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シナジースペシャル

07/22
2014

syn (1)

経営者は経営者から刺激を受ける

石やカエデの葉、はたまたヒキガエルまでもが
売られている産直市場グリーンファーム。
その創業者である小林史麿会長のさまざまな発想には、
経営を考えるうえでのヒントがちりばめられている。

先日、東京ニュービジネス協議会で
私が担当する定例会があった。
毎回講演者として経営者や有識者を
お招きしているのだが、今回は小林会長にお願いした。

冒頭で述べたようにグリーンファームには
ユニークな品物が並べられているが、
商品の使い道はお客さまにすべて委ねられている
(だから自由度が高いのだ)。

これまでの商売では、
そのほとんどの商品は用途があらかじめ決められていた。
しかし、小林会長は
「目的を1つにする必要はない」と発想したというわけ。
これには参加している経営者たちも刺激を受けたようだ。

正直なところ、この講演会を企画しながらも
経営者たちがどんな反応をするのか読めない部分があった。

しかし、講演が終わってみると
参加していた60人弱の経営者たちが皆、
「感動したよ!」「あの発想の転換は素晴らしい!」
と声をかけてくれたのだ。
その後の懇親会でも小林会長と
話をするために列ができるほど!

余談だが、グリーンファームでは
こんなアナウンスが流れたこともあるという。
「〇〇ちゃんのおじいちゃんが迷子です。
 〇〇ちゃんは本部で待っています。
 〇〇ちゃんのおじいちゃん、本部までお越しください」

これも発想の転換の一事例。
通常であれば、迷子なのは子どもの方ととらえる。
これを聞いた他のお客さまは、
グリーンファームのユニークな考え方に
ニヤッとしたことだろう!

ちょっとした発想の違いで、市場全体に
アットホームな空気感と笑顔を演出するのだ。
これらの常識破りな発想と実践が、
お客さまの口コミとリピートを創造する。

経営者は様々なことを
複合的に考えなくてはならない。
そのためには、やはり同じ経営者の
ものの見方や発想が刺激となるのだ。

経営のことをすでにわかっている人たちが
新たなチャレンジと試行錯誤を
繰り返しながらビジネスを展開していく。
その姿からはたくさんのヒントを受け取ることができる。
やっぱり、経営者は経営者から刺激を受けるのだ。

私も次なる刺激を求めて…!
ただし、そのヒントをどう活かすかは自分次第ということだ。

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小林史麿会長

syn (3)

チャレンジを続ける人たちの姿からは学べることがたくさん!

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