これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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はなまるア・ラ・カルト

06/09
2025

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私にはわからない“ガチャガチャ”の魅力と若者文化の新潮流

東京駅丸の内・地下広場に現れたガチャガチャの島。
こんなにガチャガチャを並べて回収できるのだろうか?!
(先日改めて訪れてみると、何もない広場になっていたが…)
なぜ、ガチャガチャにそんなに若者は投資するのか?!
その価値がわからない昭和世代が思うガチャガチャの可能性?!

ガチャガチャの起源はアメリカと言われているが、
進化が著しく、多くの興味関心を得たのは
日本での発展があったからと言われている。
いまガチャガチャは日本にしかないと言ってもいいだろう?!
現在は海外でも展開している企業が増えてはいるが、
大きさや重さ、権利などの関係もあり広がっていないのが実際。

私たちが海外で観光地を巡るように
秋葉原のアニメ関連商品を物色し、ガチャガチャを回すのは、
外国人観光客にとっての楽しみの一つ。
まさに”日本らしいこと”でもあり、
日本にしかない遊びということのようだ。

【ガチャガチャは、偶然性と驚きの文化?!】

1965年にアメリカから上陸してから60年。
ガチャガチャは、その“偶然性”と“驚き”の要素で
多くの人々を魅了し続けているようだ。

情報が瞬時に手に入る現代社会では、
多くのことが計画通りに進むことが求められるが、
そんな中で“何が出るかわからない”という
ガチャガチャの体験は、新鮮で心をワクワクさせるという。
(コインを入れてレバーを回すだけで、ワクワクするんだ?!)

この意味で、ガチャガチャは日常生活に小さな驚きと興奮を
もたらす存在として位置づけられている。
もしかしたら、あのクレーンゲームも一緒なのだろうか?!
残念ながら私たち昭和世代は、
そんな割の合わないところにお金を投資しないのだが…

【SNSが作る新たな感動や驚きの共有体験】

このガチャガチャブームは、第4次ブームだという。
そこには、SNSの存在が。
人々は手に入れた景品をSNSに投稿し、
その感動や驚きを共有し、そしてより多くの人が共感。
新たにガチャガチャを試してみたくなるという。

SNSは、ガチャガチャの楽しさを個人の経験から
コミュニティ全体に拡大させる媒体となり、
一体感のある文化を醸成しているのだ。
これにより、従来ガチャガチャに興味がなかった人々も
新たに関わりを持つ機会が増えているという。

また、ガチャガチャは近年、キャラクター商品の枠を超え、
個人の趣味嗜好に合わせた多様性を展開している。
出てきたものが自分の欲しいものでなかった時は、
グループ分けしてメルカリで販売しているという。
この辺の対応も、今ならではといえる。

【ガチャガチャは、次世代の文化的価値観をも創造するのか?!】

私のようなガチャガチャの魅力が分からない世代にとって、
この現象は新鮮で、次世代の消費者文化の一端を
理解する手助けとなるのだ。
今後もガチャガチャは、そのシンプルで魅力的な
プロセスを通じて、新しい世代の文化的価値観を形成する
重要な一因となるのだろう。

これをベースに、次なるガチャガチャ的感動の遊びが
生まれてくるのかも知れない。
ガチャガチャは、これからも私たちの生活に…いや、
私たちより若い世代の人たちに彩りを与え続けるのだろう。

もしかしたらガチャガチャも、
すでに“日本の文化”の一つと言えるのかも知れない?!

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驚くほどの数が並ぶ

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はなまるア・ラ・カルト

04/28
2025

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集中力を高める時間術。 改めて“ポモドーロ・テクニック”に注目!

「忙しい人には時間がある。暇な人には時間がない―」
あるテレビのゲストを招いて紹介する番組で、
あの鶴瓶師匠から教えてもらったと…
うんうん、どこかで聞いたことある言葉。

忙しい人ほど時間管理能力が高く、
効率的に時間を使いこなせるという意味。
一方、暇な人は時間を浪費しがちで、
結局時間がない状態に陥る可能性が高いという。

このすべてが加速する令和時代のビジネスにおいては、
時間管理の巧拙が、日々の生産性を左右する。
限られた時間をいかに有効活用するかが成功の鍵。

企業の管理職が実践するのは、
優先順位の高いタスクを毎朝一番にこなすこと。
これにより、重大な仕事を後回しにすることなく、
一日の充実度を高めているという。

私の時間管理の基本も“前倒し”。
一日の中でも、最重要作業は先に設定し、早めに取り掛かる。
この毎週の“ビジ達”も、余裕を持って準備するようにしている。
思いもせず多くのイベントやセミナーが立て込み、
資料づくりやコラムに
時間を割くことができないときがあるからだ…

