これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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11/01
2021

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値上げして“450円”。“メルシー”のSDGsとは⁈

うんうん、この濃いめのスープがまさにメルシーの味。
大きめの煮干とモミジの出汁スープだ。
相変わらず美味しいのに、値上げしても“450円”だって⁈

“クオーターバック”を創業してから39年。
その時から食べ続けているメルシーのラーメン。
「え〜ほんと⁈」といいたいだろうが…

実は39年前に創業した地が新宿区早稲田であり、
メルシーから100メートル以内だったのだ。
(ふっふっふっ、多分メルシーに出前させたのは私くらいかも⁈)

外装にも内装にもほとんどお金をかけない。
新たな商品も創らない。
働いてる人もほとんど変わらない。
宣伝は一切しない。
メニューもボードに紙を貼ってるだけ。
新店も出さない。

でも、ラーメンは独特に美味しくて
手間はかけているが、とにかくリーズナブル。
だから、60年以上ず〜っと繁盛は続いているメルシー。

さて、39年間メルシーにお世話になり、
ずーと見守ってきた私として、
メルシーのビジネスについて改めて考えてみた。

「これってビジネスとして正解なのだろうか?」

どんどん、売り上げを伸ばさなくていいのだろうか。
他店舗展開しなくていいのだろうか。
今時の商品づくりをしなくていいのだろうか。
オシャレな店づくりしなくていいのだろうか。
働き方改革しなくていいのだろうか。

中島の結論は…
お金のない学生たち、早稲田の住人たちにとっては
かけがえのないメルシーだったわけで…
まさに地域貢献を60年以上担ってきたということ。

このメルシーのビジネスにこそ“存在理由”があり、
注目のSDGsにも十分貢献している。
そう、社会課題の解決にも貢献しているということ。

儲けて大きくするのが私たちのビジネスの本来の目的ではなく、
株主に多くの配当を配ることも目的ではない。

私たちのビジネスの目的は、
社会課題の解決につながる“存在理由”こそが
一番の目的なのだ。

やっぱり応援したい“早稲田のソウルフード”と言えるのが
メルシーだったのだ。
そして60年も前からSDGsに取り組んでいたとは⁈


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飾り気のないメニュー表!

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早稲田のソウルフードに行列

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10/25
2021

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これが“Doing a Dyson”ってこと⁈

ついに注文していたダイソンのドライヤーが我が家に届き、
毎朝のシャワー後に何日か使ってみた。
(ほ〜、ダイソンが創るとドライヤーはこうなるわけ)
私が使ったことあるDyson製品というと
掃除機を何種類かと、このドライヤーしかないのだが…

これまでの使っていたドライヤーからすると
かなり思い切らないと買えない価格帯。
とはいえ、これまでのドライヤーとはかなり違うモノなのだ。

Dyson流にいえば…
「温風を毎秒20回測定することで髪に安全な温度に保ちつつ、
風圧の高い風によって髪を素早く乾かすことができる」という。

確かにあまり熱くならないのに乾くのも早い。
音の大きさも通常のドライヤーの半分くらいなので
これまで諦めていた乾かし途中でのミュージックもOK。
“オグシ”を大切にしている私としては
結果として髪にダメージを与えないというところがいい。
(そう、髪はず〜とあって欲しい!)

ふむふむ、確かにDysonが創るものは
これまでの家電メーカーのものと一味も二味もちがう。
(価格もかなり違うが…)

これがヨーロッパではよく使われる“Doing a Dyson”ってこと⁈
日本語にすると“ダイソンする”っていうこと。
掃除機から始まり、扇風機、ファンヒーター、ドライヤー、照明…
ダイソンはこれまでの家電を一つずつしっかりと機能性を加え
“Doing a Dyson”を実践している。

ダイソンはこれまでのメーカーがつくる家電とは
違う技術力とアイデア、デザイン力によって
性能の高いこだわりのモノづくりを実践している。

ここまで成熟化した社会では、この“Doing a Dyson”が大切なのだ。
もっと高い性能でデザイン性も高く、
SDGsにかなったモノづくりを求める人が多く出てくるということ。

私たちは、DX含め少し目線を上げて、
新たなステージへ革新するとき。
“Doing a Dyson” 、“Doing a Tesla”に負けない
モノづくりを実践して欲しい!

