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06/30
2014

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良知の発現!三尺三寸箸会議

世の中には多数の経営者がいるが、
実はその中の9割の経営者は
まだまだ未熟なのだ
(もしかしたら、9割どころ
ではないかもしれないが…)。

経営者が集い、お互いの経営論を話し合うと、
その内容の9割が「理論性重視」、
「知識やノウハウの誇示」、
「売り上げ注力主義」と言っていいだろう。

では、ある程度よしとされる1割の経営者は、
どのような考えのもとに経営を
しているのだろうか。
そのヒントを鍵山相談役の配信メール
「一日一話」の一文から読み解ける。

“慮(おもんぱか)らずして知る、
これ良知なり”という言葉だ。

鍵山相談役曰くこの言葉は、
「これが正しいか正しくないかということを
いちいち考えたり、人に聞いてみたりしなくても
常識でわかる、これが良知だ」という。

たとえば、“良知”を理解できていない経営者は、
社会的に正しいかどうかの判断ではなくて、
自社経営に有利か、利益があるかを先行して
考えてしまうわけだ。

つまり、人間にはもともと、考えなくても(?)
それが社会的に正しいかどうかを判断する能力は
身についているということ。
良知を理解しない人は、自身の私欲が
加味されてしまって、良知が曇ってしまうのだ。

こうした経営者が9割を占めるわけだから、
その人たちが少しでも“良知”を出現させ、
磨くことができるようにと“三尺三寸箸会議”
というものを考えてみたのだ。

三尺三寸箸会議では、自社のことではなく、
仲間の会社のことを考え、発信する。
したがって、“私利私欲”はそれ程働かず、
客観的な発想ができるのだ。
この客観する発想の訓練が、
自社にも活かされるようになる。

また、会議に集う経営者たちの立場や状況
(年齢や会社の業態など)がそれぞれ違う
ことも大きな意味がある。

それぞれの立場が違うからこそ、
思いもかけない角度からアドバイスや
客観的意見が投げかけられ、
限られた領域での発想から、
広域的発想が身に付くのだ。
そして、このくり返しが次第に“良知の発現”
につながるっていく。

ひいては、こうした訓練が人を磨き、
やがては1割の高いステージに位置する
経営者を生んでいくことにつながるのだ。

一時的に儲けるようなビジネスではなく、
永続的に続くビジネスをしていくためには、
見透しの良い“良知を発現”させて、
人としても経営者としても自身を磨き続けて
いくことが必要不可欠と言えるだろう。

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三尺三寸箸

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三尺三寸箸会議

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