アポイントも3つの選択肢があれば、
より近い日程を前倒し設定している。
つまり、ビジネスの重要な瞬間において、
“チャンスを逃さない”ためでもあるのだ。


【注目したい“ポモドーロ・テクニック”】

そこで“ポモドーロ・テクニック”と名づけられた時間管理術。
これは集中する時間と休憩時間を交互に設けることで、
持続可能な作業リズムを生み出す時間管理のこと。

起業家であり作家のフランチェスコ・シリロ氏が提唱した
“ポモドーロ”(イタリア語)、すなわち“トマトテクニック”。
シリロ氏がトマト型のキッチンタイマーを
用いていたことに由来しているという。

その手法は…
タイマーを25分にセットしたら作業を開始し、
タイマーが鳴ったら3~5分の休憩を挟む。
そして、4~5サイクルごとに、
15~30分の長い休憩を取るというもの。

これにより、曖昧なタスクとルーティンワークの
両立に苦しむ状況から脱却できることに。
具体的には、曖昧なタスクが気にかかり進まなくなると、

精神的ストレスを引き起こし、
さらに生産性を下げるという悪循環に陥りがち。
“ポモドーロ・テクニック”は、これを細分化し、
“今から25分間はこれだけに集中する”とタスクを絞ることで、
余計な心配を払拭し、ストレスが軽減されるという。

これにより心の負担が減り、
生産性が向上するという好循環が生まれるのだ。

無理をせずに集中力を長く持続させることで、
仕事と健康のバランスを保ちつつ
高い成果を挙げられるこの手法は、
シンプルだからこそ実践しやすく、効果も得やすいという。

↓ ↓ ↓

さまざまなアプリやChatGPTを活用することで
その作業効率は上がってはいるが、
その分の任される仕事が増えてもいるはず。
“忙しい人には時間がある”という言葉が示すように、
効果的な時間管理は、ビジネスにおける成功には不可欠。

ビジネス環境は常に変化しており、求められる成果も多様。
各自が自身の時間を尊重し、有効に活用することが、
長期的な成長と成功につながるということ。

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持続可能な作業リズムを生み出す

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はなまるア・ラ・カルト

03/24
2025

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美しく美味しい“あんぽ柿”から学ぶ 差別化と高付加価値化!

この季節、スーパーマーケットに行くと
つい買ってしまう“あんぽ柿”。
普通の“干し柿”を手にすることもあるのだが
“あんぽ柿”のあの美しい柿色と
トロリとしたイメージについ惹きつけられる。
ご覧のようにその美しさはアップル製品にも似合うほど。

2023年、あんぽ柿生産量日本一を誇る“JAふくしま未来”が
“あんぽ柿”が誕生してから100周年を迎えたことを記念して
「あんぽ柿の日」を制定したという。
→ 2023年1月13日に「伊達のあんぽ柿の日」として
12月・1月・2月の各月13日を記念日に。
地方自治体もこれからは生き残り競争だから
いろいろ考えてるねぇ〜。

この“あんぽ柿”、ご存知だと思うが
甘柿でなく渋柿を干してつくられている。
実は甘柿より渋柿のほうが実際の糖度は高く、
干し柿は渋柿で作るほうが美味しくなるんだという。
美味しさだけでなく、ビタミンAやタンニン、カリウム、
食物繊維などを多く含み、美容や健康にも良いのだと。
ほど良い甘さで栄養価も高く、たくさん食べたくなるが、
1日2個までがお勧めだそう。

この“ビジ達”で、このような“あんぽ柿”の知識を
発信したいわけでなく、ここからが学び。

【その1、独自の差別化戦略】
一般的な干し柿とは異なり、“あんぽ柿”は完全に乾燥させず、
半生のジューシーさを残している。
この“完全にしない”という選択は、
商品に独自性を持たせるための差別化戦略。
私たちのビジネスにおいても、一般的な手法にとらわれず、
自社独自の強みを創出することが重要。

