これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「アップルビジョンプロ」

  • ■ AR/MRのブレイクスルーとなるか
  • ■ アップル本気のヘッドセットデバイス

アップルがヘッドセットデバイス『Apple Vision Pro(アップルビジョンプロ)』を2月2日に発売する。価格は3499ドル(約50万円)と高額で、まずはアメリカで発売される見込みだ。「ビジョンプロ」が従来のゴーグル型のヘッドセットデバイスと異なるのは映像だけを見るVRではなく、現実空間の中にPCの操作画面や映像を浮かべるAR(拡張現実)/MR(複合現実)という点だ。 iPhoneで世界を変えて以降、iOSやMacOSデバイスで業績を大きく伸ばしてはいたが新たなブレイクスルーを起こしていないアップルにとって、「ビジョンプロ」は次のブレイクスルーを狙う意欲的な製品だ。生活を変えるデバイスなのか、イロモノデバイスで終わるのか要注目だ。
【参考URL】
https://mainichi.jp/articles/20240109/k00/00m/020/004000c
https://www.gqjapan.jp/article/apple-vision-pro-news

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02「コンビニアパレル」

  • ■ ファッションの発信地に?
  • ■ ファミマがアパレルに参入

ファミリーマートは昨年11月、コンビニ業界初となるファッションショー「ファミフェス」を開催、12月にはスウェットやパーカーの発売を開始した。ファミリーマートの細身社長は親会社の伊藤忠商事でアパレル畑を歩んだ人物だけに、『コンビニアパレル』に注力するか注目が集まる。「ファミフェス」ではファッションだけでなく、上部がデジタルサイネージになっている円形の店舗を未来のコンビニ像として提示するなど、ファッションだけでなくコンビニをコンテンツ発信・販売の場所と定義しているようだ。多くの人にとって、日常的に最も利用する頻度の高い商業施設が今後どのように進化するかは、経済全体にも大きな影響がありそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8f8b2e63067fab901115b0d6165e07bfa59ece3

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03「エコデザイン規則」

  • ■ 持続可能性に向けた大きな一歩
  • ■ 未使用製品の廃棄禁止が進む

2023年12月、欧州連合理事会と欧州議会が、持続可能社会に向けた製品の仕様を定める『エコデザイン規則案』が暫定的に合意した。新たな規則案では、従来のエネルギー効率に関する規定に加え、耐久性、信頼性、再利用性、修理・リサイクル可能性、懸念物質の有無などの持続可能性要件が追加される。今回の合意では未使用繊維製品の廃棄禁止も決定したが、かねてから他の製品でも未使用廃棄禁止は提案が行われており、中長期的には多くのジャンルの製品で未使用での廃棄が禁止される可能性があるという。これからは効率を高めていくだけでなく、製造と消費のあり方自体を見直していくステージに入っていくのかもしれない。
【参考URL】
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/12/ed09003e4ac32460.html

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04「アジャイル開発」

  • ■ 小さいサイクルを繰り返す開発手法
  • ■ ビジネススタートを早めることが可能に

ソフトウエア開発において、主流となりつつあるのが、小単位で実装とテストを繰り返す開発手法『アジャイル開発』だ。従来のウォーターフォール開発の場合、初めにプロジェクトの細部まで煮詰めてから大きなサイクルで進める必要があった。しかし「アジャイル開発」では、開発工程を機能単位の小さいサイクルで繰り返すため、優先度の高い重要な機能から着手でき、サービスインまでの期間を短縮することができるという。また、近年では、経営分野にも取り入れられつつあり、少人数のチームが自己完結的に意思決定をできるため、経営スピードの向上や環境変化に適用し易くなるというメリットがあると、注目を集めている。先の読めないVUCAの時代では、このように迅速な対応力を持ち、リスクに備えることが重要課題となるのだろう。
【参考URL】
https://monstar-lab.com/dx/solution/about-agile_methods/

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05「マツケンおみくじ」

  • ■ 第二次マツケンサンバブーム
  • ■ めでたい気分になれると話題に

コロナ禍の中、鬱々とした気分を晴らしてくれると注目されたのが、2004年に発売され、大ヒットを記録した「マツケンサンバII」だ。マツケンこと松平健氏は公式YoutubeやSNSも始め、人気が再燃してきた矢先に起きたのが、東京五輪の音楽責任者辞任トラブル。そこで、「マツケンサンバII」を開会式に歌おうという、「マツケンサンバ待望論」が巻き起こり、Twitterのトレンドワードとなったのだ。さらに、グッズなどの売れ行きも好調で、PARCOで開催されるPOP UP SHOPは人気のあまり昨年から全国を巡回しているという。ここ最近では、福岡PARCOで開催された、黄金のマツケンフィギュアが当たるおみくじ「マツケンおみくじ」が、めでたい気分になれると、SNSで大盛り上がりを見せていた。これらは、ポジティブシンキングが強い現代に、必然的に起こる事象だったのかもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/2945dad9cace71ec8c5d9a56b07829e3417fd50c?page=2

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06「ニューラグジュアリー」

  • ■ 自分なりの贅沢を楽しむこと
  • ■ SDGsなど、社会貢献との親和性が深い

かつて、ラグジュアリーといえば、高額品やサービスを利用する贅沢のスタイルであった。しかし最近では、自身の生活を本質的に豊かにしてくれるモノ・コトを指す『ニューラグジュアリー』へ、ビジネスモデルが変換しつつあるという。例えば、手に届かないモノを手に入れることがラグジュアリーならば、心理や健康に「善い」ものや、社会のために「善い」ことを実践したりする、意味のある消費が「ニューラグジュアリー」を指すという。その背景には、ミレニアル世代の共働き増加などの影響で、肩ひじ張らず、ソフトに贅沢を楽しむという価値観が拡大していったという要因もあるのであろう。今後、SDGsなどの社会貢献とも密接な関係となり、一般認知がさらに進んでいきそうだ。
【参考URL】
https://new-standard.co.jp/posts/11887
https://www.jnews.com/business/digest/2023/034.html

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07「いばしょチケット」

  • ■ 社会的処方事業として展開
  • ■ 美術館や博物館の電子チケットを配布

年々深刻化する孤独・孤立問題について、内閣官房でも対策担当室を設置するなど、国を挙げた推進策が見受けられる。そんな中、NPO法人あなたのいばしょが新事業として開始した、社会的処方事業『いばしょチケット』が話題を呼んでいるという。社会的処方とは、孤独を抱く人に、自然や芸術に触れる機会などを提供し、地域社会とのつながりを生み出し、レジリエンスにつなげるというアプローチのこと。チケット内容は、銭湯や博物館・美術館、ヨガなどの体験を伴うものだという。流れとしては、同法人のチャット相談を訪れる若年層の相談者等を対象に、必要と判断された者に配布される形となる。心の回復を高める抜本的なアプローチとして、今後さらに拡大を見せていきそうだ。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/articles/-/632441
https://current.ndl.go.jp/car/208099

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