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シナジースペシャル

03/31
2015

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「松陰先生のことば」朗唱!

この間、心から「素晴らしい!」と
感動したことがあった。

それは、山口県萩市にある
明倫小学校の子どもたちのこと。

日本を美しくする会の関係者と、
山口県を訪れたのだが、
この明倫小学校のことは以前から聞いており、
一度は訪問したいと思っていたのだ。

山口県萩市といえば、
幕末の偉人である「吉田松陰」ゆかりの地であり、
最近では大河ドラマ「花燃ゆ」で注目を浴びている。

明倫小学校は、
吉田松陰が教鞭を執ったという
明倫館の跡地に建つ、
松下村塾とも深い関係を持つ小学校だ。

だからこそ、全学年の生徒が声高らかに
松陰先生の教えを朗唱する時間を、
毎日確保しているという。

小学校にお邪魔すると、
校長先生自ら校舎を案内してくださり
(校長先生もこの小学校のOBなんだとか)、
そこで1年生と5年生の朗唱を拝聴することに!

30年以上続くこの朗唱は、
学期ごとに言葉が決められており、
6年間で18の教えを朗唱するそうだ。

一緒に訪れた経営者の方々も、
朗唱する子どもたちの姿に大感激!

私が以前から知っていた朗唱の言葉は、
3年生の2学期に用意されている
「志を立てて もって万事の源となす
書を読みて もって 聖賢の訓(おしえ)をかんがう」。

この言葉は、何をするにも、
志を持つことが第一であり、
書物を読むことで聖人や賢人の教えを参考として、
自分の考えをまとめることが大切だという意味だ。

さらに孟子の言葉を引用した
「誠は天の道なり 誠を思うは人の道なり
至誠(しせい)にして動かざるは
未だ之(こ)れあらざるなり 誠ならずして、
未だ能(よ)く動かすはあらざるなり」

という教えからは、すべての元となる
誠の心を持ち続けることに達しよう、
至ろうと説いている。

松陰の言葉には、よく“志”や“至誠”
といった言葉が登場する。

子どもたちが大人になったとき、
日々繰り返し朗唱した言葉を
思い返すときがやってきたのなら。

まずは、志や至誠を持つことが大切だということに
改めて気付くだろう。
そして、本を読むことも忘れないだろう。

声を発し、身をもって学んだことは、
その後の人生に何かしらの
いい影響を与えてくれるはずだ。

今回の訪問を通し、校長先生をはじめ、
先生方の素晴らしさも垣間見ることができた。
こんな教育と経験を与えてくれた萩という地域と、
明倫小学校には、誇りが生まれ、帰属意識も高まるだろう。

よく環境は人をつくると言われるが、
まさにこの教育環境は、
日本一といっていいのかもしれない!

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やっと来れた明倫小学校

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大きな声で朗唱してくれました!

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学年と学期ごとに言葉が違う

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元気な生徒たちの姿に感動!

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