→先日のNBC Beyond Business Channel NEOに登場した
ある広告代理店を展開する経営者は…
まだ中小企業の規模ではあるのだが、
全国の地銀や信用金庫など
金融機関に特化した広告会社として展開することで、
アドバンテージを持って事業展開できていると語っていた。
なんと全国の地銀の80%、
信用金庫のほとんどとの取引があるという。

【その2、高付加価値化】

通常の干し柿は、渋柿の皮を剥いたらそのまま干して
乾燥させるが“あんぽ柿”は硫黄燻蒸(くんじょう)してから干す。
硫黄燻蒸は、酸化して黒くなってしまうのを防ぎ
雑菌の繁殖も防いでくれる。
自然の素材を最大限に活かし高付加価値の展開。
だから普通の干し柿よりも美しく水分量も多く
やわらかいものが作れるという。
何をどうプラスして、どんな括りでブランディングを図り
どうアプローチするか。

→先日のNBC Beyond Business Channel NEOに登場した
ある30代の経営者は…
学生の頃に企業からスポンサーを得て
“世界一周プロジェクト”を実施した経験から
日本国際化推進協会を創設し、
世界中に“日本ファンコミュニティ”を構築。
(外務省と共に世界120カ国219組織にもなる
帰国留学生ネットワークを構築)
“日本の国際化を通して、日本と世界の架け橋に!”
をキャッチフレーズに、世界の企業のブリッジ役として
事業会社も展開している。

甘さを控えながらも高い栄養価を持つあんぽ柿は、
実は私の大好物。
美容と健康にも良いとして多くの人に親しまれている。
令和のビジネスこそ、商品やサービスの独自性を追求し、
高付加価値を創出することが成功への鍵となる。

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私の大好物“あんぽ柿

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はなまるア・ラ・カルト

03/10
2025

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私たちのビジネスの意思決定にも 影響する“行動経済学”!

という投げかけで1年半前に紹介した“行動経済学”。
思った以上に人気だったのだろう…
『マンガでカンタン!行動経済学は7日間でわかります。』
(相良奈美香著・西野みや子漫画)が登場した。

ちなみに、私たちがついSNSであり動画を
見続けてしまうのは、すでに“行動経済学”的考え方を
あれこれ取り込んでいるからに違いないのだ。
タブレットやスマホなどを使ったショッピングの方が
より多く買ってしまうのも…
あの“ポイント5倍デー”に惑わされて
ついつい買い過ぎてしまうのも…
ふむふむ…この令和の時代には“行動経済学”は
かなり重要な学問かもしれない。
ということで、改めて“行動経済学”を学んでみよう!

【脳の2つの思考モード“システム1 vsシステム2”】

ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは、
人間の脳には“システム1”と“システム2”
の2つの思考モードがあり、
人は情報処理をする際にこの2つの思考モードを
使い分けていると指摘する。

“システム1”はファストとも呼ばれ、
直感や経験をもとに素早く判断する思考モードを意味する。
一方、“システム2”はスローとも呼ばれ、
注意深く時間をかけて判断する思考モードを意味する。
論理的な考察やデータの分析は、
この“システム2”によるものといえる。

この2つの思考モードは、時と場合に応じて配分が変わり、
無意識に連動しながら同時に動いている。
ただし、“システム1”での判断は、
合理性から外れた意思決定につながることが
往々にしてあるため、人間がいつ“システム1”を
使いがちになるのかを知っておくことが、
誤った判断をしないための助けになるという。

【人は「状況」によって意思決定させられている?!】

人の意思決定や行動は、置かれた状況や環境に
強い影響を受けている。
例えば、“錯視”でよく使われる図を思い描いて欲しい。
周りの丸の大きさが異なることで、
中心の丸が大きく見えたり小さく見えたりする。
この目の錯覚と同じように、天気、順番、
無意識に与えられた刺激、提示のされ方など、
自分の頭の外にある状況によって、
人の意思決定や行動が決定させられているという。

事例①買い物中も人の存在に影響を受ける“単純存在効果”
スーパーでの買い物で、1人だと1番安いものを選ぶのに、
周りに人がいるだけで高いものを選んでしまう。
周りに誰かがいるときと誰もいないときでは、
意思決定に違いが出るという。

