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01/26
2015
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六十にして“耳順”ではなく“言順”
60回目の誕生日を迎え、
ついに私も還暦になった!
そんな記念すべき誕生日は、
食あたりを起こして数年ぶりの体調不良に…
(お祝いの席にも行けず)。
そんな事件がありつつも、
この年齢になって改めて、
孔子が生前残した言葉をふと思いだした。
「われ十有五にして学に志し、
三十にして立ち、四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、
六十にして耳順(したが)い、
七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」
これは、孔子が自分の人生を振り返り、
区切りとなった年齢の心境を語って残した言葉だ。
つまり「六十にして耳順(じじゅん)」は、
60歳のときに孔子が感じたこと。
人の言葉を素直に理解し、
受け入れるのは意外と難しい。
しかし60歳になれば、他人の意見に対し、
素直に耳を傾けられるようになるという意味だ。
しかしながら、私はあまり
60年間生きたという実感がなかったりする
(実際には、ちゃんと60歳になっているのだが)。
孔子が生きていた時代と比べて、
世の中は大きく変わっていることもあり、
年齢の感覚が違っているのだと思う。
多くの偉人たちは、
自分が生きている時代を悟った上で、
歳を重ねるごとに成長している。
だが、私の場合まだまだ成長が必要であるし、
やりたいこともまだまだある
(もちろんエネルギーもみなぎっている…はっはっはっは)。
なかなかこの“耳順”まで、到達していないのだ…。
だからこそ、
これから心がけたいのは “言順(げんじゅん)”だ!
自分が60年間培ってきた知識やスキル、
ノウハウ、人的ネットワーク。
こうしたものを、人々や地域社会に役立てたい。
だとすると、自分自身が
人に期待してもらえるような存在にならなければ…。
そして、
期待されるような社会性のある企画をし、
プレゼンテーションをしなければならない。
このプレゼンテーションに対し、
誠意をもって有言実行していくこと。
これが私の言うところの“言順”だ。
いや~全然60歳になった気がしないけれど、
中島流は、耳順ではなく“六十にして言順”!