これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「メタバース禅堂」

  • ■ メタバース内に作られた禅堂
  • ■ 注目の即興音楽家・僧侶がライブ配信し、話題に

コンテンツを通し、世界中の人と繋がれることから、オンラインゲームやビジネスでも広がりを見せている「メタバース」。メタバース内のアリゾナ・セドナに作られた、坐禅や瞑想、ヨガなどのイベントを行う禅堂『メタバース禅堂』もそのひとつだ。最近では即興音楽家・僧侶として、お経をヒューマンビートボックスとかけ合わせて発信する、赤坂陽月氏が演奏と対話をし、話題を集めた。赤坂陽月氏は「般若心経ビートボックスRemix」が、400万回以上動画再生されるなど、世界的にも注目の人物。コロナ禍においても精力的に活動を続け、「聴く薬」としてのメディスンとも表現されているという。今後、このように企業や著名人がメタバースに続々と参入することで、新たな市場が急速に拡大していくことだろう。
【参考URL】
https://www.iza.ne.jp/smp/kiji/pressrelease/news/220405/prl22040510440064-s1.html

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02「パーパス経営」

  • ■ 目的・存在理由を第一にした経営手法
  • ■ ミッション、ビジョン、バリューの上位概念

昨年、1年間で約40億回検索されたワード「パーパス」。ビジネスシーンでは存在意義を表す言葉として使用されている。そこから派生し、『パーパス経営』という目的・存在理由を第一にした経営手法が注目を集めている。
似通ったものとしてミッションやビジョンがあるが、これらは未来に向けて実現すべき姿である。それに対し「パーパス経営」は、「自分たちはなぜ存在し、どのような価値を生み出そうとしているのか」と、志を示しているという。近年、サステナビリティへの意識の高まりや、コモディティ化の拡大などもあり、強固な「パーパス」を持つ企業が独自のポジションを獲得しやすくなったのだ。このように社会情勢の変化に伴い、企業経営を見直すことで、それが社会貢献などにも繋がっていくのだろう。
【参考URL】
https://smbiz.asahi.com/article/14473835

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03「AUKUS(オーカス)」

  • ■ 中国を念頭に置いた軍事パートナーシップ
  • ■ 極超音速兵器の開発に取り組むことを発表

昨年、米中対立が激化し、暗雲が垂れ込めていた中、新たな軍事パートナーシップが発足した。それが、オーストラリア(AU)・英国(UK)・米国(US)の3ヶ国が参加する、安全保障の枠組み『AUKUS(オーカス)』である。
中国を念頭に置いた軍事パートナーシップである「AUKUS」は、幅広い技術開発での協力を目的としている。これによりオーストラリアは、米国・英国・フランス・中国・インド・ロシアに続き、原子力潜水艦を製造する7番目の国となり、海軍能力が飛躍的に向上。太平洋地域における軍事バランスが変わり始めたのだ。さらに、今年に入り「AUKUS」は、極超音速兵器の開発に共同で取り組むと発表し、再注目を集めている。ロシアとウクライナの情勢などもある中、このような協力関係は以前よりも慎重に進めていく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www.theheadline.jp/articles/501

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04「SAKURACO」

  • ■ WAGASHIを世界へ
  • ■ 中小製菓メーカーと世界をつなぐサブスク

日本の伝統的な和菓子を月ごとのテーマに合わせて詰め合わせたボックスで届けるサブスクリプションサービス『SAKURACO』。甘いけど甘すぎず、見た目が美しいスイーツである和菓子を楽しめるサービスとして、欧米の20〜40代を中心にじわじわと人気を集めている。
従来、和菓子は賞味期限が短く海外の消費者に届けることは難しかったが、あらかじめ契約し定期的に東京から直送することで最短3日で消費者の元に和菓子が届けることができるという。それにより、中小の製菓メーカーや製菓店が商品を世界に届けることができるようになった。海外で浸透するさまざまな日本食に続き、WAGASHIが広く知れ渡る日も近いのかもしれない。
【参考URL】
https://sakura.co/

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05「凍眠食品」

  • ■ 全く味の落ちない冷凍食品
  • ■ 開発から十数年を経てブレイク

刺し身に焼き鳥、メンチカツ、麻婆豆腐から牛ほほ肉の赤ワイン煮に果ては日本酒まで。どんな食品や料理も味を劣化させずに急速冷凍する液体凍結機を使用した『凍眠食品』が料理のプロも舌を巻く冷凍食品の革命として話題になっている。
開発者の山田さんは凍眠1号機は1984年に完成し、1989年に製造・販売を行う企業テクニクスを設立し事業に乗り出すがまったく売れず赤字が膨らんだ。それでも諦めず、全国でデモを繰り返し、少しずつ注文が入り始めた頃には開発から十数年を経過していた。今では2,000台以上を販売し、その技術や食品ロスへの貢献から4年前には国連に招かれスピーチを行った。斬新な発想や手法はときに受け入れられない中、信念を貫き道を切り拓いた事例と言えそうだ。
【参考URL】
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/smp/business/entry/2022/025738_amp.html

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06「カフェロボット」

  • ■ 人とロボットが支えあう未来を目指して
  • ■ AIが駅でコーヒーを提供

見た目はロッカーのようでその中身はコーヒーを作るAIを搭載した『カフェロボット』が東京新宿駅に登場。専用アプリを使って電車から時間指定して注文すれば、駅に着いたときにちょうど受け取れるという仕組みだ。飲んだ後には味の評価を行うことで、次回はより自分の好みに合ったコーヒーをAIがレコメンドしてくれる。
開発したのは22歳の大学生、中尾渓人さん。高校時代にAIを活用したロボットを作ることでさまざまな作業やサービスを無人化できると考え会社を立ち上げた。今後の人口減少の中で人手不足をAIやロボットが効果的に補うことで、人の仕事を奪うのではなく、ロボットと人が支えあうゆとりある暮らしの実現を目指していくという。AIに対する漠然とした忌避感を乗り越えるビジョンや取り組みとして注目したい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2022_0329.html

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07「リープフロッグ現象」

  • ■ 新興国が一気に最先端技術に到達すること
  • ■ アフリカのテクノロジーが大躍進

世界各国で都市化が拡大し、2025年にはメガシティがアジアに集中するとも言われている。それに対し、2100年にはメガシティのほとんどがアフリカ大陸に位置する予測が立ち、アフリカは躍進的なスピードで開発されているようだ。そんな中、アフリカでは『リープフロッグ現象』と呼ばれるテクノロジー発展が見込まれているという。
それは、新興国で特定の技術が先進国よりも速いスピードで整備、浸透する現象のこと。既存のインフラや社会経済基盤に乏しいアフリカは、競合などとの摩擦が生じることなく変化を受け入れる風潮があるようだ。そのためE-ガバナンス、E-教育、電子通貨など、先進国では導入に時間がかかっている技術も柔軟に受け入れ始めているという。これまでになかった動きで、今後も注視していきたい。
【参考URL】
https://ampmedia.jp/2022/03/02/africa-smart-city-development/

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