これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「前橋結婚手帖」

  • ■ 前橋市発行の結婚指南書
  • ■ 若者の結婚を市が後押し

近年日本では若者の未婚率が年々増えつつあり、問題視されている。そんななか、先日前橋市と民間が協力して発行した、若者の結婚を後押しする冊子が『前橋結婚手帖』だ。
この冊子は市内を舞台に前橋市内での出会いの場や同棲にかかる費用、結婚から出産にいたるまで、ストーリー仕立てで情報を提供している。また、動物を擬人化したキャラクターを使い、内容のわかりやすさを追求したデザインで楽しめると好評だ。行政が主体となり、結婚をテーマにした冊子を作るのは全国的に珍しいが、これを機に行政主体の、若者の結婚を後押しする取り組みが広がっていくかもしれない。

【参考URL】http://www.city.maebashi.gunma.jp/sisei/493/499/p018154.html

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02「ケプラー」

  • ■ NASAの宇宙望遠鏡
  • ■ 太陽系外の地球型惑星を発見

NASAのエイムズ研究所は、地球に似た環境の惑星を新たに10個発表した。新たな惑星を発見したのは、太陽系外にある地球に似た惑星を探索するため、NASAが衛星軌道上に打ち上げた宇宙望遠鏡『ケプラー』だ。
発表によると、新たに発見された惑星は大小合わせ219個で、そのうち先述の10個は大きさも地球に近く、生命を維持できる環境にあるという。さらに2018年には宇宙望遠鏡「トランジット系外惑星探索衛星」が打ち上げられ、探索の範囲を今よりも拡大することが可能となる。同年には、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げ予定もあり、太陽系の外にある惑星の、生命維持環境への解析が進んで行く。このまま宇宙の研究が進めば、私たちが宇宙に住める日もそう遠くないかもしれない。

【参考URL】https://www.cnn.co.jp/fringe/35103000.html

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03「aiwa」

  • ■ 人気オーディオブランドの復活
  • ■ 海外の新たな顧客開拓へ

AV機器(映像・音響)で知られていたオーディオブランド『aiwa』が9年ぶりに復活する。もともとソニーが所有していたブランド使用権を秋田県の通信機器メーカー十和田オーディオが譲り受け、日本での再販に踏み切るという。
近年「aiwa」のように、かつて人気を博した日本のAV・家電ブランドの復活が相次いでいる。パナソニックが買収した家庭用電気機器販売の「SANYO」は、ブランドが国民に認知されているインドでの復活を決めた。また、日本で復活した「FUNAI」のテレビは、海外では定番商品のためさらなる売り上げが期待されている。安くて質の高い日本産ブランド機器の復活は、懐かしの商品を求める日本人だけでなく海外需要も見込まれ、新たな顧客開拓につながることが期待されている。
【参考URL】http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ20HDC_Q7A620C1000000/

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04「おとう飯」

  • ■ 男性の料理を促す内閣府のキャンペーン
  • ■ ネット上では賛否の声

内閣府の男女共同参画局が開始したキャンペーン『おとう飯(はん)』が話題になっている。これは政府が一昨年掲げた「男性の家事・育児参加時間を2020年までに150分にする」という目標達成への政策の一環として、父親が感じる料理への心理的ハードルを下げ、男性の家事参加時間を増やそうという取り組みだ。
公式サイトでは「手間を掛けず、多少見た目が悪くても美味しければ、それが“おとう飯”」と男性を勇気づけているが、これに対しネット上からは、スローガンが先行した実体の伴わないキャンペーンだという批判の声も上がっている。今後は印象的なフレーズで話題を呼ぶだけでなく、実現性と持続可能性のある中身の伴った施策を打ち出していく必要があるだろう。
【参考URL】http://www.gender.go.jp/public/otouhan/index.html

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05「じゅんかん育ち」

  • ■ 下水道資源を肥料にした食材
  • ■ イメージ戦略としてのブランド化

国土交通省は、下水道から生み出された肥料を農作物に活用する取り組み「BISTRO(ビストロ)下水道」に力を入れている。『じゅんかん育ち』は、その取り組みのひとつとして、下水道資源を原料とする肥料でつくった食材だ。
現在、肥料の原料となるリン鉱石はほぼ全量を輸入に頼っているが、その価格は安定しない。そこで、下水処理の過程で発生する汚泥に含まれるリンや窒素を活用すれば、汚泥処理をしながら農家に安定した価格で肥料が提供できるようになる。だが、普及には「下水道」ということばのマイナスイメージ払しょくが必須だ。「じゅんかん育ち」として、汚泥を原料とする肥料からできた食材をブランド化することで、この取り組みの認知と浸透が進むことが期待されている。

【参考URL】http://www.gk-p.jp/bistro.html

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06「オヤカク」

  • ■ 両親による内定承諾確認
  • ■ 「親の反対」による内定辞退を防ぐ

近年、採用担当者の間で『オヤカク』ということばが使われることが増えている。これは内定前に、企業が親に対し子どもの入社に同意するかの確認をとる、という意味のことばだ。
オヤカクには否定的な意見もあるが、企業と親の双方にメリットがある。企業側としては、売手市場で採用が難化する原状、オヤカクが得られれば親側からの子の就職の後押しが得られるうえ、近年増加する「親の意向による辞退」を防げるメリットがある。親側のメリットとしては、親が子どもの就職活動に直接かかわることで「ブラック企業」ではない、安心できる企業を選ぶことが可能になる。民間の調査会社による「オヤカク」率が高い企業のランク付けなども存在し、今後採用の場で耳にする機会が増えることは間違いないだろう。
【参考URL】http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170601/k10011003381000.html

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07「安心R住宅」

  • ■ 中古住宅のブランド化
  • ■ 国土交通省が認定

全国で広がる空き家の増加問題に対して、国や企業は様々な対策を行っている。その施策のひとつが、国土交通省が新設する、消費者が安心して購入できる優良中古住宅をブランド化する制度『安心R住宅』だ。
 「安心R住宅」のRは、Reuse(再利用)やRenovation(改装)に由来しているという。建築士による住宅診断の結果、構造上で不具合がないなど、一定の基準をクリアした住宅が対象となる。古くて汚いといったイメージのある中古住宅へブランドマークを付与することでマイナスイメージを刷新し、中古住宅の取引拡大につなげることが目的だという。一軒家のリノベーションブームが起こるなか、安心R住宅ブランドの新設がブームの後押しとなるか、今後の動きに注目だ。

【参考URL】http://jijico.mbp-japan.com/2017/06/19/articles23620.html

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