これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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09/22
2014

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トイレ磨きは、坐禅に通ず

閉会時の校長先生からの挨拶。
「お陰様でトイレも校庭も本当にキレイに
なりました。ありがとうございました。
今回で3回目なのですが、回を重ねる度に
いろいろな人に来ていただいてます。
さて、山田太郎くんの妹さんはどこですか?」

「いま、トイレ!」(たぶん年長さんくらいの
子供なのだろう。タイミング悪くトイレに)

「あ~そうですか」

「では、今日は1年生の田中一郎くんの妹さん
アイさんも来てくれてます。どちらですか?」

「ハイ!すみません、寝てしまいました!」
(会場は一瞬おいて大ウケ)
「……わかりました。こんな風に新しいお友だちも…」

実は、この新しいお友だちの紹介は、
校長先生の挨拶の締めであり目玉だったのだ!

この小学校にまだ来ていない子供たちも
トイレ掃除を手伝いにきてくれたことを
300人の参加者に伝えようとしていたのだ。

ハプニングは起こる!それも一度だけでなく二度も!
でも、この校長先生の挨拶でのハプニングが
より会場をほのぼのとした雰囲気にしていたのだ。
(あたたかい風に会場がつつまれている状態)

まぁとにかく今回の参加した船橋市の小学校での
トイレ掃除は、開会前からそんなほのぼのとした
空気が感じられていた。

ほどよい初秋の時期のトイレ掃除だったからだろうか。
それとも、主催の“日本企画”の社風からだろうか。

実は、私も久々のトイレ掃除だったのだが、
参加者としていいトイレ磨きができたような気がした。

それは、このところのトイレ掃除大会では、
どうしても役割があり、なかなか1参加者として
普通にトイレを磨けなかったということ。

やっぱり無心になって、磨きに集中できるところがいい。
便器の汚れと共に、ストレスも洗い流した感がいいのだ。

あっ、これって!?
“坐禅”だ。
先日、体験した坐禅に似ている!
何も考えないで集中できるところが同じ効果を感ずる。

うんうん。
ちょっとわかった気がする。
トイレ磨きと坐禅。
全然、似ていないが、確かに似ている!

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素手でやるのが鍵山流

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ぴかぴかになった便器は自身の心をうつす

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こんなに集まった!

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校長先生の話で場があたたかくなった

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班にわかれて行動します!

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また次回使うときに気持ち良く使えるように!

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最後の後片付けが大切

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道具も綺麗にします

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先取りビジネストレンド

09/22
2014

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ダイバーシティ経営の実践

先日、ラジオBUSINESS LAB.収録に
参加してくださった日産自動車の志賀副会長。
その際に日産の経営のこと、カルロス・ゴーン氏のこと、
様々な角度からお話を伺うことができた。
そしてその中で何度も出てきたキーワードが
「ダイバーシティ経営」だった。

ルノーとの提携後、新しくなった日産が
持続的に成長するための行動指針として
2004年に作られた“NISSAN WAY”。

その心構えの筆頭には
「Cross-functional,Cross-cultural」があげられている。
つまり、「異なった意見、考えを受け入れる多様性」だ。

ルノー提携以前の日産自動車は、
日本でしか通用しない常識で経営を行っていた。
それを改め、世界で受け入れられる
(あるいは世界を受け入れる)常識を持とう、
ということなのだ。

多様な人材を活かし、
その可能性をビジネスの場で発揮してもらうことで、
新たな価値創造を目指すのがダイバーシティ経営だが、
その波は大手だけではなく、中小企業にも到達している。

私が主宰している経営者たちの会議があるのだが、
その中にも、
いくつもダイバーシティ経営に乗り出している会社がある。

例えば、とある建設会社では
ベトナムからの研修生(働き手?)を受け入れ始めたそうだ。

日本国内での建設業の人手不足は深刻で、
2020年の東京五輪に向けた特需や、
震災復興のための工事などの影響で、
人材が中小企業にまでなかなか及ばない。
そして人手不足に悩んだ結果、
海外からの研修生という形で人材を確保したのだ。

もちろん教育には手間がかかるだろうが、
違った文化を背景に持つ人を社員とすることで、
会社はより多様性を増していく。

また、山梨に工場を持っている
ジュエリーパーツのメーカーでも、
人件費高騰のためベトナムへ工場を進出させたという。

そして、ビジ達でおなじみのパン・アキモトでも、
人材確保とその出口戦略のため
ベトナムへの出店を考えているのだそうだ。

会社組織の中に、異なった文化が入るということは
大きなチャレンジだ。
今回は国産の経営から国際的人材活用という話に
終始してしまったが、女性登用や、異なった意見を
積極的に取り入れるのもダイバーシティ経営の重要な要素だ。

時代の転換期を迎える今、
生き残り、成功していくためには
“強い会社”作りが大切になる。

そのためには、中小でも、どんな業種でも、
ダイバーシティ経営の実践がさらに重要になってくるのだ!

