これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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03/02
2015

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創業の地、早稲田探索!

おっ!この珈琲館、まだあるんだ。
30数年前、採用のための面接に
利用させてもらった記憶が…

そう言えば、募集告知に
「美味しいコーヒーごちそうします」って
書いたっけ。
いろいろな人たちをここで面接したなぁ~。

そしてここが33年前
創業した時の“米川レジデンス”。

この扉の奥の半分地下のようなマンションの
一室からスタートしたんだ。
33年経つけど、まだまだそのマンションは
しっかりとそこに存在している。

あっ!スーパーSantoku。
すぐ前の表通りにお店があったこともあり、
最初の頃は仕事がなくて
“Santokuでアルバイトしようか”なんて、
みんなで冗談のようで
本気モードもあって言ってたっけ。
(さすがにその頃は、
やりくりは大変だった。
あっ、馬券が当たって、
やっと写植代を払ったのもここでだ)

この早稲田の地も、
ビルが多くなり街の様子は
30年前となかり変化しているが、
私との関係でポイントとなるお店は
まだ存在してくれている。
なにげに安堵感。

そして、いつも美味しいラーメンを
食べさせてくれたメルシー。
もう、営業して50数年経つという。
あの競馬好きの主人はいつの間にか
厨房からはいなくなっていた。

久々に食べるメルシーのラーメンは
やっぱり美味しい。

少し大きめの煮干しとモミジ(鶏の足)を
しっかり煮込んで今もダシを
取っているのだろう。
ず~~っと味も変わらず、
メルシーのラーメンの味だ。

そしてそして、ラーメンの
価格が何と今だに400円。
記憶では、30数年前は、
300円前後だった記憶が…

とにかく美味しくて安いのだ。
無闇に値段を上げない。
他の店との比較もしていない。

来店する学生たちにとって、
来店しやすく食べやすい価格かどうかが、
このメニューの裏づけなのだろう。
このメルシー“存在理由”の徹底がスゴい。

だから、店の躯体やインテリアに
ほとんどお金をかけない。
ということで、店の雰囲気は昭和の食堂のまま。

この徹底で50数年の経営実績は、すばらしい。
本当に多くの早稲田の地の学生たちが
お世話になったことだろう。

もしかしたら早実にいた
王貞治さん含め…数十万人?
いや、もっとかも…

メルシーの初期の頃にお世話になった学生は、
もう70歳を超えているってことだ。
すばらしい貢献。

もちろん、私もメルシーにお世話になり、
お陰様で会社も33年経ったわけだが…
メルシーの“存在理由”を
つくり徹底することが、
多くの人たちから選ばれ
支援される理由なのだろう。

我社(QB)の“存在理由”をもっと
しっかりつくらなければ…
メルシーに負けない、ダシづくりを…!

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お!メルシー!

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うわ~!なつかし~!

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店内もあのときのまま!

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価格も学生をいまだに支えているのだろう

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お~この珈琲館も!!

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選ばれるビジネス

03/02
2015

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玉村流“里山ビジネス論”

「タザワヴィンヤード メルロー」

ん~おいしい!

「ヴィニュロンズリザーブ メルロー」

これもおいし~い!


通信販売で購入した2本のワイン。
どちらも1本5000円代という価格ながら、
非常においしいワインだった。

これを作っているのは、長野県東御市にある
「ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー」。

ワイナリーだけでなく、
自家栽培の野菜やハーブを使った
メニューが人気のカフェレストランや、
自家製ジャムなどが手に入るショップなども併設されている。

このワイナリーのオーナーは、
ビジ達でも紹介している
『里山ビジネス』の著者・玉村豊男氏。

隠遁生活が目的で始めたぶどうづくりは、
木を植えてから20年、
ワイナリーとして開業して10年になるそうだが、
いまや全国から年間4万人もの人が訪れるほどの
人気観光地になっているという
(3月から営業再開ということで、ぜひ行きたい)。

そんな玉村氏曰く、自らが追求する“里山ビジネス”は、
「小さな農業を行いながら、小さな観光の対象として、
小さな独立王国をつくること」だという。

つまり、広大な農地を前提とした農業ではなく、
地域だけで循環するに適した規模の農業を行い、
それを追求することで、
地域の活性化にもつなげようというものだ。

無理をしない経営は品質の向上につながり、
それを求めて地域だけではなく
遠方からもお客さまが訪れるようになる。

そして、そこでお客さまが楽しんだり、
癒されたりすることが、地域の人たちに勇気を与え、
経済的・人間的な活性化につながるのだという。

また、玉村氏が次なるチャレンジとしているのが
「千曲川ワインバレー構想」だ。

就農希望の若者などに向けたこのプロジェクトは、
気候や土壌がワイン用ぶどう栽培に適している千曲川流域に、
ブドウ畑やワイナリーを集積させ、
ノウハウを伝授するというもの
(玉村さんのこのチャレンジは、
どう見ても隠遁生活とは言えないような気が…)。

