04/14
2014
リンゴが教えてくれた“先義後利”
「私は、一度に全部やろうとしたから、
家族を犠牲にしてしまったんです。
大きな変化は畑も家族も望んではなかったんです。」
木村秋則さんは、リンゴや自然栽培の
ことだけでなく、人生のことや地球のことも
“リンゴの木”から教わったという。
「下草を刈らないから、いろいろな
小動物たちがやってくる。
その昆虫や微生物たちが、
害虫や病原菌たちと戦ってくれるんです。」
まさに“ダイバーシティ(多様性)”のことである。
このところ注目されている
“ダイバーシティマネジメント”とは
少し違う、生物たちのダイバーシティだ。
本来の自然界の摂理に従うことが、
リンゴや人が長く継続するための
一番の方法だと教えてくれている。
それなのに日本の有機栽培は
全農家の1%(0.5% ?? )にも満たないのだ。
農薬をまき、化学肥料をあげることが
本来の自然界の流れに逆らっているということ。
“郷に入っては、郷に従え”という言葉があるが、
まだまだ、私たち人類は、後発であり、
地球という“郷”に入ったばかり(?)なのだから、
本来の秩序や習慣に従うべきなのだ。
人はついつい欲や思いが先行しがちだが、
ここでしっかり郷の習わしに耳を傾けることが大切。
その習わしに合わせながら、私たちの思いを
少しずつ少しずつ実現して行くことが、
長く人類が継続していける理由となるのだ。
まずは、本来の習わしであり、道義に合わせ…。
おっ!これは、義を先にし、利を後にする…
“先義後利”のことではないか。
人の社会だけでなく、地球上のルールにも
“先義後利”が通ずるということ(ちょっと無理がある?)。
私も、もっともっと“先義後利”の大切さを
声高に発信して行かなくては。
やっぱり、木村秋則さんはこれまでのスゴいと
呼ばれていた学者たちより、
スゴい発見をしたのではないだろうか。
どんな発見? って聞かれると返答に困るが…
“郷に入っては、郷に従え”ってこと。
「宇宙の摂理にも先義後利が通ず」??