これからの選ばれるビジネス!

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01/20
2014

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逆風に勝つ、“産直市場グリーンファーム”

石や木の葉、はたまた丸太まで!
あらゆるものが売られている産直市場が、
長野県伊那市に存在する。

先日、大里綜合管理のセミナーに
講演者としていらしたのが、
産直市場グリーンファームの創業者である
小林史麿(ふみまろ)会長。

72歳とは思えない斬新な発想と
パワフルさには恐れ入るばかり!
(見た目も若いけど…)
その際、目からウロコのお話をたくさん聞かせていただいた。

グリーンファームの来場数は、
なんと1日平均1,500人
(年間で数えると、100万人くらいは来ているのでは!?)。

どのくらい立派な設備の産直市場なのだろう…
と思いきや、地面は土間。
そして、伊那市の中心部からは
3km以上も離れているという。
農道沿いにあり、決して
アクセスのいい立地とは言えない。

施設が特別きれいなわけでも、
立地がいいわけでもないのに、
どうして多くの人が
繰り返し訪れるのだろうか?

そこには、ビジネスの原点ともいえる、
「ものづくりの喜び」が深く関わっていた。

店頭に並んでいるのは会員が
自分たちの畑で収穫した
野菜や果物が大半だが、
中にはあけびのツルでつくった籠などがあったりする。

なんでも、農家ではなく鉄道会社を退職した人が、
カゴの編み方を学んでつくっているという。
さらに、古くなった農具を
販売する人もいるというから驚かされた。
果たして売れるのか!? と思いきや、
なんとすべて完売したという。

自分の売っているものを、
誰かが喜んで買ってくれる。
すると、生産する側のモチベーションは上がり、
「また次もいいものをつくろう」
という気持ちが生まれる。

だからこそ、グリーンファームは
ここまで活性化しているのだろう。

ものであふれる現代だが、
人が買い物をする際に本当に求めているのは、
そのものだけではなく
心の満足である“感動”だろう!

買う側が感動してくれれば、
売る側(つくる側)も感動する。

小林会長は試行錯誤を重ねたうえで、
「ものづくりの喜び」という原点に還る
グリーンファームを発想したという。
つまり、今までと同じマーケティングに
頼るだけではだめだということ。

これからの時代は、逆転の発想が
“仕事道”へとつながっていく。

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グリーンファームで地域も活性化!

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市場にはさまざまな商品が並ぶ

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