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04/15
2019

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昼下がりの桜の花と甲羅干し

神田川に沿って広がる、満開の桜。
麗らかな日差しの中でそれを見ていると、
ああ春だなあ、ありがたい、という気持ちがこみ上げてくる・・・。
ところが、思ってもいない春が神田川の岩の上に!
(夜の花見だけでは気づかない光景が…)

そんな春の気づきが今日の本題。
私の自宅近くには神田川が流れ、神楽坂から高田馬場まで、
千本以上(?)の桜が植えられている。
ただ、例年ならば暖かい東京では3月の終わりに
桜が咲き始め、4月になると早々に散ってしまう。

しかし今年はちょうどよく?! 寒暖の波があり、
いつもよりはずいぶん長いこと桜が楽しめているというわけ。
私も何度も歩きがてらお花見をした。

過日、その神田川沿いを歩いていたところ、
なにやら黒いカタマリが。
みれば、甲羅の直径30cmもあろうかという亀が、
一面に40匹は集まって甲羅干ししているのだ!
ほのぼのと平和な光景に、思わず写真を撮ってしまった次第。

鶴は千年、亀は万年生きると昔の人は言ったけれど、
実際のところ鶴はせいぜい二十年。
ところが、亀の場合は(万年はさすがに無理だけど)
ヒトより長く生きるものも結構いて、
ガラパゴスの亀で200年生きているものもいるとか。
世界中で長寿の象徴として扱われているのが亀なのだ。

とすれば、甲羅干しに長生きの秘密でもあるのか?
と思った私は、亀について調べてみた。
それによると、甲羅干しの効能は大きく言って3つ。
ますは、体温調節。
それから、日光の力で皮膚についた寄生虫を退治し、
甲羅に藻類が生えないようにするという、病気の予防。
さらには栄養素の吸収も助けるという。

このように、亀が健康に生きるために
紫外線は重要な役割を果たしているのだが…
亀は何故長生きなのか? 
根本的には、「酸化ストレス」を溜め込まないからなのだとか。

老化する=「酸化する」と言えるが、
ヒトを含めた全ての生き物は日々酸化している。
しかし、亀はあのスローモーな動きのおかげもあり、
酸化に対する耐久性が強い。
というか、ズバリ言ってしまえば「鈍い」のだ。
鈍いは強い、と言うけれど、
小さなストレスに動揺しないほうが
生き物としては図太く長く生きられるのだろう。

ヒトについてもこれは同じ。
ストレスに対してよい意味で「鈍く」いて、
日々甲羅干しのように自分の体をメンテナンスすること。
亀に学べば、おのずとヒトの生き方も見えてきそうだ。
春の日差しの中、桜と亀に感謝するナカジマでした。

tksmain

亀の甲羅干しだ

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ストレスに対してよい意味で「鈍く」いたいものだ

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