これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

09/01
2025

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30分で脳が若返るって本当?! “インターバル速歩”の意味。

3分間のゆっくり歩きと、3分間のややきつい早歩きを
交互に30分間繰り返すのが“インターバル速歩”。
(へ〜そんなんで脳が若返るんだ?!)

私は残念ながら、1日1万歩も歩けていない。
そして“インターバル速歩”もしていないのだが…
でも、週に2〜3回は3キロを
結構早いスピード(平均18分)で走っている。

もちろんフィットネスクラブでのマシンランニングなので、
筋トレあれこれやってのサウナ付きである。
(結構、健康的だとは思うのだが…)

私たちの身体と心の健康において、
“歩く”行為は極めて基本的であり
重要な役割を果たしてくれているという。

ところが私たちを取り巻く現代社会では、
デスクワークや便利な交通手段の普及により、
この歩く機会がかなり減少しつつある。

しかし、最新の科学的研究や実践例は、
“歩くこと”がいかに私たちの健康、創造性、
そして人生の質を向上させるかを示してくれている。


【あるTV番組で取り上げられていた“歩くこと”のメリット】

その1 ◆健康の礎としての歩行

まず、歩くことの最大のメリットは健康維持。
身体的には、血行促進や筋力・持久力の向上はもちろん、
血圧の改善や生活習慣病の予防に
効果的であると多くの研究が証明してくれている。

特に、従来の“1日1万歩”の習慣は
一定の効果があるとされていたが、
新たな科学は、“早歩き”の重要性を発信してくれている。

→信州大学が提唱する“インターバル速歩”は、
ゆっくり歩きと早歩きを交互に行うことで、
血圧や体重、認知機能の改善に顕著な効果を
もたらすことを伝えてくれている。

この方法は、3分間のゆっくり歩きと
3分間のややきつい早歩きを交互に繰り返すもので、
多忙な生活にも取り入れやすいのが特徴。


その2 ◆脳を若返らせる歩行の力

実は、“歩くこと”は単なる身体の運動だけではなく、
脳にとっても良い作用をもたらす。
アメリカのスタンフォード大学やイリノイ大学の研究によると、
歩行は創造性や記憶力の向上に直結しているという。

→スタンフォードの実験では、歩きながら考えるときの方が、
座っているときよりも平均1.6倍多くのアイデアが
浮かぶことが示されていた。

→イリノイ大学の研究では、
ウォーキングに取り組むグループの海馬の体積が増加し、
脳の若返りが促進されることも分かっている。

“歩く”という行為が、脳の可塑性を高め、
認知症やうつ病の予防に寄与するとも?!


その3 ◆早歩きがもたらす人生の豊かさ

特に“ジャパニーズウォーキング”と呼ばれる
日本発祥の一定の歩き方は、国内外から高い注目を集めている。
キーワードは“早歩き”で、健康維持や睡眠の質向上、

認知機能の向上に効果的だとされ、
ワシントンポスト紙でも紹介されたという。
わずか30分の早歩きが、体力や心の健康に良い結果を
もたらすとともに、精神的にも
人生を豊かにすると期待されている。

↓ ↓ ↓

いかがだろうか?!
“歩くこと”は、古くて新しい自己管理の手法であり、
健康・創造性・人生の充実にとって欠かせない要素だという。
このすべてが加速する時代のビジネスを楽しむためにも
“歩くこと”に再注目し、生活時間を見直してみよう。

ところで、この“インターバル速歩”はどこでやればいいのか?!
日中の日向は暑過ぎて危ないし…
やっぱりフィットネスクラブのランニングマシンかな〜?!

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マッチョな私も “インターバル速歩”でさらなる若返り?!

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ファインスピリッツキーワード

08/25
2025

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加速する時代の必要条件“環境適応能力”とは?! Grab the Flow, Go with the Flow!

