これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

01/19
2026

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2026年スポーツの新たな幕開け。 筋書きのないドラマとエンタメの未来。

あなたは2026年、どのスポーツに注目?
ミラノ・コルティナ五輪のスピードスケート、カーリング、
スキージャンプ、スノボ…

それとも大谷翔平も登場するWBCの連覇?!
いや〜今回48チームも登場し、
優勝を目指して戦うというサッカーW杯?!

経営者会議の懇親会の後も、スポーツニュースを意識して
家に直帰する私なわけだが…
今年は確かにスポーツイベントが目白押しで、楽しみは多い!

まずは北海道十勝の出身者として、スピードスケートの
高木美帆選手の1500メートルに期待したい。
金2個を含む計7個のメダルを手にした彼女だが…
「この4年間必要なことをがむしゃらに求め続けてきた。
チームをつくった動機もすべて、五輪でメダルを取りたい、
1500Mで勝ちたいから」という。

このストーリーとそこで展開される筋書きのないドラマが
私たちをワクワクさせるのだ。


【エンタメ産業は、この筋書きのないドラマとどう戦う?!】

Jリーグ、Bリーグ、Vリーグ、Xリーグ、Tリーグ…
実は、AリーグからZリーグまで、アルファベット26文字
すべて使われているという。

今や、さまざまなスポーツ界が、
エンタメの演出を次々と取り入れ、盛り上げを図っている。
アメリカのコンサートや映画ショーの演出や技術と結びつき、
これまでにない体験を生み出すことに期待が高まっているのだ。

まさに、スポーツイベントの大量開催による
“ライブ体験の加速”である。

ある新聞のコラムに書かれていたことだが…
「これは筋書きのない時間のダッシュ。
日本人選手であり、“推し”の活躍といったスポーツの熱狂に
人々が没入すればするほど、映画や演劇といった
既存のフィクションが地味に見えてしまう。
エンタメ産業は今、かつてない最強のライバルと向き合っている」

うんうん、分かる気がする。
だから、テレビ番組のエンタメと言いながらも
クイズ番組、歌謡番組、スポーツ系番組でも
“サスケ”のように筋書きのない競争番組が多くなっているのだ。


【フィクションにしかできない没入感の演出?!】

では、既存の“エンタメ”はどう生き残るべきか。
答えの一つは、“テクノロジーとの協奏関係”にあるだろう。
例えば、ディズニーとOpenAIの提携が象徴するように、
生成AIはもはや敵ではない。

誰もがクリエイターになれる時代、プロに求められるのは
“圧倒的な世界観の構築”となる。
AIが作る短尺動画や、スポーツの瞬発的な興奮とは異なる、
長時間浸りたくなるような濃密な物語体験。

もしかしたら“ジブリの世界”などはその例かもしれない。
そのジブリ的創造性に、最新技術力をも活かし
視聴者を現実から完全に切り離すような没入感を
演出できるかである。


【“推し”の熱量を物語へ還流せよ】

さらに、スポーツの熱狂から学ぶべきは“推し”の力。
単に作品を提供するのではなく、
制作過程や裏側のストーリーを公開し、
ファンを“制作の仲間”として巻き込む戦略が重要となる。

スポーツ選手への応援と同じ熱量を、架空のキャラクターや
演者に注ぎ込めるような仕掛けづくりをする。
『国宝』にみる上映時間3時間という意味ある長編の物語と、
W主演の“吉沢亮”であり“横浜流星”だろうか?!

兵庫県豊岡市の“出石永楽館”であり、滋賀県“びわ湖大津館”には、
聖地巡礼スポットとして多くの人たちが訪れているという。

まぁとにかく、“エンタメ”は既存の枠を超え、
スポーツとのコラボレーションや
テクノロジーの活用を通じて進化する必要があるということだ。

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“エンタメ”は既存の枠を超え進化していく

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はなまるア・ラ・カルト

01/05
2026

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台湾で存在感を増す日本ブランド?! 大戸屋、コメダ珈琲店、マツモトキヨシ…

台北の街を歩くと、吉野家、すき家、コメダ珈琲店、サイゼリヤ、
くら寿司、大戸屋、ビアードパパ、
そしてユニクロ、マツモトキヨシ、ダイソー、etc.…スゴっ!

