12/19
2016
価値ある本は、まわりの人からの紹介だった
このところビジ達でご紹介している
“目からウロコのおすすめ本”。
その多くは、まわりの人たちから紹介された本なのだ。
たとえば、30年前に「写真の町」を宣言し、
自然や町並みを整えた東川町の町づくりを描いた『東川スタイル』。
この本は、十勝の芽室町で展開するワイナリー構想の関係者でもある
パン屋「カントリーブラン」の主人から紹介してもらったのだが、
芽室町でのワイナリー構想と重なるところがあり、
興味津々で読ませてもらった。
つい最近ビジ達でご紹介した
YKKの創業者・吉田忠雄氏が主人公の『善の循環』や、
天然酵母によるパンづくりを実践するパン屋さんの
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』は
石門心学で共に学ぶ竹花氏の紹介によるものだ。
そして、出光興産の創業者がモデルの小説『海賊とよばれた男』や、
中国の思想家を描いた小説『晏子』は
( “益は無くとも意味はある”のキーワードが頭に浮かぶねぇ…)
鍵山相談役が「いい本」とおすすめしていて知ったのだ。
そういえば、ビジ達で何度もご紹介した寺田本家の
『発酵道』も、私の講演会でプレゼントしていただいたんだっけ…。
それも沖縄での講演会のときに、
「まさに中島さんの価値観と同じですよ」と言われて
いただいた本だったのだ。
こうして振り返ってみると、心からいいと思える本は
同じベクトルを持つ方々から紹介してもらったものばかり!
これは一体どういうことなのだろう?
私は本を2冊出版し、講演会やラジオなど
様々な場で自分の考え方や価値観を発信し続けてきた。
そうすると、私を知る多くの人たちは、
「この人の価値観はこうなんだ」と認識してくれる。
すると、私の価値観に共鳴した人たちが
いろいろな角度から価値観を補強したり、高めてくれる
価値ある本を紹介してくれることに繋がるのだろう。
(うれしいことである)
そして本を紹介してもらった私も、その恩に応えようと
切磋琢磨してゆくことになるのだ。
改めてここで、いい本を時代を超えて読んでいきたいと思う次第である。
そしてやはり、“価値ある”本はいろんな人たちの
口コミにより拡がってゆくのだなあ!
私の本も、誰かにとっての“価値ある”本として
歩んでくれているだろうか。
そろそろ、次なる本も出したいところだけど…。