先にも“2040年への変革の時代に挑む!”というテーマで
「これからの地球規模のさまざまな大きな変化に、
あなたはどう対応していくのか?!」
と投げかけたわけだが…

いつもの書店で手にした本で
“環境適応能力”というキーワードに出会ったのだ。

そういえばダーウィンの『種の起源』でも
生物は環境に適応して進化すると提唱していた。
すなわち“環境適応能力”こそが
その後の選択に生き残る理由ということ。

【この加速する時代に必須の“環境適応能力”】

現代社会は、かつてないスピードで変化し続けている。
AI技術の革新や仮想通貨の台頭、リモートワークの普及、
さらにはパンデミックのような未曾有の危機により、
私たちの生活や働き方は、
劇的な変化を強いられていると言っていいだろう。
この流れは今後も加速し、
多くの従来の価値観や常識が覆されていくことは確実。

このような時代において最も求められるのは“環境適応能力”。
“環境適応能力”とは、新しい状況や技術、
価値観に対して柔軟に対応し、
その変化を自らのチャンスへと変える力。
ここがダーウィンの『種の起源』にある
時間をかけての自然選択の“環境適応能力”との違いだ。

歴史を振り返ると、産業革命であり交通革命なども、
変化に適応した人々が新たなビジネスや価値を創造している。
そして、変化に抵抗した人々は淘汰されてきたのだ。

【変化をチャンスに変える心構え】

AIによる情報処理の進化により、
従来の頭の良さや情報処理能力の価値は相対的に低下している。
代わりに求められるのは、新しい技術や価値観に
即座に反応し、柔軟に行動できる力。
変化を怖れるのではなく、“楽しむ”姿勢が、
成功への道を開くことになる。
変化は脅威でもあるが、見方によっては
新しい価値や市場を創出する絶好のチャンスなのだ。
このように、時代のスピードに対応できる“環境適応能力”は、
もはや個人のスキルを超えた必要条件。

【恐怖を超え、未来への一歩を踏み出す勇気】

変化を恐れる気持ちは誰にでもあるが、
その感情を素直に認めつつ、それを逆手に取ることが大切。
恐怖や不安があっても、“面白そう” “新しい挑戦”と
捉えることで、“環境適応能力”は自然と高まるのだ。

実際、変化を楽しめる人は、次々と新アイデアを引き寄せ、
自身の人脈を広げ、最終的に大きな成功へと進んでいく。
これらは、情報収集や多様な人々と交流し、
常に自分の視野を広げ続けることによって育まれる。
すなわち、令和の時代を生き抜くための必要条件は、
さまざまな情報を仕入れながらの“環境適応能力”の向上。

変化を恐れず、楽しむ心を持ちながら時代の先を読むこと。
そして、変化の波に乗る覚悟を持つことこそが、
未来を切り拓く最良の方法なのだ。

環境適応能力とは…
Grab the Flow, Go with the Flow!
「流れをつかみ、流れに乗れ!」
すなわち、“時流をつかみ、時流に乗れ!”ということ。
→実は2017年にこのビジ達で発信してたキーワードだという!

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未来を切り拓く最良の方法とは

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選ばれる仕事道

08/25
2025

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孔子もブッダもソクラテスも そして石田梅岩先生も、弟子たちが後世に発信!!

“真の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり”。
本来の商人は、相手の利益も考え、
自分だけが儲けることを目指すのではなく、
共に発展していくことを大切にする、という意味。
これは300年前の江戸中期に活躍した
石田梅岩先生の言葉。

この言葉、江戸時代の商人道を語っているだけでなく、
経済の在り方であり“日本人なればこその価値観”をも
発信していたと思うのだが…

また、“倹約”を正直の徳とし、利益を追求するだけでなく、
それを人々のために役立てることを説いている。
石田梅岩先生は、“正直” “倹約” “勤勉”の大切さをも語り、
商売でありビジネスの継続のための“在り方”も
発信してくれている。
いまだに私たち日本人の価値観に少なからず残っている理由は、
“石門心学”として江戸時代の終わり頃まで
全国各地で学ばれていたからなのだ。

【作家の五木寛之氏が、ある雑誌の中で…】

「私は中学生の頃までは、『論語』は孔子の書いた書物のように
思い込んでいたのだが…
それが孔子の言行や、彼の弟子たちとの問答を
集録した書であると知ったのは、
少年向けの通俗解説書を手にしたときだった。
“子ノタマワクというのは、そういうことだったのか”と、
ようやく納得したのである。
その意味では、仏典がブッダの死後、
多くの弟子たちや信徒たちの手によって成立したのと似ている。
ソクラテスも自身では著作を残してはいない。
プラトンの手によって彼の思想は後世に伝えられた。
古代の大思想家とは、歩き、人々と問答をし、
弟子たちの質問に鮮やかに答えた存在だったのである」
(うんうん、さすが五木寛之先生!)

