01/15
2013
ビジュアル系ビジネスのすすめ
ド派手なメイクと衣装をまとい
激しいパフォーマンスで人目を引くビジュアル系。
今回はそんなビジュアル系ロックバンドの話
…ではない!
視覚や聴覚、味覚といった知覚機能の中で
1番多くの情報量を得ているものとは?
答えは、視覚。
なんと視覚だけで83%もの情報量を
得ているというから圧倒的だ。
つまり、人間の行動や情報収集のほとんどは
視覚に集約されているということ。
確かに、段取りを決めて進めているものでも、
何かを見て「あ~そうだ! あれをやらなきゃ」
と思い立ち、別の用事に手をつけてしまうことが
度々ある。
私も、何かを考えながらトイレに入ったのに、壁に
バーン! と貼りつけられた「今週の時流度チェック」を
プリントしたものを見た瞬間。
それまでの思考を棚上げにして
時流のキーワードについて考えはじめてしまう。
視覚から得た情報に、人間がいかに
左右されているかがわかる瞬間と言えるだろう。
そこで頭に浮かぶのは、ビジネスにおいても
この“83%を占める視覚”を
うまく活用する方法があるのでは!? ということ
(ビジュアル系という割には地味な事例だが…)。
ビジネスにはとにかく優先順位が大切。
私が実践している“ビジュアル系ビジネス”の1つは、手帳に付箋を貼ること。
「付箋を最優先する」というルールを
自分の中でつくっておけば、手帳に貼られた付箋を
一目見た瞬間にまずその作業に取りかかることが
できるので、後回しにしてしまいがちなことでも
優先的にこなせる。
手帳を開いた時にまず何を見るかを
視覚でコントロールするのだ。
実は、セミナーや講演会の際にも
私は“ビジュアル系ビジネス”の考え方を
活用している。
文字をズラーッと並べたPowerPointの資料を
見せる人がよくいるが、話を聞いているお客さま側はなかなかイメージを捉えにくい。
そこで私は、語りたい概念を印象的な
ビジュアルイメージとし、
それを材料に説明するようにしている。
なにせ視覚の情報量は83%!
概念図を見ながら話を聞くことで
そのイメージも内容もすんなりと頭に入ってくるのだ。
視覚から入ってくる情報をうまくコーディネート
していけば、ビジネスを効率よく円滑に
展開することができる。
ビジュアルを制する者は、ビジネスを制する!
…な~んてね。