地球規模でその先を見据えての“意味あるモノづくり”へ!
新しい時代の“Doing a Japan”の実現を期待したい。

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性能の高いこだわりのモノづくりを実践しているDyson

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10/18
2021

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あれから10年の東北被災地で“仮面ライダー”と出会う‼︎

仮面ライダーの初代藤岡弘、が“変身〜ん”と言ってから50年。
何と50年にわたって多くの子どもたちに
“正義の勇気”を与えてきたわけだ。

今もテレビをつけるとオシャレな“仮面ライダー”が活躍している。
そして、藤岡弘、が扮する仮面ライダーとの違いは、
見てくれも違うが、精神面も違う仮面ライダーが描かれていたような…
その昭和の時代とは時代背景も変わり、
当然、違う仮面ライダーを描かなければ観てもらえない。

この“ビジ達”でも度々発信する、成熟化による価値観の違いがあり、
仮面ライダーにもそれが反映されていないとウケないわけ。
50年も経つと、ヒーローの在り方もかなりシフトしてくるし、
その姿のデザインも変わってこないと観てくれない。
常にその時代のカッコいい仮面ライダーを描いてきたということだろう。

そう考えると50年もの間
番組として発信し続けられたことが賞賛に値する。

さて、今回あれから10年の被災地訪問で、
なぜ“石ノ森萬画館”訪問となったのか?

せっかく石巻に来たなら、誰もが子どもの頃お世話になったはずの
石ノ森章太郎先生の“石ノ森萬画館”も訪問するべきと。
(この萬画館も被災に遭っているわけだが…)

石ノ森章太郎先生が仮面ライダーを漫画雑誌に描いてから
なんと52年。
当時10歳で読んでいた子供は
もう62歳の初老のおじさんになっているということ。

ということで、この“石ノ森萬画館”には
歴代の仮面ライダーがずら〜っと並んでいた。
(仮面ライダーファンにとってはたまらないだろう‼︎)

ところで、人気の「鬼滅の刃」もヒーローものだが
その当時の仮面ライダーとは何が違うのだろう⁈
今の仮面ライダーとはどう違うのか⁈
ここに令和の子供たちがアミューズメントに求める何かが
見えてくるのかもしれない。

ちなみに、藤岡弘、が“変身〜ん”と言った頃、私は16歳。
その姿も、そのパフォーマンスも憶えているが
すでに興味はマンガの世界でなく、リアリティある女の子だったような…

もしかしたら、マンガやアニメーションに興味を持つ時より 
この後のリアリティある現実の世界にシフトする時が
一番その価値観の違いが反映されるのかもしれない。

Z世代が観てきた仮面ライダーと「鬼滅の刃」を研究すれば
令和の時代に求められる価値観が見えてくるかもしれない⁈

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歴代(昭和)の仮面ライダー

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石巻の“石ノ森萬画館”

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10/11
2021

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『レアンドロのプール』の非日常が求められる⁉︎

私が着けてるのは、
シュノーケルじゃなくコロナ対策用のマスク。
(そのくらい分かるか⁈)

さて、ここは金沢の“21美(21世紀美術館)”の大人気の
『レアンドロのプール』。
すでにこの不思議なプール体験をした人も多いはず。

今や、このプールの中に入るには、登録しての順番待ち。
そして滞在時間は5分とされている。
このコロナ禍により人数制限してることもあるからだろうが、
とにかく人気のようだ。