その昔は、印刷技術のこともあり、本人が生きているうちに
書物にできることはまずなかったのだろう。
また、その後の多くの弟子たちであり関係者が、
この先生の教えは、後世に残すのに値するという
結論に至らない限り、書物に残すという
大掛かりな作業には取り掛からなかったということ。

それだけ、書物づくりには手間と時間がかかったのだろう。

【石田梅岩先生にも“石田先生語録”がある!】

冒頭で紹介した“石門心学”の石田梅岩先生も、
『都鄙問答』『倹約斉家論』という著書が残っているが、
これらは、石田梅岩先生が塾の運営のために
必要な教科書として創られた著書ととらえている。

石田先生の死後、手島堵庵を中心とする弟子たちが
石田梅岩先生門流の“心学”としてネーミングし、
京都を中心に関西から広がり、
江戸時代後期には全国へと普及して行った。
そして『石田先生語録』として
先生の教えをまとめた言葉集も存在することになったという。
石田梅岩先生が弟子たちに語った言葉や、
彼が考えた商売や人生に関する教訓が収められている。

町民だけでなく、農民・職人・武家にも学びの道を開き、
女性や子供向けの教化方法や教訓書が生まれた。
武士や公家にも影響を与え、日本社会全体に
商人道であり、道徳意識を高める役割を果たしたという。

↓ ↓ ↓

ということで、私的には、
孔子やソクラテスと並ぶ偉人として
石田梅岩先生を紹介したいわけだが…
石田梅岩先生であり、“石門心学”に興味のある方は以下まで
https://bt.q-b.co.jp/wp-content/themes/qb/pdf/sekimon250627.pdf

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石田梅岩先生にも多くの言葉がある

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はなまるア・ラ・カルト

08/18
2025

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鍵山秀三郎相談役が求めた “人間力醸成”へのメッセージ!

今年の1月に逝去された
イエローハットの創業者・鍵山秀三郎氏の
この8月のある日の“一日一話”。
(広島に原子爆弾が投下された日)

『読んだ本の一節をご紹介します。
「人間には能力と人柄と二つの面がある。
現代は能力を高めるほうばかりに目がいってしまい、
そのための学ぶ機会はたくさんある。

ところが現代人は、能力ばかり高くなって、
人柄や人間性、人格が伴っていない。
まるで、エンジンとボディだけで、
ハンドルとブレーキがついていない自動車のようなものだ」
人が凶器になるという警告です。』
(鍵山秀三郎著『凡事徹底』「一日一話」PHP研究所刊)

我らが“掃除に学ぶ会”の鍵山秀三郎相談役の言葉は、
私たち“掃除に学ぶ会”はもちろん、
現代社会に向けても多くの示唆を与えてくれる。
鍵山相談役は、能力と人柄のバランスの重要性を説き、
現代人が能力を追い求める一方で、
人間性が置き去りにされている状況を危惧していた。

能力の向上に多くの時間と資源が投じられ、
多くの新たなテクノロジーが生み出されているが、
人柄や人格形成に対する取り組みが不足していることを
指摘していたのだ。

AIや自動運転、IoTなどの技術革新は、
確かに私たちの日常生活を便利にし、経済の発展を促している。
しかし、それらテクノロジーをどのように
社会に意味のある活用とするかは、
私たち人間の資質にかかっているということ。

もしかしたら、これらの技術が軍事産業であり、
さまざまな地球上でのいざこざに
多く活用されていることにも危惧していたのだろう。


【日本人が有していた高い精神性が失われてきた!】

先にこのビジ達で紹介した“鍵山教師塾”での相談役の話。
「“智”の不足は“情”で補えるが、
“情”の不足は“智”では補うことができない」に通じる。

「半世紀前までの日本人は
“情“によって自分自身を制御していたために
穏やかな社会が保たれていました。
“情“のチカラが“智”の劣っているところを補っていたのです。

戦争によって国土が焼け野原になるという未曾有の惨事に
見舞われたにも拘らず、世相は今より落ち着いていました。
その後、経済的な国力が増加するにつれて
教育の場と機会が豊かになり高学歴の人が多くなりました。

しかし、“智”の面は向上しましたが、それに反比例して
“情”の面が衰退していったのです。
学歴は高くなり“智”の面は著しく向上したのに、
総合力である「人間力」は低下したのです。

