これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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09/02
2013

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潔さと勇気をつくる

「多くの人たちは数字を欲しがります。
しかし、数字を追って行くと、
いつの間にか本末転倒になるんですねぇ。
だから右肩上がりを求めないんです」

これは先日の鍵山塾打ち合わせでの話。

結果を優先すると、何かが狂ってくるのだ。

『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)に
こんな一節が。

“幸福とは、最終的に欲しい結果を手に入れるために、
今すぐ欲しい結果を犠牲にすることによって得る
果実に他ならない。”

私たちは、とかく目先を求めてしまう。
日々のビジネスでも、ついつい目先を…。

ところが、掃除をコツコツ・コツコツやっていると、
いつの間にかロングレンジで
物事を考えられるようになってくるようだ。

この9月の鍵山塾のゲスト講師の木南一志社長(株式会社新宮運送)は、
まさにそれを体現している方なのかもしれない。

私ももっと掃除と対峙しなければ…
いま欲しいものを犠牲にできる潔さと勇気はつくれないのだ。

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ゲスト講師:木南氏の講演が楽しみだ

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私は、ナビゲーターとして参加します!

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シナジースペシャル

09/02
2013

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星野リゾート星野エリアとしかけ

先日、軽井沢の星野リゾートの中にある「星野エリア」に行ってきた。
星野エリアは、私が宿泊したホテルブレストンコートや、
そこから道を挟んだ先にある星野温泉 トンボの湯など、その一帯を指す。

ここは、「自然と文化を愛する人々が集う場所」がテーマの商業施設だ。

星野リゾートのホテル利用者だけでなく、
軽井沢に避暑に来た人々など大勢の人々で賑わっていた。
なぜ、こんなに多くの人々で賑わっているのか。
その理由としかけは何なのだろうか。

先にラジオ番組InterFM「BUSINESS LAB.」のゲストで来てくれた
星野佳路(ほしの・よしはる)社長は、こんな話をしてくれた。

それは、企画についての“喧喧諤諤(けんけんがくがく)”という会議の様子だ。
積極的に話し合われる会議の内容は、以前ビジ達で紹介した星野氏の著書の副題
「なぜお客さまはもう一度来てくれたのか」のとおりだ。

もう一度来てくれるためのしかけとは、
緑に囲まれた遊歩道の先にある星野温泉 トンボの湯や、
春楡(はるにれ)の木々を眺め歩くハルニレ テラス、
その中にある軽井沢での生活をテーマにした
物販コーナーなどがつくりだす心地よい空間のことだ。

さらに私が注目したのは、開催されている様々なイベント。
例えば、「1day旅ダイエット」「野鳥の森ネイチャーウォッチング」
「ドキドキ川あそび」などである。若い女性や子ども、親子向けなど
ターゲットがしっかり設定された内容のものが揃っている。

また、これらのイベントはインターネット上でも告知されるため、
それを見て来場する人も少なくない。
ネット上でイベントの予約をして家族で訪れる、なんてこともあるだろう。

レストランと物販をただ合わせた商業施設は他にもたくさんある。
だがここでは、他では体験できない軽井沢という非日常を、
イベントを通して楽しむことができるのだ。

このように、星野エリア全体とイベントで相乗効果を狙った工夫こそ、
多くのお客さまが足を運ぶ大きな要因に他ならないだろう。
この企画に実際に関わったスタッフたちは、
自分たちが提案するからこそ、全力でお客さまのための展開をしてきたのだ。
まさにそこにはシナジーが生まれている。

星野エリアには、上下関係を越え、各々が意見を出し合う“喧喧諤諤”な関係と、
そこから生まれるシナジーがある。
そのシナジーがお客さまにも伝わり、満足感を与え、
“もう一度来たくなる”を演出しているのだろう。


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これを片手に散策開始!

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特別な雰囲気は非日常的!

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ゆっくりと流れる時間

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この賑わいの秘密は…?

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石の教会で挙式する人も多いそうだ

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今度は星のやにも宿泊してみたい…

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はなまるア・ラ・カルト

09/02
2013

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風を起こさない運転

道路脇を掃除していると、トラックが横をさっと走り抜けた。
しかし、風を感じない。他の車は大きさに関係なく風が起きたのに…。

これは、ある情報誌に掲載されていた、
日本を美しくする会の関係者である運送会社の社長が語っていたエピソードだ。

運送会社を経営しているので、無事故無違反やリッターあたりの
走行距離を伸ばす取り組みはすでに行っていた。
しかし、“風を起こさない運転”に出会ったとき、
「こんな運転ができるんだ!」と感動したという。

その社長も自分の会社で“風を起こさない運転”を実践するうちに、
無事故無違反や走行距離を伸ばすことなど、
当初の目標としていたことも気づけば達成していたそうだ。

つまり、すべてを包括するような
付加価値のあるテーマをもって取り組めば、あらゆる相乗効果が起きて
局所的な目標も結果的に達成できるということ。

“風を起こさない運転”を実践するためには、
高度な運転技術だけでなく通行人や
周りの車への思いやりが求められる。

その運転技術はもちろん普通車のドライバーのお手本にもなるし、
思いやりのある運転を追求して運送会社のスタッフ一人ひとりが
「社会の一員としてどういう振る舞いをしていけばよいか」
を考えることで、人間性も磨けるのだ。

風を起こさない運転が結果的にもたらしたのは、“仕事道”的発想。
私が日頃から発信している“仕事道”とは、
仕事を通じて人間性の向上とプロとしての成長を意識し、
組織や企業の成長につなげ、社会貢献をも達成していくという考え方だ。

直接的に結果を求めるのではなく、
「誰かのために」「何かのために」と発想していくと、
人間性や組織の成長など
本来育まなければならないものすべてを包括してくれる。

自分たちの業種業態において、すべてを包括できるテーマとは
何なのかを追求して真摯に取り組んでいけば、
あらゆる相乗効果が発揮されて付加価値ももたらしてくれるはず。

今後は、相乗効果なくして発展はなし! ということ。

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「風をおこさない運転」を提唱する株式会社新宮運送 木南一志社長

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運転手の気持ちが関係している!?

