これからの選ばれるビジネス!

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04/07
2014

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大棟流・マニアの仕事道

「私たちクラウンはマニアなんです。
 マニアが社会性を持って
 一流のチームを成すと、
 非常に強く継続できる
 チームになっていくんです」。

クラウンや似顔絵師の育成・派遣などを展開し、
今年21年目を迎えたプレジャー企画。
その代表であり、自らもクラウンの一員である
大棟耕介氏は、以前こう語っていた。

先日の名古屋視察にて、
プレジャー企画を訪問させていただいた。
その際、クラウンのスタッフの1人が数日後に
シカゴの大会に出場するということで、
その予行練習も兼ねた
5分間のパフォーマンスを
見せてもらうことに。

曲の選び方からその芸の隅々まで、
意識が行き届いていないと
メダルは獲れないという。

そして驚いたのが、
大棟氏に会社の説明を
していただいているときのこと。

8人の経営者が大棟氏の周りを囲んで
話を聴いていたのだが、
あれよあれよと言う間に似顔絵師が
鮮やかな手さばきで
8人の似顔絵を描き上げたのだ!

その間、たったの15分程度(?)。
いや~どの似顔絵もそっくりで、みんな苦笑い。

自分の好きなことだからこそ、
飽きずに一生懸命やる。
そして、より高いレベルに到達するために、
もっと技を追求していく。

クラウンも似顔絵師も、
マニアだからこその高い志があるから、
ビジネスとして成立しているのだ。

そうそう、以前ご紹介した
フラットフォーの小森隆代表も同様だ。
好きが高じてフォルクスワーゲン・ビートル関連の
事業を展開したという。
まさにマニアのビジネスだ!

自分の好きなことを仕事にして
生活が成り立てば、働く人たちにとっても
非常に心地よい環境をつくることができる。

さらに次なるステージを
目指して追求を続ければ、
お客さまに提供する商品やサービスの
レベルも高くなり、喜んでもらえる。

結果的に社会性のある
ビジネスとして成り立ち、
“存在価値”が生まれるのだ。

特にプレジャー企画の場合は、
そのクラウンの数を活かした
“ホスピタルクラウン”という
領域まで踏み込んでいる。

ホスピタルクラウンとは、
クラウンが病院を慰問して、
入院している子どもたちを
元気づけるというもの。
その存在は日本にとっても、
意味ある存在となっている。

大棟氏の話を聴いていて思うのは、
「好き」という気持ちから始めるのが、
本来の仕事の形なのかもしれないということ。

マニアが社会性を持てば、
これほど強いビジネスモデルはない。
これこそまさに、“マニアの仕事道”!

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あっという間に似顔絵が完成!

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バルーンも体験

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マニアだからこそ高いレベルを追求

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その活動はますます社会的に

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