この風景が、当たり前の風景になりつつあるようだ。
(年末の台湾食べ歩きツアー体験)

ここ台北を訪れたのは、
“掃除に学ぶ会”のイベントが最後だろうか?!
それから10年以上経つのは間違いないだろう。

セブンイレブンを含め日本のコンビニは、
当時からあちこちにあったが、ここ10〜15年で
日本ブランドの数は一気に増え、日本の日常そのものが、
台湾に“輸出”されたかのような様相である。

とはいえ、街角に多くある台湾ならではのオープン厨房でも…
鉄板に小麦粉生地を敷き、チーズやハムを載せ、
チューブに入ったタレを1周回して掛けたら、
クルクルっと丸めて一丁あがりの朝食も、
みなさん並んで買っていたのだ。

これだけの日本ブランドが並ぶ背景には、
日本への信頼感と、“ほどよい価格でそこそこのクオリティ”
という価値観の共有もあるのだろう。

北京語を話せるなら、利用する彼ら若者に
これらの棲み分け方についてあれこれ聞いてみたいところだが…
(中国語は全然解らないし、英語もほとんど通じなかった)


【台湾は、アジア戦略のテストマーケットということ?!】

台湾は、言語や文化が中国語圏でありながら、
日本への親近感が強く、政治的リスクも比較的低い地域。
この特性ゆえに、日本企業にとっては
“アジア展開の実験場”として機能している。

メニューのローカライズやデジタル注文、
デリバリー対応、内装デザインのアップデートなど、
台湾で先に試し、成功モデルを東南アジアや他の中華圏へ
広げていく流れが今後さらに強まると予測できる。

とりわけ外食と小売は、フランチャイズ展開や
マスターフランチャイズ契約を通じて、
資本とノウハウを現地に委ねる形が主流になろうとしている。

日本本社は“ブランドとオペレーションの設計者”であり、
アジア各地をネットワーク化する
司令塔になろうしているのだろう。


【“日本らしさ”と“現地化”の再定義がポイント!】

今後10年を見据えると、単に日本の味や商品を
そのまま持ち込むだけでは、
生き残れない局面が増えるのかもしれない。
同じブランド商品でも、関東と関西の味を変えているように
そのローカルの特性を考えた試行錯誤も必要ということ。

台湾の若い世代は、日本に憧れると同時に、
韓国や欧米、中国本土のトレンドにも敏感で、
彼らに支持されるには、“日本らしい安心感・細やかさ”と、
“台湾ローカルの生活感・スピード感”を
どう融合させるかが勝負どころ。

健康志向、サステナビリティ、キャッシュレス決済、
SNS映えなど、アジア共通の新しい軸に、
日本ならではのストーリー性を乗せられるかどうか。
(もちろんリード役を務めるZ世代の価値観ということだが…)

台湾で磨かれたそのバランス感覚が、
そのまま東南アジアやインドなど、
次の成長市場に持ち込まれることになるのだろう。

↓ ↓ ↓

台湾で存在感を増すこれら日本ブランドは、
アジアで“生活インフラ”に近いポジションを
獲得できるかどうかの分岐点に立っているのかもしれない。

それにしても、ここ台湾で、
見慣れた“日本ブランド”をたくさん観れることで
何気に安心し嬉しくなるのは、私だけだろうか?!

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台湾ならではのオープン厨房

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はなまるア・ラ・カルト

12/15
2025

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鍵山秀三郎相談役から学ぶ-part 3 「掃除には、意義と効用がある!」

鍵山秀三郎『凡事徹底』
テーマ/『掃除の意義と効用』

「掃除にはさまざまな意義と効用があります。
そのなかで、とくに私が感じるのは次の三つです。

(1)掃除は自己を確立することができる。
目の前の問題を受け止め、自分で考えて行動するようになる。

(2)掃除は周囲の人に配慮して、
いつも先のことを考えるようになる。

(3)掃除は人と時間・行動を共にするため、
目標と価値観を共有できる。」

(鍵山秀三郎著『凡事徹底』「一日一話」PHP研究所刊)