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“仕事道”による成長のシナジー

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選ばれるビジネス

09/02
2013

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「自遊人」の仕事道

「雑誌『自遊人』は知っていますか?」

こう尋ねると、だいたいの人は「あ~、知ってますよ!
コンビニにも置いてありますし」と答える。
私も、買って読んだことはなかったが(岩佐十良さん、すみません)、
その存在はもちろん知っていた。

雑誌『自遊人』の編集・出版をしている株式会社自遊人。
なんと東京・日本橋からオフィスを引っ越し、
新潟・南魚沼で約8年以上制作をしている会社だ。

そこでは、雑誌を制作する傍ら、お米作りを始めたり
インターネットで食品販売を始めたり、
カフェや旅館を始めたりと…、
ここまでくると一体何をしている会社なのかわからない。

一見、脈絡なくビジネスを広げているように感ずるが、
すべては読者のレスポンスに応え、
「本物」を多くの人に伝えたいと考えるがゆえのことだ。

東京から南魚沼に移転した理由のひとつも、
雑誌で紹介した美味しいお米を
読者が買うことができなかったところにある。

「だったらその美味しいお米を作っている場所を調査し、
10軒の農家のお米をまとめて買い、責任を持って販売していこう」
というのが“自遊人的発想”なのだ。

すると、雑誌のレスポンスよりも、
お米を販売した時の方が強いレスポンスが返ってきたという。
その経験が、今のカフェや旅館経営へとつながるのだ。

株式会社自遊人 社長兼編集長の岩佐十良(いわさ・とおる)さん曰く、
雑誌に比べ食品の販売や旅館は、
ダイレクトに生活者とつながり、反響もダイレクトにあるという。

つまり、お米作りや旅館経営も自遊人にとって、
雑誌と同じ「メディア」ということなのだ。

ここで、中島流にまとめるとするならば、
やはり「とことん追求する」「大胆で潔い」ことが重要だということ。

つまり、周りから「え!? そこまでやらなきゃいけないの?」
と言われるくらい、徹底的に追求すること。
また、大胆で潔く決断することが、
新たな気づきにつながり、
新しい時代の次なるステージへと導いてくれるのだ。

これは中島流・選ばれるためのルール“選ばルール7”のうちの
2つ「とことん追求する」「大胆で潔い」であり、
まさに自遊人はこの2つのポイントに当てはまる
(もちろん大前提として、他の5項目もできているけどね~)。

こうしたビジネスへ向かう姿勢は多くの人に伝わり、
必ずや選ばれる側になれる。
いや、逆に言うとここまでやらないと「本物」になれず、
多くの人から選ばれないということだ。

そんな追求心と決断力を持った自遊人 岩佐さんが
9月8日・15日放送のInterFM『BUSINESS LAB.』に登場!
都会で暮らす私たちにはない発想を是非聴いてほしい!

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  InterFM『BUSINESS LAB.』
  東京76.1MHz・横浜76.5MHz
  毎週日曜6時から好評放送中!
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新潟・南魚沼で編集される「自遊人」

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岩佐氏の追求心と決断に注目!

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ファインスピリッツキーワード

09/02
2013

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結果よりプロセスの義

「甲子園入り後も、いつも通り選手には毎朝、
散歩でゴミ拾いをさせました。」

これは新聞の記事で見つけた、
今夏の全国高校野球で、初出場・初優勝を果たした
前橋育英高校の荒井直樹監督の話。

さらに監督はこんなことも語っていた。

「ゴミを見つけるのは、試合で相手の変化に
気づくことにもつながるんです。
そして何よりも、ゴミを捨てなくなるでしょ。」

「社会に出れば、野球の実績は関係なくなります。
だから、野球以外に対して厳しくしてるんです。
心は一生ものなので…。」と。

荒井監督の信条は「凡事徹底」。
だから、野球における失策などでは怒らないが、
全力疾走やカバーリングなど、
誰もができる当たり前のことを怠れば叱るそうだ。

毎朝のゴミ拾いと、凡事徹底。
この2つから思い浮かべる人物はただ一人。

そう、鍵山秀三郎相談役だ。実はこの記事を教えてくれたのも、
日本を美しくする会の関係者だったのだが、
荒井監督は間違いなく鍵山相談役のシンパなのだろう。

先に書いた通り、荒井監督は選手たちを
ただ甲子園出場を目指して指導してきたのではない。
凡事徹底をすることによって、
野球選手としても一人の人間としても、
その後の社会で活躍できる人間を育てているのだ。

つまり結果よりもプロセス。
そこで私が感じたことは、やっぱり「結果よりプロセス」。

高校野球をしていることや甲子園に出場することは、
人生においてはプロセス。それを通して、
結果的に社会に出た時にどんな人間になるか。
そこに重点をおいて、荒井監督は凡事徹底の指導をしているのだ。

プロセスを大切にしたからといって、
結果がついてくるわけではない。
しかし、実力差はほとんどないであろう高校野球において、
このちょっとした精神的差が結果を左右するのではないだろうか。

プロセスこそ人を育て、人をつくるということを改めて感じた。

さすが鍵山相談役のシンパだ(…今はまだ予測だけどね)。



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日本を美しくする会 鍵山相談役

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やっぱり、結果よりプロセス!

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