みなさん自撮り含め、まずはスマホを構える
『レアンドロのプール』。
私も仲間がいないことから自撮りとなってしまうわけだが…

それでもプール内から手を振ると、
上から下を覗いている人が手を振ってくれる。
プールの水の下に人がいるという独創的なアイデアは、
オープン当初から話題だったという。

水の揺らぎで、上から見下ろす人と、
下から見上げる人のお互いの顔がぼやけてしまうことで
安心感が生まれ、つい手を振ってくれるのだろう。

これも“レアンドロ”の狙いだったのだろうか⁈
『レアンドロのプール』の作者レアンドロ・エルリッヒは
アルゼンチンのブエノスアイレスを拠点に活躍するアーティスト。

ローマ現代美術館やMoMA PS1など世界有数の美術館でも個展を開催。
森美術館で開催された「レアンドロ・エルリッヒ展」では、
延べ61万人を動員したという。

彼の作品には、ある種の驚きがあり、
私たちの日常に“非日常な体験”を与えてくれる。
そう、こんな爽やかな“非日常”が求められる時代背景だってこと。

社会の成熟化は、“モノを求める”から“コトを求める”へ移った。
それも“非日常な体験”が求められているわけだ。
あれっ⁈これって20年前から、いや30年前から求められていたかも。

ふっふっふっ、求められる“非日常な体験”は
時代とともにどんどん変わってくるってこと!
次なる“レアンドロのプール”体験はどこに⁈


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非日常の驚きあふれる作品

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10/04
2021

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たかが失敗だ。失敗しないでイノベーションは起こせない!!

【たかが失敗だ。失敗しないでイノベーションは起こせない!!】

このイーロン・マスクの言葉を読んだ時、
満島ひかりのあのCMを思い出した。
「リスクを冒さないことこそ、最大のリスクだ!」
「グサッ‼︎」である。
そのCMの意味や効果より、この言葉が私にも“グサッ”と!

このイーロンの経営者としてのスゴさを描いた本には、
2015年のクリスマスが近づいた12月のその瞬間のことが
こんな描写で書かれていた。

↓ ↓

“ファルコン9”の20号機は、打上げ開始から2分後に
1段目ロケットエンジンを停止、
2段目の切り離しと同時に2段目ロケットエンジンが点火。
そして予定軌道へ。

一方、分離した1段目ロケットは機体の向きを変え、
エンジン部分を下にして
着陸地点のケープカナベラル目がけて降下を開始。
音速を超えるスピードで着陸地点を目指して落ちていく。
その後、時速を約5000kmから一気に半分まで減速。

ケープカナベラルの着陸場が視界に入り
ランディング噴射を開始。
機体に格納していた4本の着陸脚を一気に広げ、
急減速した“ファルコン9”の1段目ロケットは
ランディングにふわりと着陸した。
(『TECHNOKING イーロン・マスク~奇跡を呼び込む高速経営~』
竹内一正著)

↑ ↑

イーロンはもちろん、関係者は大声を張り上げ、
跳び上がって喜んだに違いない。
ロケット開発史上初の快挙である。
“スペースX”が1段目ロケットの着陸に成功したのは
7回の失敗を重ねた後。
“ファルコン1”の打ち上げ成功は3度の失敗の後だった。

イーロンは常々言う
“たかが失敗だ。失敗しないでイノベーションは起こせない”と。
このトップの失敗を恐れない姿勢が、
技術者達に挑戦への勇気を与え、ブレークスルーをもたらすわけだ。

もちろん、テスラのEV車づくりに於いても
度々失敗するわけだが、
このイーロンの考え方と行動力が、周りの関係者の勇気となり
奇跡を呼び込む“高速経営”を実現しているのだろう。
“持続可能な社会”を目指し取り組むイノベーターは
このぐらいの使命感とチャレンジ精神を持たないと
そこには辿り着けないのだろう。

こんなイーロンの話を読むと、
経営者として武者震いのようなものが走るのは私だけだろうか?!

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イーロンの考え方と行動力が奇跡を呼び込む

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