改めて鍵山相談役の発信してきたことを、
この『凡事徹底』を材料に振り返っているわけだが…
以下、拙著『非効率の会社がうまくいく理由』より

「私一人で始めた社内の掃除も、少しずつ協力する社員が現れ、
イエローハットになってからは、大きな変化が出始めました。
まず社風がよくなったのです。

掃除は普通、共同作業で行います。
ゴミを掃くのも、それをゴミ袋に入れるのも
そのあとを片付けるなども
みんなと連携して行うことで連帯感と協調性が生まれ、

社内の人間関係がとてもよくなったのです。
社員一人ひとりの表情が明るくなり、
人によっては見違えるほど人相がよくなった人もいます。

当然、家族や周囲の人にも
やさしい気遣いができるようになります。
こうした変化はお客様や取引先への対応にも現れました。

私がそれに気づき始めてから当社の業績も
目に見えて上がっていきました」

【鍵山相談役がたった一人で始めた“掃除”は…】

20年を過ぎた頃、イエローハット全体に広がり、
“掃除をする社風”が取引先やお客様からも
評価されるようになった。

その頃になると、社外の直接仕事とは関係のない人までが
鍵山氏の元に“トイレ掃除の方法を教えてほしい”と
訪ねてくるようになったという。

そしてフランチャイズのお客様を見つけるのに、
広告を掲載したり、営業活動を行うことはなく、
すべて“イエローハットと取引をしたい”と希望する顧客や
すでに取引している会社からの紹介だけで
ビジネスが成り立ったというのだ。

↓ ↓ ↓

“日本を美しくする会”には、「なぜトイレ掃除なのか?!」の
以下の5つのバリューがある。

01◆謙虚な人になれる
どんなに才能があっても、放慢な人は
人を幸せにすることはできない。

02◆気づく人になれる
世の中で成果をあげる人とそうでない人との差は、
無駄があるか、ないか。
無駄をなくすためには、気づく人になることが大切。

03◆感動の心を育む
感動こそ人生。
できれば人を感動させるような生き方をしたい。
そのためには自分自身が感動しやすい人間になることが第一。

04◆感謝の心が芽生える
人は幸せだから感謝するのではない。
感謝するから幸せになれる。

05◆心を磨く
心を取り出して磨くわけにいかないので、
目の前に見えるものを磨く。
特に、人の嫌がるトイレをきれいにすると、心も美しくなる。

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『凡事徹底』を元に振り返る

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はなまるア・ラ・カルト

11/25
2025

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鍵山秀三郎相談役から学ぶ その2 「大切なことほど数値化できない!」

鍵山秀三郎『凡事徹底』
テーマ/『数値化』

「学問的な能力だけを判断基準にしてきた社会風潮が、
世の中の乱れを引き起こしてきた原因だと思います。
学問的な能力は、数値化することが可能です。
数値化すると測定しやすく、順位が決めやすい特徴があります。
しかし、大切なことほど数値化できないのも現実です。
大切な人間性や人柄をおろそかにしてきたそのツケが、
現代社会の問題となっています。」
(鍵山秀三郎著『凡事徹底』「一日一話」PHP研究所刊)

何でも数値化し、比較して優先順位をつけて…
これが当たり前であり、これがいまどきの常套手段。
さて人の可能性に対してどう測ったらいいのだろうか?!
人間力は測れるのだろうか?!
2007年に出版された拙著
『非効率な会社がうまくいく理由』に書かせていただいた
“イエローハット”の創業者・鍵山秀三郎相談役の話には
以下のようなものが…

【私にできることは掃除しかありませんでした!】

時代は高度成長期に差し掛かった頃で、どこの会社も人手不足。
生まれたばかりの零細企業だったローヤル(イエローハット)には、
なかなか人材が集まらない。
そんな状況下で、入社を希望する人は、
様々な企業を転々としてきた人が多く、
気持ちも荒んでいたという。

営業から帰ってくると、外回りでの嫌な体験から
カバンを机の上に放り投げたり、
机を蹴っ飛ばしたりする社員もいた。
こうした光景を見ていた鍵山社長は、社員の荒んだ心を癒し、
穏やかにすることが会社にとってまず必要なことだと考えた。

しかし、言葉で直接注意したり、
文章で伝えることが苦手だった鍵山社長は、
普通の経営者では考えつかない行動に出た。
それが“掃除”だった。
出社してくる社員が汚れやゴミを目にしなくて済むように
職場環境をきれいにしておきたかった。
きれいな職場になれば人の心は落ち着き穏やかになると
思って始めたという。

休日も返上し自分の家族まで使い、
とにかく社内をきれいにすることを心がけた。
でもなかなかこの思いは社員には伝わらなかった。
掃除などする時間があるなら
一つでも売り上げを伸ばす努力をするべきだと。
うちの社長は“掃除”しかできないと
社員たちは陰で社長を批判した。
何度もやめようかと思ったという。
それでも私にできることは“掃除”しかありませんでしたと。