ワイナリーが増えていくことで、
そこは多くの人が集まる場となり、
その技術は受け継がれていく。

地域活性化だけでなく、一過的ではない、
永続的な地域ビジネスへと成長するということのようだ。

おいしいワインを作るのに数十年を要すように、
「里山ビジネス」は、その真価が表れるのに時間が必要かもしれない。
しかし、一時的な利益を得るビジネスと違い、
地域と芯でつながっているビジネスは廃れることがない。

玉村氏は今年で70歳になるというが、
「20年前に植えたブドウは、
数十年後にはさらにおいしいワインぶどうに実るだろう」と、
ワイン作りへの情熱は高まる一方だ。

地域の人と築いていく“玉村流里山ビジネス”は、
そのビジネスモデルと共に受け継がれていくのだろう。



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ラジオにも登場!

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ん~おいし~い!

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次なる挑戦も注目したい!

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先取りビジネストレンド

03/02
2015

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都心の下克上

コンビニが我が物顔で、席巻している都心。
そこで、密かに下克上が行われようとしている。
それがミニスーパーの存在だ。

そこでは、都心の性質上、
土地を大きく使えない代わりに、
コンビニと同等程度の広さでコンビニには無い
生鮮食品や惣菜などを豊富に取り揃えている。

さらに、売り上げ面で見ると、
大手コンビニ“セブンイレブン”と
ミニスーパー“マルエツ プチ”で大きく違う。

日販(一日の売り上げ)を比較してみると、
なんとマルエツ プチの方が3倍ほども多く売り上げているのだ。

ではなぜ、コンビニと同じ広さのミニスーパーが
そこまでの売り上げを出せるのか?
その理由は、地域の生活者のことを考えた
商品の質と品揃えへのこだわりだろう。

ご存知の方もいらっしゃるだろうが、
中島流「集客アジ理論」というものがある。

それは、アジフライがおいしいスーパーは
繁盛店スーパーになる可能性が大きいというもの。
(もちろん、マルエツ プチのアジフライを
食べてみたのだが、十分合格点!)。

マルエツ プチは、店舗スペースが狭いため、
埼玉県にプロセスセンターという製造拠点を設けており、
そこで作った惣菜類や捌いた生鮮品を
日に2度都心のスーパーに届けているという。

そうした店の商品へのこだわりと追求が、
アジフライのおいしさに繋がっているのだろう。
スーパーに顧客が流入してきている理由は他にもある。

現在、都心の生活用品、食品は、
コンビニ、スーパー、ドラッグストアの三つ巴状態になっている。

そのため、昨年の消費税増税後の価格の優位性をみても、
スーパーが選ばれる理由なっている。

また、地域に密着せず全国どこでも同じ価値観、
自社の流儀で商売をしているだけの
コンビニの利用を生活者が見限り始めたことも要因の1つだろう。

例えば、麻婆豆腐を作るために100グラムだけ
ひき肉が欲しいとなったとき、量に対する品揃えを見ても、
3者の中でそれに一番こたえてくれるのはスーパーだ。

コンビニはどこでも一緒で変わり映えしない
商品展開で地域のことに目を向けていない。

スーパーは反対に、地域生活者のことを考え、
商品展開展開をしている。

こうした生活者の購買の流れが、
コンビニからスーパーへと繋がっていくことで、
生活者の声を取り入れた商売、
相乗効果に繋がるのだろう。

つまり、これからスーパーや地域商店の
下克上が始まるに違いない。

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ミニスーパーの繁盛店!

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コンビニには売っていない生鮮品がいっぱい

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すれ違うのがやっとな通路

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壁のように切り立った商品棚

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選ばれる仕事道

03/02
2015

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非常識な6・4の仕事道

「お金になる仕事6! お金にならない仕事4!
それでいいんです!」

そう言い切ったのは、大里綜合管理株式会社の
代表取締役、野老真理子氏だ。
6対4とは…ス、スゴイ! でも一体どうして?

不動産の管理仲介等を主な業務とするこの会社は、
地域貢献や環境整備に抜群の貢献度を誇ることで有名だ。
しかし、先日「掃除に学ぶ会」の
企業見学会でお邪魔したところ、
野老氏からそれをさらに裏付ける? いやいや、
断言する言葉が出てビックリ。

「お金になる仕事10、お金にならない仕事0!」
の会社だって少なくない…というか、
今のニッポンではそんな会社がほとんどだろう。
そんな中、野老氏は自分の信念をもって
自らの「6対4」の仕事道を貫き通しているのだ。

たとえば、見学会メンバーが大里綜合管理で見学をして、
さあ、これから食事に行こうという時のこと。
食事前のオフィスフロアで、
社員、スタッフ全員から
おもてなしの合唱がついてきたのだ!

