01「QR決済」
- ■ QRコードを用いた決済サービス
- ■ キャッシュレス決済普及を後押し
代金の支払いに現金を使わないキャッシュレス化が世界的に進んでいる。そんな中、NTTドコモがQRコード読み取りによる決済サービス『QR決済』を今年度中に大手コンビニで導入すると発表した。
客側はクレジットカード情報を登録しておいた専用アプリで、店舗で用意したタブレットに表示されたQRコードを読み取るだけで決済が完了する。QRコードの読み取りは、スマホや従来のバーコードリーダーで行えるため、導入コストがかからず、店舗側の負担が少ないといった利点がある。QR決済は、政府が成長戦略で掲げているキャッシュレス決済の起爆剤として期待される。世界的なキャッシュレス化の波に乗り遅れている日本においても、その普及に一役買うだろう。
【URL】http://www.sankei.com/economy/news/170814/ecn1708140004-n1.html

02「あるく保険」
- ■ 専用端末で1日の歩数を計測
- ■ 目標達成ごとに還付金授与
近年、“健康なほど得をする”サービスが増加している。そのうちのひとつとして挙げられるのが、東京海上日動あんしん生命保険が発売した『あるく保険』だ。
「あるく保険」は専用のウェアラブル端末を腕につけ、スマートフォンのアプリ経由で1日の歩数を計測する。そして目標歩数を達成するごとに、2年に1回還付金がもらえるというユニークな仕組みの保険だ。歩いて健康を維持できるうえに還付金ももらえるとなれば、利用者は得した気分になるのではないだろうか。他の保険会社からも、コレステロール値によって保険料が安くなったり、クーポンがもらえたりする保険が登場している。少子高齢化が進み、健康志向が高まりつつある中で、自身の健康状況を把握できるようなサービスに注目が集まっていくかもしれない。
【参考URL】http://www.sankei.com/life/news/170821/lif1708210010-n1.htm

03「病児保育」
- ■ 親の勤務中子どもの看護を引き受ける
- ■ 共働き家庭の子育て環境改善策
共働き家庭にとって、子どもの病気は深刻な悩みのひとつ。万が一子どもが風邪を引いてしまった場合、母親が会社を休むケースが多いという。このような現状の改善策として、保護者の代わりにベビーシッターが子どもの面倒を見る『病児保育』が注目を浴びている。
病児保育には、病児用の保育園に子どもを預ける「施設型」と、ベビーシッターが自宅を訪問する「訪問型」がある。施設型は現在、利用希望者数に対し施設数が追い付いておらず、いざという時に使いにくいという声もある。一方で訪問型は自宅にベビーシッターが来るため比較的予約が取りやすく、さらに医療機関まで付き添ってくれるため、病気の子どもを安心して任せることができる。病児保育を上手く活用することは、男女問わず子育て世代が社会で活躍するための手助けとなるだろう。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ08HPY_R20C17A8000000/?dg=1&nf=1

04「陸上型イージス」
- ■ イージス・システムを搭載した陸上型防衛兵器
- ■ 防衛省が導入方針を発表
防衛省は北朝鮮の核・ミサイル開発の進行に対処するため、『陸上型イージス』を導入する方針を発表した。
この「陸上型イージス」は、艦船に搭載されている高性能レーダーやコンピューターを駆使して同時に多方向から飛来するミサイルなどを迎撃する米国開発のイージス・システムが搭載された陸上型防衛用兵器。日本は現在、イージス艦を4隻保有しているが、定期検査や故障時の帰港などを考えると不十分であり、陸上型の方がより安定した運用ができる。しかし、新型迎撃ミサイルシステムは導入に莫大な費用がかかり、正式に決定しても実際の配備は数年先だという。また配備先の自治体の理解を得ることなど、解決していかなければならない課題は山積みであり、今後の動向に注目が集まっている。
【参考URL】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000012-jij-pol

05「クリーニングデイ」
- ■ フィンランド初のリサイクルイベント
- ■ 日本では“アップサイクル”をコンセプトに開催
世界中で環境保全への取り組みが進むなか、リサイクルを身近に楽しむことを目的としたフィンランド発のフリーマーケット『クリーニングデイ』が、日本各地で開催され、注目を集めている。
「クリーニングデイ」は、誰もが不用品などを自宅前や公園で販売できるフリーマーケットの開催日で、日時が決定すると、各出展者がフリーマーケットの場所をサイトの地図上に登録し、利用者は最寄りの場所を検索できるという仕組みだ。日本での開催は“アップサイクル”をコンセプトに掲げ、リサイクルだけではなく、新しい価値や使い方を見出そうと働きかけているという。他国のアイデアを受けて自国向けにカスタマイズすることで、環境保全への持続可能な取り組みに挑戦する「クリーニングデイ」が、私たちの耳馴染みの深い言葉になる日は近いかもしれない。
【参考URL】http://cleaningday.jp/

06「1dayインターン」
- ■ 1日限定・超短期インターン
- ■ 日数制限の撤廃に伴い増加
20年ほど前から日本に浸透し始め、今や就活の常識となったインターンシップ制度。時代に合わせ、様々なスタイルのインターンシップが産まれてきたが、今年急増しているのが1日限定のインターンシップ『1dayインターン』だという。
仕事を理解するためには一定の期間が必要との考えから、今まではインターンシップは5日以上と定められていた。しかし、企業の負担を減らすため、今年4月に日数制限が撤廃されたことで、「1dayインターン」を多くの企業が導入することとなった。その時間の短さから、業界や企業、業務概要の説明が中心となるものが多いのが実情だが、学生側も就業体験ではなく、業界研究や会社の雰囲気を掴むためと割り切って参加することが多いようだ。企業にも学生にも負担の少ない1dayインターンは、今後ますます増加していくだろう。
【参考URL】http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_138961

07「民旅」
- ■ 地元の人が企画し地域を案内
- ■ 地域に特化した体験を提供
1人旅を楽しむ人が年々増加するなど、従来のかたちから変化しつつある旅行スタイル。そんな多様化する旅行者のニーズに応える『民旅』という新たなトレンドが注目を集めている。
民旅とは、地元の人が自らツアーを企画し、地域の暮らしや観光地を案内する体験のこと。案内人の個性が現れたガイドの下、地元の人しか知らないスポットを巡り、ディープな体験をすることができる。プログラムの参加費は数千円ほどで、手軽に参加できることも魅力だ。民泊の流行など、大手旅行代理店に旅の計画全てを任せる旅行から、その場・その時にしかできない体験ができる旅行へ、旅行者の嗜好は変化しつつある。今後一層、このような「体験」を重視した旅行スタイルは広まっていくだろう。
【参考URL】https://tabica.jp/entry/life/archives/26234