【たかが掃除、されど掃除!】

数値化できない人間力や人柄こそが
現代社会においてますます重要になっているのだ。
鍵山相談役から教わった“掃除” の実践は、
数字では測れない心の穏やかさや誠実さを学ぶための行動。
“たかが掃除、されど掃除”である。

時代の変化とともに、売上やランキングといった
数値だけでなく、相手の人間性や信頼感といった
目に見えない価値を察知する感性を養うことも求められている。

↓ ↓ ↓

あなたもそろそろ鍵山流の“徹底した掃除”に
チャレンジしてみませんか?!
毎月第3木曜日午前5時50分、
新宿歌舞伎町シネシティ広場で待ってま〜す。
(場合によっては、新宿東口広場の時も)

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“掃除”がもたらすものとは

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はなまるア・ラ・カルト

11/04
2025

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鍵山秀三郎相談役から学ぶ-その1 「思いやりが伴ってこそ“教養”!」

鍵山秀三郎『凡事徹底』
テーマ/『教養』

「教養のある人とは、頭のよい人のことをいうのではなく、
思いやりのある人のことだ」と孟子の言葉にあります。
近年、学歴が向上した分だけ、
知識や資格を持っている人が増えてきました。

逆に、自分さえよければという
思いやりのない人も多くなっています。
たとえ高学歴でも、かならずしも教養のある人とは言えません。
思いやりが伴ってこその教養です。
(鍵山秀三郎著『凡事徹底』「一日一話」PHP研究所刊)

近年、教育の進展に伴い多くの人々が高い学歴を得て
さまざまな資格をも手にすることで
これが“教養”と思っている人が多くなっているのも確か。


【ChatGPT4oに聞いてみると…】

“教養のある人”とは、豊かな知識や幅広い教養を持ち、
礼儀正しく思慮深い人を指す。
知識だけでなく、文化や社会、歴史について理解が深く、
それを日常生活や人間関係に活かすことができることが重要。

また、他者への思いやりや謙虚さ、言葉遣いや態度に品性が現れ、
コミュニケーション能力も高い人。
(さらに…)

教養のある人は、自己研鑽を絶えず続け、
新しいことにも積極的に学び続ける姿勢を持っている。
これらの特性は、相手への敬意や場の空気を読む力など、
人間的な魅力と結びついている。

教養は生まれ持ったものだけでなく、
意識的に身につけることができるものであり、
社会的な信頼や尊敬を得るための土台ともなるだろう。

→思いやりや謙虚さ、言葉遣いや態度に品性が現れ…
ふむふむ“品性”ねぇ〜(これは難しい)
ChatGPTもわかっているってこと。


【“イエローハット”の由来は、児童がかぶる“黄色い帽子”】

鍵山相談役(掃除に学ぶ会)は、1961年に
株式会社イエローハットの前身“ローヤル”を創業。
1975年に直営1号店“イエローハット宇都宮南店”を開設。
1993年には電子部品製作会社の田中義人代表と共に
第1回“掃除に学ぶ会”を開催。

そして1997年にはイエローハットは東証一部に上場。
その後、店舗網を拡大し2025年には国内店舗数は749店舗に。

◆社名“イエローハット”の由来は、
通学時に児童がかぶる『黄色い帽子』。
モビリティ社会に携わる企業として、
人とクルマの心地よい共存関係と
すべての方へ“交通安全”を願う想いが込められているという。

この社名の由来だけを取り上げても、
鍵山相談役が事業を展開しながらも、
何を見据えて事業をしているのか、
その存在理由は何なのかを常に考えていたことがわかる。

↓ ↓ ↓

鍵山相談役が指摘するように、
“教養”とは、単に知識の多さや頭の良さではなく、
人に対する思いやりに基づくものなのだろう。

孟子の“教養のある人とは、思いやりのある人のことだ”は、
現代のように知識や資格の取得が重視される時代にこそ、
より意味を持つ言葉。

私たちはいつの間にか“人間力”の育成を
見落としてきたのかもしれない。
果たして、人間力はどう育めばいいのだろう。
古稀になってもまだ答えを持っていないのだが…


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先を見据えた鍵山相談役の言葉

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