もしかしたら、私たちクリエイティブ業界が
国際的視点では一番遅れをとっているかも…。

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志賀副会長と記念の一枚

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あのパン・アキモトでもダイバーシティ経営が…!

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ファインスピリッツキーワード

09/22
2014

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「挑めばチャンス、逃げればピンチ」

『挑めばチャンス逃げればピンチ』。
これは、アサヒビール名誉会長
樋口廣太郎氏の著書のタイトルだ。

この書籍では、樋口氏の住友銀行時代から
アサヒビール再建時代などの半生が綴られている。
その中で語られるのは、タイトルの通り、
挑むことが確かなチャンスにつながり、
逆に逃げればピンチに追いやられるということ。

これは、まさに今の時代だからこそ
必要な言葉に思えてならない。

それを実感したのは、先日、
リサイクル関連業務のマグネットを開発・販売している
植松電機の植松努氏の講演会を企画し、お話を伺ったときのこと。
5、6年ぶりにお話しを聴いたのだが、
非常に有意義な講演内容だった。

講堂では淡々と語る植松氏なのだが、
その言葉から情熱が伝わってきた
(その場にいた経営者たちからは、
「本当に刺激的だった」という声も)。

子供の頃から宇宙への夢を抱いていた植松氏は、
周囲の大人からどんなに否定されても、
諦めずに挑戦してきた。
その結果、北海道の片田舎の工場にいながら
ロケットの共同開発に成功し、
JAXAと協力関係を結ぶほどに発展したのだ。

中でも印象的だったのが、「楽をすると無能になる」ということ。
「楽・安定・高給」というものさしで
会社を選ぶ人が多いという。

そして、評価以上の努力をしない人も。

しかし、評価だけをあてにしていると、
その評価分の人間になってしまうし、
能力以上の対価をもらえば、
同じような条件を求め続けてしまう。
結果、自分の能力とビジネスの衰退を招いてしまうのだ。
まさに、常に挑まなければチャンスも進化も生まれないのだ。

お話を聞く中でふと思い浮かんだのが、
丁度このタイミングで「夢に挑む」というテーマで
特集されていたある雑誌。

そこには世紀の発明家である
トーマス・エジソンが電球を発明した時の
エピソードが紹介されていた。
「電球を完成させるのに5000回も失敗したそうですね」
という記者の言葉に、エジソンは
「失敗ではない、
うまくいかない5000通りの方法の発見に成功したのだ」
と答えたという。

1回の成功のための多くの失敗は、
そこにたどり着くまでの布石であり、
チャレンジしたからこそ得られた結果なのだ。

現代では、チャレンジした人に対して
「失敗したらどうするの」「誰が責任を取るの」
などと言う人がいる。

自分がチャレンジしないのはかまわないが、
人のチャレンジの邪魔をするとは…。
私からすると最低の人だ。

こんなことを堂々と言う人が多くなったことが、残念でならない。
とにかく、挑戦しないことには何事も前に進めない。
まさに、ビジネスもプライベートも
「挑めばチャンス、逃げればピンチ」ということなのだろう。

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植松氏の講演会で進行を務めさせていただいた

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植松氏の秘めた情熱に感動!

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多くの方が、熱心に聴いてくださった

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夢に挑む=チャレンジの連続!

