これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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ありがとう、感謝します

12/07
2020

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“生きている招き猫”こと白猫の「ナミちゃん」

私が創業した“クォーターバック”は千代田区の東神田から
新宿区の飯田橋に移転をしてから既に約20年。
コロナ禍もあり、働き方改革も進んだことから
来年4月頃に、台東区今戸へ移転する予定だという。

そこで新しい事務所となる台東区今戸1丁目へ
下見もあり自転車で走ってみた。
自転車で行った理由は、せっかくなので、移転先の周辺を
散策したいと思ってのことだ。

まずは、飯田橋から、靖國通りへ、神保町を通り、
南に向かい、岩本町を抜け6号線へ。
隅田川沿いに6号線をたどると
約30分で台東区今戸1丁目に着いた。

午前中に出たこともあり、待ち合わせまで
充分時間があり近隣を散策すると、
移転を予定している建屋のすぐ裏手に“今戸神社”という神社があった。
せっかくなのでと、中に入ってみると、
鳥居のイメージより敷地も広く、
境内には、「招き猫発祥の地」と「沖田総司の終焉の地」
と書いてあった。(へぇーと思った!)
浅草駅から徒歩15分ほどの場所で、
それほど大きな神社ではないにもかかわらず、
ウィークデーの昼間なのにお参り客が多い。
着物を着た二人連れ、カップル、女性同士と
ほんの5分から10分の間に次々と参拝に訪れているのだ。

私も参拝し、お賽銭をあげ
二礼二拍手一礼をしてふと見たら、
目の前に白い猫がまるまって、すやすやと寝ているではないか!
“招き猫発祥の地”ということで、社殿の奥には大きな招き猫が
置かれているのだが、その手前に“生きている白い猫”が
いたのだ。
しかも“土足厳禁”と札が立てられているその横で
土足の猫が入り込み、肉球をこちらに見せて寝ている姿は
なんとも微笑ましいもの・・・。

この時点で、私はこの白猫について知るよしも
なかったのだが、後で調べたら、この白猫こそが
“生きている招き猫”の“ナミちゃん”だそうだ。
今戸神社に住み着いている猫で滅多には出会えないという。
初めて訪れて、“ナミちゃん”に出会えるとは・・・
(幸運来たる!)

そして“沖田総司終焉の地”ということだが、
沖田総司は結核を患っていて医者の松本良順に診てもらって
いたのだが、その松本良順の仮の住まいがこの今戸神社だった
ということ。
結果として、沖田総司がここで息を引き取ったと言われている。

またこの神社の住所が今戸1-5-22で、“いいご夫婦”と
縁起のいい語呂合わせで人気上昇中だとも後で知った。

ちょっと早めに行って立ち寄っただけでも、
こんなにもいろんな出会いや発見があるということ。
滅多には出会えない白猫の“ナミちゃん”と遭遇し
今回の事務所移転が、“幸運”をもたらしてくれる予感がする・・・!
このような幸運な気持ちにさせてくれた“ナミちゃん”に、
“ありがとう、感謝します!”

“生きている招き猫”の“ナミちゃん”

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“招き猫発祥の地”だという

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“ありがとう、感謝します!”

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ありがとう、感謝します

04/15
2019

tksmain

昼下がりの桜の花と甲羅干し

神田川に沿って広がる、満開の桜。
麗らかな日差しの中でそれを見ていると、
ああ春だなあ、ありがたい、という気持ちがこみ上げてくる・・・。
ところが、思ってもいない春が神田川の岩の上に!
(夜の花見だけでは気づかない光景が…)

そんな春の気づきが今日の本題。
私の自宅近くには神田川が流れ、神楽坂から高田馬場まで、
千本以上(?)の桜が植えられている。
ただ、例年ならば暖かい東京では3月の終わりに
桜が咲き始め、4月になると早々に散ってしまう。

しかし今年はちょうどよく?! 寒暖の波があり、
いつもよりはずいぶん長いこと桜が楽しめているというわけ。
私も何度も歩きがてらお花見をした。

過日、その神田川沿いを歩いていたところ、
なにやら黒いカタマリが。
みれば、甲羅の直径30cmもあろうかという亀が、
一面に40匹は集まって甲羅干ししているのだ!
ほのぼのと平和な光景に、思わず写真を撮ってしまった次第。

鶴は千年、亀は万年生きると昔の人は言ったけれど、
実際のところ鶴はせいぜい二十年。
ところが、亀の場合は(万年はさすがに無理だけど)
ヒトより長く生きるものも結構いて、
ガラパゴスの亀で200年生きているものもいるとか。
世界中で長寿の象徴として扱われているのが亀なのだ。

