日本人としての“ビジネスの在り方”及び
“人としての生き方”を学ぶことにつながる。
そして石田梅岩先生の思想を学ぶことは、
グローバルなビジネス展開においても
日本人特有の価値観を持ち続けることを可能にする。
そしてそれは、意義のあるビジネス規範の確立にもつながるのだ。
若い世代が“石門心学”に関心を持ち、その思想を実践に移すことが
日本のビジネス倫理が未来に向けてさらに
強固なものとなることと期待する。
また、現代のビジネス環境は急速に変化しており、
利便性と効率性の中にも、
サスティナブルな価値観が求められる中で、
“石門心学”による“正直”と“勤勉”そして“倹約”の思想が
見直されつつあることは間違いない。
「石門心学・実践講座」は、みんなで楽しく学べて
自分とビジネスの倫理観も磨けるはず?!