「人間力」とは、“智”と“情”の総和ですので、
“情”の面が退化すれば人間力という総和力は低下します。
“情”とは周囲の人に気を配り思いやる心です。
“智”の不足は“情”で補えますが、
“情”の不足は“智”では補うことができないのです」

鍵山相談役の言葉から学べるのは、
新たなテクノロジーの発展だけでなく、
その運用に必要な道徳心や倫理観の醸成には
“智”と“情”の総和である「人間力」が不可欠ということ。

それは、個人だけでなく、組織や社会全体として
取り組むべき課題であり、教育現場でも、
知識やスキルの習得と同時に、人としての在り方や
他者への思いやりを学ぶ機会を
増やしていくことが求められているということ。

まず私たちにできることとして、“トイレ掃除”に限らず、
さまざまな公共の場での掃除に取り組むことが、
私たちの“人間力の醸成”に役立ってくれるということだろう!

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人間力の醸成を!

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目からウロコのおすすめ本

08/18
2025

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どのページを開いても、面白い! 『ざんねんないきもの事典』の狙い。

→本はどのページから開かれても面白くなければならない
→子供(読者)と親(購入者)の両方にアピールする
→子供が不完全に覚えても書店で見つけられるタイトルを目指す
(さすがのマーケティング!)

毎日電車に乗っていると、その見かけも行動も
ちょっと“ざんねんな人”と思うことも多いが…
今回は『ざんねんないきもの事典』の話。

【ざんねんなゾウ→大きすぎて毛を失う】

「地上最大の動物であるゾウ。
その巨体で、ライオンも追いはらえます。
でも、そのために多くのものを失いました。

まず毛。
大きいほど体に熱がこもりやすくなります。
そのため体温が上がり過ぎないように、全身つるっぱげです」

先日、あるテレビ番組で『ざんねんないきもの事典』シリーズや
『わけあって絶滅しました。』シリーズなど
ユニークな切り口で話題の書籍を手掛ける編集者
金井弓子さんの話を聴いたのだ。

この人気シリーズ、出版されてからもう10年になるというが、
そのタイトル含め、読者の心を掴む“面白い”を追求し、
本の隅々まで意図を込めて、
理論的に説明できる本づくりをしてきたという。

まさにマーケティングをしっかり考えての
必然的大ヒットだったのだ。
読者の心を掴む“面白い”の追求であり、
本の隅々まで意図を込めての詳細を以下に紹介してみた!


【金井弓子流ヒット本の法則】

その1 ◆どのページも面白くする

→本はどのページから開かれても面白くなければならない
子供は本を真ん中から突然開くことが多いため、
開いたページが面白くないとすぐに興味を失ってしまう。
そのため、どこを切っても同じ絵柄が出る“金太郎飴”のように、
どのページにもインパクトを持たせることが重要。


その2 ◆“面白い”と“ためになる”の両立

→子供(読者)と親(購入者)の両方にアピールする
子供向けの本は、読む子供と購入する親が
異なる特殊なジャンルである。
そのため、子供が“面白そう”と感じる要素と、
親が“子供のためになりそう”と感じる実用的な情報の
両方を盛り込む必要がある。

例えば、子供が惹かれるような面白いタイトルをつけつつ、
帯には“身近ななぜが全部わかる”といった
親向けのコピーを入れるなど、
常に両者の視点を意識してバランスを取っている。


その3 ◆記憶に残るタイトル

→子供が不完全に覚えても書店で見つけられるタイトルを目指す
子供が友達の本を欲しがる際、
正確なタイトルを覚えていないことが多い。

“命の図鑑”や“身の回りの不思議の本”のように、
内容の特徴を捉えた覚えやすいタイトルにすることで、
親が書店で探しやすくなり、販売機会を逃さない。
書店員がキーワードから本を特定できるような
タイトルが理想的である。

↓ ↓ ↓

うんうん、素晴らしい!
顧客のニーズやウォンツはもちろん、
そのプロセスにおける“選ばれる理由”も
もっと徹底して考え抜かなければならないわけだ。

このくらい細やかで戦略的なマーケティングでなければ
他を出し抜いてのヒットは生まれないということ。
令和時代のマーケティングはもっと複雑になりそうだ!

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読者の心を掴む“面白い”を追求

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