とすれば、甲羅干しに長生きの秘密でもあるのか?
と思った私は、亀について調べてみた。
それによると、甲羅干しの効能は大きく言って3つ。
ますは、体温調節。
それから、日光の力で皮膚についた寄生虫を退治し、
甲羅に藻類が生えないようにするという、病気の予防。
さらには栄養素の吸収も助けるという。

このように、亀が健康に生きるために
紫外線は重要な役割を果たしているのだが…
亀は何故長生きなのか? 
根本的には、「酸化ストレス」を溜め込まないからなのだとか。

老化する=「酸化する」と言えるが、
ヒトを含めた全ての生き物は日々酸化している。
しかし、亀はあのスローモーな動きのおかげもあり、
酸化に対する耐久性が強い。
というか、ズバリ言ってしまえば「鈍い」のだ。
鈍いは強い、と言うけれど、
小さなストレスに動揺しないほうが
生き物としては図太く長く生きられるのだろう。

ヒトについてもこれは同じ。
ストレスに対してよい意味で「鈍く」いて、
日々甲羅干しのように自分の体をメンテナンスすること。
亀に学べば、おのずとヒトの生き方も見えてきそうだ。
春の日差しの中、桜と亀に感謝するナカジマでした。

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亀の甲羅干しだ

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ストレスに対してよい意味で「鈍く」いたいものだ

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05/29
2017

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スタバの心に響く“非効率”

カフェで穏やかな時を楽しみながら、
集中して書き物をする…
私にとっての日常である。

日頃からたくさんのカフェに行っているが、
先日久しぶりにスターバックスへ足を運んだ。
そこで席に着いた時、あるものを見つけた。

私のはす向かいの女性のカップに、
「Thank you!」という文字と
動物のかわいらしいイラストが描いてあったのだ。
(残念ながら私のカップではなかったが…)

Webで調べたところ、スターバックスの
メッセージに関するたくさんの投稿を見つけた。
これはたくさんのスタッフが心がけ、発信しているということだ。
たとえば、東京で建築に携わる仕事をしていた
とある男性。4回目にスターバックスを利用した際、
コーヒーカップに
「いつもありがとうございます」
というメッセージが書かれていたという。

もちろんその男性は嬉しい気持ちになったそう。
それと同じように、メッセージを書いてもらった人は
ほっこりした気持ちになり、次はいつ書いて
もらえるんだろう…? と期待するはずである。

このメッセージは、注文の際にスタッフと
ちょっとした会話(天気や最近の話題)をすると、
スタッフの気持ちがほぐれ
書いてくれる率が高くなるようだ。

お金はかからないものの、ちょっとした手間はかかる。
つまり、ディズニーで言う「箒アート」のような
ものでも、書いてもらった方にとっては
かなり嬉しい気分を演出してくれる。

スターバックスが日本に上陸してから20年。
色々なセルフサービスのカフェが街に溢れているが、
そのほとんどが生産性を考え、効率を追求したものばかり。
それに伴って店の利用者のマナーは悪くなる一方。

そんな効率の中にあって、スターバックスの
少し手間のかかった“非効率”サービスは、
お客様の心を癒してくれる。
まさに心に響くサービスとなるのだ。

実は拙著『非効率な会社が上手くいく理由』
の中でも“非効率”に着目して、
同じようなことを発信している。

1つの企業として
効率ではなく非効率を優先させることで
お客様との太いパイプを持つことができ、
結果的に選ばれる会社になれるのだ。

まさに今の時代、どの店・どの企業も
効率を追っていく時代になってきている。
しかし、今のままではお客様が感じる
サービスの差は価格だけになってしまう。

しかし心に響く“非効率”がプラスされた途端に、
それは多くの人達から選ばれる理由になっていくのだ。

コストのかからない心に響くサービス。
それがスターバックスから学ぶべき、“非効率”なのだ!

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可愛らしくこちらを見つめている…

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まさに嬉しい“非効率”だ!

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色々なバリエーションがあるようだ

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01/23
2017

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『致知』そして「カンブリア宮殿」から学ぶこと

『致知』という雑誌、読まれている方も多いのではないだろうか?
これは「人間学を学ぶ」というタグラインがついている月刊誌だ。

つい最近発売された2月号の「巻頭の言葉」は、
日本を美しくする会相談役の鍵山秀三郎氏が執筆。

また、数ページめくると株式会社風土
(「土」の右上に点がつくのが正しい漢字)の会長であり
元船井総研会長である小山政彦氏の特集も載っていた。
小山氏とは月刊CDを一緒に発行して14年も経つ。

さらに、「石田梅岩」についての対談記事もあったのだ。
梅岩の「都鄙問答(とひもんどう)」を
さらに分かりやすく解説した本が出版されたそうで、
「石門心学・実践講座」という勉強会を行っている
私としては見逃せない記事だ。

