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10/27
2014

moba (3)

毎日の稽古は、“複利の投資”

力士たちが次々力強くぶつかり合う稽古場。
その様子を視察メンバー一同熱く見守って…
え、もう3時間経過(いつのまに…)!?

これは、芝田山(元横綱・大乃国)部屋で行われた、
合同稽古の視察でのこと。
思わず時間を忘れて魅入ってしまったが、
“自己成長”について気づかされた。

ところで金融用語の
「単利」と「複利」の違いをご存知だろうか。

利子が変わらない「単利」と違い、
「複利」は、元本に毎回利子が組み込まれる。
そのたびに利子の割合が増えていくので、
長期的な預金で活躍するのだ。

その「複利」と自己成長は
密接な関係がある。

それを実感したのが、この合同稽古。
総勢20名ほどの力士たちが、
早朝から何時間もぶつかり合いの稽古をしていた。

そんな中、モンゴル出身の
関取である荒鷲が土俵に上がり、
幕下の力士たちと
ぶつかり合いの稽古を始めたのだ(力の差は歴然!)。

しかし、6、7人相手にしたところで、
疲れが見え始め、そろそろ上がろうか…と
土俵を後にしようとしたところで、
親方から厳しい一声が…。

「そんな風に、踏ん張りどころで土俵を出るから、
本場所で3番4番しか勝てないんだ!」

相撲の世界では、本当の実力が付かないと、
なかなか番付を上げることはできない。

だからこそ、苦しいときに、
踏ん張って頑張れるかが
“自己成長”に大きく影響するのだ。

このとき、私の脳裏によぎったのが
「複利」という考え。

現在の自分の能力を「元本」とすると、
稽古や鍛錬による成長は「利子」といえる。

四肢を踏み、テッポウやすり足など
毎日の基礎の鍛錬に真剣に取り組むことにより、
今日の自分よりもさらに成長した明日の自分をつくる。

また、その稽古に打ち込む姿も、
自分だけでなく、周りからの評価も変える。

このように、毎日の稽古をやりきることで、
「複利」のごとく、
自身をどんどん成長させることができる。

今日やるべきことをしっかりやりきることが、
次なる成長を促すのだ。

もちろんこれは、力士の世界だけの話ではない。
私たちのビジネスにおいても一緒だろう。

また、以前に紹介した
「相乗効果は、行動の二乗に比例する」
という中島流の法則。

今一歩多く行動することは、
その二乗の効果につながる(人脈や情報など)。
つまり、早いうちに行動を起こさなければ、
得るものも少なく、成長も望めない。
まさにビジネスも「複利」なのだ。

何かを始めるときの第一歩や、
つらいときに頑張ることはなかなか難しい。
しかし、そこでひと踏ん張りできるかが、
その先の大きな成長を左右するということだ。

ビジネスも「複利」、人生も「複利」!

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熱い稽古に魅入ってしまった!

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ぶつかり合いは大迫力!

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毎日の稽古が相乗効果に!

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稽古中の空気を肌で感じる

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