事例② モチベーションが下がってしまう“過剰正当化効果”
もともと好奇心や興味などの内発的動機から
取り組んでいた作業に、報酬や評価などの
外発的動機が用意されると、“やりがいがあるからやる”
という本来の欲求が“人にやらされている”という感覚に変わり、
モチベーションが削がれてしまう。

↓ ↓ ↓

“行動経済学”は、人々が非合理な選択をする理由を
理解するための重要な視点を提供してくれる。
すなわちこの“行動経済学”のノウハウは、
発注企業を決めるコンペティションのときなど
そのプレゼンの仕方によっては優位に展開可能ということ。

そして多くの人は、購買行動やモチベーションのための
施策内容によっても大きく左右されるという。
ということは、より興味を持ってもらい
つい買ってしまいたくなる演出をどうするかなのだ。
令和の時代において“行動経済学”は、
売る側にとっても買う側にとっても
意思決定をより豊かにする鍵となる学問ということだ。

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『マンガでカンタン!行動経済学は7日間でわかります。』 (相良奈美香著・西野みや子漫画)

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はなまるア・ラ・カルト

02/03
2025

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“移動する人はうまくいく”は、本当?!

先日書店で手にした本が
『移動する人はうまくいく』(長倉顕太著)という本。

勝手に内容を集約すると…
私たちは、“環境→感情→行動”の順で動いているから、
環境を変えることは、行動を変えることにつながるというのだ。
(うんうん…)

読んでいて、“それは違うだろう”と言いたくなる部分も
多くあるのだが、このタイトルのようなことを
私も度々考えていたので、思わず手にしたということ。

この私も、親からは学校の先生であり、
公務員がいいと言われていたが、
とにかく田舎から東京に出向くことが、
いろいろなことが変わり、多くの学びが期待できたのだ。

“変わることは学ぶこと”であり、
自分の次なるステージに上がることと思っていた。
まぁ、18歳までは勉強も含めほとんど自慢できるものはなく
ランクでいうと底辺にいたわけだから。


【とにかく、私個人も会社も度々“移動”した!】

私個人の移動であり引越しは
北海道十勝から東京の学校の寮を皮切りに
アパートを転々とし、今のマンションで7回目だろうか?!
引っ越す度に、その広さも含め進化はしていたような…。

勤め先も、最初は印刷関係会社の企画デザイン部門、
次は神楽坂の広告企画会社という触れ込みに騙されて
営業をさせられた会社。

そのお陰で次は勤めるのをやめてQB創業。
そのクオーターバックも創業の早稲田から秋葉原、
東神田、新宿区の新小川町、そして今の浅草今戸と7カ所目。

うんうん、確かに動く度に会社はいい進化をしていたような?!
会社の規模的にも手狭になったから引っ越すわけだが、
当然引っ越すことで、会社の立地環境も含め
仕事への刺激でありプラスアルファがあったのは間違いない。

一度は、東神田のビル(6階建)のオーナーが
破産宣告したことで、ビルを安く買わないかという話もあったが、
移動することの重要性を思っていた私は、
目先の得より、長期の成長を優先した。

そういえば、“中島セイジと行く海外ツアー”は
1996年から、約四半世紀継続した。
この海外ツアーも、欧米を中心にさまざま国を訪問し
いろんなトラブルも経験し、学びも多かった。
あのコロナパンデミックにより、このツアーも途絶えたということ。


【環境の変化がもたらす成長】

このように振り返ると、移動というアクションが
私自身と会社にとってどれほど大きな意味を持っていたかを
改めて感じることができる。

移動することで新しい環境に身を置き、
その都度新たな挑戦をすることが、
私たちを進化させる原動力となっていたのだろう。

本書『移動する人はうまくいく』でも強調されているように、
環境の変化は私たちの感情と行動に直接影響を与える。
新しい場所で新たな刺激を受けることは、
私たちの考え方や価値観を豊かにし、
行動を改革する触媒となる。

だからこそ、移動を恐れず、
常に新しい何かを求める姿勢を持つことが重要ということ。
もちろん移動にはリスクも伴うが、
それ以上に得られるものは大きいのだ。

私が歩んできた移動の軌跡を振り返ると、
思い切って移動を選んでよかったと心から思える。
移動することは、すなわち進化することであり、
生涯学び続けるための第一歩なのだ。

あなたもそろそろ、移動のときなのでは?!

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環境を変えることは、行動を変える

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