これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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02/23
2015

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将(おく)らず、迎えず、応じて蔵(おさ)めず、そして向かう!

「過ぎ去ってしまったことを、くよくよしない」
「今後のことに取り越し苦労もしない」、
そして「起きた出来事に不満を言わず、
受け入れて適切な措置を取る」。

原文では「将(おく)らず、迎えず、
応じて而して蔵(おさ)めず」と書かれるこの言葉は、
中国の道家思想家によって書かれた『荘子』にある。

一つ一つの出来事をきちんと受け止め、
次のための対処をする。
そんな指導力が今の時代には求められている、
という内容のコラムを読んでいるときに
出会ったこの言葉。

次から次へと物事が移り変わり、
時代の過渡期を迎えている現代。
だからこそ、突然の状況の変化に、
対処する力が求められる。

つまり、時に予測不可能な波の流れに
逆らう必要も出てくるのだ。

もし、流れに逆らって泳いでいくのなら、
「一体何のために泳ぎ、どこへ向かっているのか?」を
明確にしなくては!
自分の立ち位置や目的がしっかりと見えていなければ、
流れに逆らうだけのエナジーは湧かないからだ。

だからこそ中島流では、
「将らず、迎えず、応じて蔵めず」に加え、
「そして向かう!」を徹底したい。

今の時代、自分の“個人的な夢”だけでは、
多くの人の共感や協力を得ることは難しい。
だからこそ、社会性のある“志”が必要なのだ。
この志がなければ、
「将らず、迎えず、応じて蔵めず」も
実行できないだろうし、流れに逆らってまで
突き進むエナジーも作り出せない。

何より大きな志があれば、
自然と周囲の人々の共感や協力を得ることができる。

もちろん、若い頃から志を持つのは、
なかなか難しいことだ。
しかし、若い頃から社会貢献を意識し、
自分たちのスキルやノウハウを活かした
ビジネスを展開している方たちは多い
(ミドリムシで注目を集めたユーグレナの出雲氏や、
耕作放棄地を有効活用するマイファームの西辻氏など、
今までご紹介した多くの方たちがそうだ)。

『荘子』にあった言葉を
実践していくことはもちろん、
志をもって目的に向かう。
それこそがこの変化のときを迎える時代に
活躍するリーダーに大切なことだと言える。
リーダーよ、志を持て!

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ふと出会ったこの言葉

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時代の移り変わりは確実に起きている!

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