今月号だけでもこれだけ私の知っている方々が見られたのだが、
よくよく考えるとここ1年は顔見知りや
気にかけている人がかなり登場していた。

たとえば株式会社傳來工房の橋本和良社長、
志ネットワークの「青年塾」代表である上甲晃氏。
また、伊那食品工業株式会社の井上修社長、
庭のホテル東京の木下彩社長。
十勝バス株式会社の野村文吾社長、
株式会社八木澤商店の河野通洋社長などだ。

この方々には私のラジオ番組にも登場していただいた。
(番組と『致知』のコンセプトが似ていたからだろうか…)

さらにこのところの「カンブリア宮殿」にも、
私のよく知る経営者たちが何人も登場していた。

株式会社パン・アキモトの秋元義彦社長、
大里綜合管理株式会社の野老真理子社長。
石坂産業株式会社の石坂典子社長、
Spiber株式会社の関山和秀代表、千疋屋総本店の大島博社長もだ。

懇意にしている経営者がこんなにも出演されていたのだ。
(皆さま、いつもお付き合いいただいて、
本当にありがとうございます!)

これは偶然ではない。
私が発信しようとしている価値観や企業経営のベクトルが、
『致知』や「カンブリア宮殿」とオーバーラップしているのである。
時代も社会性を持った企業やビジネスに
注目しているということなのだろう。

(素晴らしいコンテンツを制作してくださってる
『致知』や「カンブリア宮殿」制作スタッフの皆さまも、
ありがとうございます!)

中島流の「パラダイムシフト75」でいうと、
今までのパラダイムである利益や数字さえ良ければ…
という価値観は、これからの時代には選ばれないということ。

これからの75年は、私が発信するところの
社会性あるソリューションビジネスに取り組む企業や
価値観が地球規模で求められていくのだ。

これからのソリューションビジネスとは何なのか?
ということを、現在多くの人が注目している。
だからこそ、上記のような企業が世間で注目されているし、
あちこちのメディアで同時に取り上げられるのだ。
中小企業が目指すべき企業価値観は、ここにある。

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多くの読者を持つ月刊誌『致知』

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庭のホテル東京の木下彩社長

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十勝バス株式会社の野村文吾社長

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株式会社パン・アキモトの秋元義彦社長

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石坂産業株式会社の石坂典子社長

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中島流の「パラダイムシフト75」

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12/19
2016

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価値ある本は、まわりの人からの紹介だった

このところビジ達でご紹介している
“目からウロコのおすすめ本”。
その多くは、まわりの人たちから紹介された本なのだ。

たとえば、30年前に「写真の町」を宣言し、
自然や町並みを整えた東川町の町づくりを描いた『東川スタイル』。
この本は、十勝の芽室町で展開するワイナリー構想の関係者でもある
パン屋「カントリーブラン」の主人から紹介してもらったのだが、
芽室町でのワイナリー構想と重なるところがあり、
興味津々で読ませてもらった。

つい最近ビジ達でご紹介した
YKKの創業者・吉田忠雄氏が主人公の『善の循環』や、
天然酵母によるパンづくりを実践するパン屋さんの
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』は
石門心学で共に学ぶ竹花氏の紹介によるものだ。

そして、出光興産の創業者がモデルの小説『海賊とよばれた男』や、
中国の思想家を描いた小説『晏子』は
( “益は無くとも意味はある”のキーワードが頭に浮かぶねぇ…)
鍵山相談役が「いい本」とおすすめしていて知ったのだ。

そういえば、ビジ達で何度もご紹介した寺田本家の
『発酵道』も、私の講演会でプレゼントしていただいたんだっけ…。
それも沖縄での講演会のときに、
「まさに中島さんの価値観と同じですよ」と言われて
いただいた本だったのだ。

こうして振り返ってみると、心からいいと思える本は
同じベクトルを持つ方々から紹介してもらったものばかり!
これは一体どういうことなのだろう?

私は本を2冊出版し、講演会やラジオなど
様々な場で自分の考え方や価値観を発信し続けてきた。
そうすると、私を知る多くの人たちは、
「この人の価値観はこうなんだ」と認識してくれる。

すると、私の価値観に共鳴した人たちが
いろいろな角度から価値観を補強したり、高めてくれる
価値ある本を紹介してくれることに繋がるのだろう。
(うれしいことである)

そして本を紹介してもらった私も、その恩に応えようと
切磋琢磨してゆくことになるのだ。

改めてここで、いい本を時代を超えて読んでいきたいと思う次第である。
そしてやはり、“価値ある”本はいろんな人たちの
口コミにより拡がってゆくのだなあ!
私の本も、誰かにとっての“価値ある”本として
歩んでくれているだろうか。
そろそろ、次なる本も出したいところだけど…。

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『東川スタイル』は「カントリーブラン」の延與氏から…

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『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』は竹花氏から…

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『海賊とよばれた男』は鍵山相談役から…

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価値ある本は、まわりの人からの紹介だった

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