野老氏が呼びかけると作業をしていた
15人ほどのスタッフが集まり、
私たちを歓迎する歌を歌ってくれた。
こんなことまで、仕事としてやってくれるとは…!

また、大里綜合管理では地域の清掃活動やボランティアにも
非常に積極的に関わっている。
地域貢献活動として100キロ歩きを主宰し、
東北への支援活動は既に170回! 東日本大震災以降、
徹底した節電(なんと震災前の79%オフ!!)にも取り組み、
地域清掃も定期的に行い…。

挙げればキリがないが、これら一つひとつは、
当然お金になる仕事ではない。
では一体、どうしてこんなにも積極的に
「お金にならない仕事」に
会社全体で取り組んでいるのだろうか。

それは、野老氏の
「仕事はすべて、スタッフの貴重な時間を使うこと。
 ならば、仕事中で地域の課題を少しでも解決し、
 充実した時間だと実感できるものにしたい」
という思いがあるからだ。

つまり、社会貢献してこその仕事ということ。
お金を稼ぐことだけが仕事ではないのだ。

こんなふうに大里綜合管理では、
一般の会社の常識では理解に苦しい
「非常識」な仕事にも取り組んでいる。
けれど、野老氏が社長になってからの約20年以上、
多くの支持者を得ながら継続できているのは、
野老氏の「非常識」な仕事道が利己的なものとは程遠いから。
しかも、地域貢献によって地域が活性化すれば、
不動産管理を行うこの会社の業務にも、
相乗効果でプラスが生まれていくだろう。

「働く」とは本来何なのか? 仕事とは?
そんな問に真正面から答える、
非常識な「6・4の仕事道」。
多くの経営者たちが、目先の利益ではなく、
お金にならないが意味はある
非常識な仕事に圧倒されていた。

だからこそこの仕事道が選ばれ続けるのだ。

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おもてなしの合唱!

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2階のレストランで食べるおいしい食事

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立って行われる8つの会議

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はなまるア・ラ・カルト

03/02
2015

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時代におもねらない繁盛店“龍朋”

ビジ達では何度かご紹介させてもらっている、
神楽坂にある中華料理店「龍朋」。

先日、ジムで一汗かいてスッキリした気持ちで
帰路についたときのこと。
帰宅してからの食事の用意では、
遅くなりそうだったので
閉店する23時の10分ほど前に、
「龍朋」に立ち寄ったのだ。

急いで店に駆け込み、大盛りチャーハンを
テイクアウトでお願いした
(顔を見ただけで「いつもの?」と聞いてくれる)。

チャーハンを待つ間、
ふと周りを見渡すと30席近くある客席は満席!
いや~びっくり。

神楽坂にあるものの、
表通りに面しておらず、
立地がいい場所にあるわけではない、
町の中華料理店だ。

それにも関わらず、
閉店10分前に人で賑わっていたのだ。

そういえば、私が25歳の頃には、
すでにこの「龍朋」で食事をしていた。

当時、神楽坂近辺でサラリーマンをしていたので、
職場の人と時々食べに来ていたのだ。
すでに35年前から存在していたわけなので、
その歴史は長い!

今も昭和の時代を感じさせる、
懐かしい雰囲気を演出し続けている。

ビールや紹興酒といった
お酒を嗜んでいる人も見かけられるが、
だいたいの人は長居せず、
ラーメンやチャーハンで腹ごしらえをしたら店を出る。

なのに店内がお客様でいっぱいということは、
多くの人が訪れている証だ。
インターネットで口コミを覗いてみると
「飽きない美味しさで、食べ応え抜群!」
「繊細な味というより、純朴に美味い!」
といった声が寄せられていた。

長い間、地域の人々に親しまれ、
支持される“存在感”がある店なのだろう。

龍朋は創業から37年、
つまり1970年代に開店している。
その当時から変わっていないであろうものといえば
店内の雰囲気、料理の味、
そして、良いとは言えない立地。

しかし美味しく、いつでも手を抜かない!
時代に迎合しない、そんな“おもねらない”姿に
お客様は安心して訪れてくれるのではないだろうか。

時代におもねらなくても、
徹底した姿勢を貫いていれば、
来店する世代が移っていこうと、
変わらず繁盛していける。

すなわち、そこに“存在理由”が
しっかりと確立されているのだ。

あらゆるものが移り変わろうとも、
己の主軸を曲げずに徹底する。

時代におもねらなくとも、
繁盛店は継続することができる。
そんなことをふと気付かせてくれた、
龍朋のチャーハンだった。

ちなみに、その美味しい大盛りチャーハンは、
何度かに分けて食べています!
(誤解のないように!)

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気になるメニューがズラリ!

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食欲をそそる匂いがたまらない

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なんといってもチャーハンがおすすめ!

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