03/27
2023
“課題を発見し、意味を創出する”時代には、 「コーチング」は必須スキルかも⁈
「教育サービスで、学習のモチベーションの継続などを支援する
“コーチング”が脚光を浴びている。
グローバル化で重要性が高まる英語、最近話題が高まるリスキリングなど、
子供から大人まで“学び”が求められる世の中。
学ぼうとする消費者が教育サービスに求めるのは、
昔ながらの知識の伝授よりも、精神的な寄り添いだ」
これは先日の日経MJの1面のリード記事。
このところ“コーチング”が注目されているというのだ。
(私も、これからはティーチングよりコーチングと言ってきた!)
【プログリットの英語教育におけるコーチングの導入】
この記事で紹介されていたのは「プログリット渋谷校」。
通っている医師曰く、
ここでは英語の単語や文法、発音などは教えてくれない。
目標や学習状況や学習の悩みなどをコンサルタントと共に考え
計画を立てて学ぶ。
日々の学習は、プログリットが開発したアプリを使い自分で学び、
面談以外はコンサルタントとLINEを通じて
学習状況をやり取りするだけ。
コンサルタントはコーチなのだ。
実は先日の動画番組“Business Today”に株式会社プログリット
岡田祥吾社長にゲストとして登場していただいた。
レッドオーシャンとも言える英語教育業界にコーチング手法を
取り入れ、新たなビジネスモデルを創り上げ創業した。
創業から僅か6年の2022年9月に東証グロース市場に上場したのだ。
(素晴らしい!)
今回はこの“プログリット”であり岡田社長…ではなく、
この注目の“コーチング”にスポットを当てたい。
【コーチングは、人と組織の可能性を開くための手法】
ビジ達でも少し前に紹介したコーチングを日本に持ち込んだ伊藤 守氏。
(私とも結構長い付き合いなのだが…)
その伊藤氏が創業した“コーチ・エィ”の解釈によると…,
コーチングとは“自発的行動を促進するコミュニケーション”。
コーチングをする人(コーチ) は、コーチングを受ける人(クライアント) に
以下のような効果的な対話を創り出している。
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する
本人がコーチとのやり取りの中でいつのまにか気づき、
行動に移していくように導く。
今や組織のマネジメントにおける人材開発手法として、
多くの企業・組織が、人材開発、リーダー育成、組織開発
のために導入している。
私が主宰する“リーダーズセミナー”でも、
参加者にコーチングを学んでもらい、
日々のビジネスに活かしてもらおうと体験してもらっている。
“ニュータイプの時代”という「自分で課題を発見し、意味を創造する」
時代には、リーダーやマネージャーにとって
必須のスキルと言ってもいいのかもしれないのだ。
ビジ達でも繰り返し語っているが、
時代はシフトし、ビジネスの手法も、その教育の仕方も、
求められるスキルも大きく変わった。
“コーチング”という手法は、本人が自ら気づいて成長するという
本来あるべき姿に行き着いたということなのかもしれない⁈