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はなまるア・ラ・カルト

09/22
2014

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中島流ロングレンジの受け売り

声を大にしてセミナーや講演で主張していることがある。
それは、「私は受け売りをしません!」(よく口にしていた…)

近頃「おっ」と思った
『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』という書籍で、
印象的だった部分がある。

「世の中、もっと稼がなきゃ、
 もっと高い評価を得なきゃと思いながら働いている。
 そして家は寝るだけ。昼も夜も外食かコンビニ。
 洗濯はクリーニング屋、部屋の掃除はハウスクリーニングに!」
(まぁ~アメリカナイズされた浪費生活ということだけど)

…と、こんな内容だっただろうか。

私は自分で掃除洗濯をし、食事の準備をし、
さらに体も鍛えている(キャベツばかり食べているが…)。
“自分”を意識した生活の中には、
たくさんの気づきがあるのだ。

セミナーやこのビジ達で私が展開している持論も、
“自分の体験”を通して得た気づきをもとに展開している。
もちろんさまざまな本を読んだり、
セミナーに出かけたりして勉強はしている。
そして、気になったことはすぐに実践して体感する。
すべて自分なりに一度咀嚼したうえで、
言葉として語っているのだ。

そのプロセスの中で、
近頃嬉しい反応をたくさんいただいている。
9月のはじめにあった講演会では、著作も売り切れ、
ハガキや手紙で感想を送ってくださる方も!

中には、拙著『非効率な会社がうまくいく理由』を
先に読んで興味を持ち、セミナーに来てくださったという
仙台の経営者の方もいらっしゃる。
本当に感謝の限りだ。

つい「会社として結果を出すには
スタッフたちをどのように活用すればいいのか」
と考えてしまいがちだが、
ロングレンジで見れば地道に
人間力を育みながらの成長が一番効果的だ。

それは、私が今まで悩みながら自分なりに
答えを出したことでもある。
つまり、利益よりもまず道理(義)を優先する
“先義後利”が重要なのだ。

あれっ!? でもこれってどこかで聞いたような…。
そう、実は今の世の中が抱える問題や課題を
中島流に分析していくと、
そのヒントはすべて過去の偉人や先達が
生み出した価値観に行き着くのだ。

もしかすると、今も昔も人間社会は
同じところに行き着くのかもしれない。
私も自分なりの価値観や体験をもって答えを出しているが、
本当に大切なことはシンプルで不易なのだろう。

私は受け売りはしないけれど、
ロングレンジで見れば、
あれっ…すべて受け売り!?

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私が語ってきた言葉も

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受け売りに行き着く!?

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たくさんのハガキや手紙をありがとうございます!

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ロングレンジで考えると…

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シナジースペシャル

09/22
2014

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第10回鍵山塾「基本の徹底」

今回で10回目を迎えた日本を美しくする会の鍵山塾は、
これまでと同様に鍵山相談役のお話とゲストの演説、
そして早朝清掃による実習体験などの構成で行った。

ゲスト講師として、
新宿調理師専門学校で校長を務める上神田氏をお呼びし、
料理人としての体験談や校長として
どんな料理人を育み発信していくか語ってもらった。

この日もお陰さまで、
北は北海道、南は九州からたくさんの方々が参加となった。

今回も参加者の多くが、
「今回参加して、気づいたことがたくさんありました」
「これまでいろいろと迷っていたことに答えが出せました」
など語ってくれたのだ。

すなわち、多くの人がこんな混沌とした時代により、
価値観を明確にできずに日々を送っているということのようだ。

“掃除”は私たちの社会生活の基本が何なのかを
教えてくれているのだろう。

鍵山塾のセミナーでは、掃除によって培われる精神が
“道理”でもあり、物事の基本。

すなわち「基本の徹底」こそが大切だと発信された。

なぜ、「基本の徹底」なのだろう。

世の中にはさまざまなビジネスがあるが、よい仕事をするためには、
それぞれの業種の技術やノウハウよりも大切なのが「人づくり」だからだ。

こうした基本の徹底が、物事の道理を正しくわきまえた
“人づくり”の土台になるということだろう。

「先義後利」という言葉がある。
これは“利益”よりも“義”をまず先に考えることが
周囲や社会の信頼を得られ、ビジネスの継続に繋がるという考え方だ。

もし“人づくり”が不十分な状態だったら、
目先の利益ばかりを求め、結果的に道を踏み外してしまうかもしれない。

自分にとって「仕事」とは何か、「義」とは何か。
こうした判断ができる価値観は一朝一夕に身に付くものではない。

基本の徹底を通じた普段からの“人づくり”があってこそ、
よい仕事ができるということ。

良質で継続できるビジネスを
実現するためには会社において
“人づくり”をしっかりと行う必要がある。


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鍵山相談役

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ゲスト講師の上神田氏

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セミナーで「基本の徹底」を学ぶ参加者

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新宿歌舞伎町での早朝清掃

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