01「ハリーポッターパーク」
- ■ 世界的に注目のテーマパークが6月オープン
- ■ 魔法の街への変身で活性化なるか
惜しまれながら閉園となった東京練馬区の「としまえん」跡地に、米ワーナー・ブラザーズが建設を進めていたテーマパーク『ハリーポッターパーク』がいよいよ6月16日にオープン予定。3月には施設の一部がメディア公開され、屋内型の施設としては世界最大規模の約3万平方メートルの大規模施設に、作品の世界観が再現されていた。日本だけでなく世界的にもハリーポッターの集客力は強く、USJでのアトラクションも大人気。練馬区ではテーマパークのオープンに合わせて、商店街などが協力したハリーポッター仕様の店舗装飾やメニュー開発など「魔法の街」としての町おこしの準備を進めている。練馬区がどのように活性化されるか、オープンが楽しみだ。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20230315c.html

02「ピッチクロック」
- ■ 試合のテンポアップでファンを呼び戻す
- ■ メジャーの新制度で成果
WBCから続く日本人選手の活躍で目や耳にすることも多いアメリカのメジャーリーグ。その中でもシーズン開始当初大きな話題となったのが、試合時間を短縮するために導入された、投手が投げるまで、打者が構えるまでの時間を定めた『ピッチクロック』だ。野球以外のアメリカ4大スポーツやサッカーを始め、多くの人気スポーツは試合時間が時間で定められているが、野球は攻めと守りの回数で試合が進行する。そのため、一試合の時間が長くなり、それがファン離れを起こす要因の一つとなっていた。ピッチクロック導入により試合時間が従来の平均3時間1分から2時間38分ヘと大きく短縮と成果をあげた。ファン獲得に向けて行われるメジャーリーグの様々な取り組みは、日本プロ野球もベンチマークする必要がありそうだ。
【参考URL】
https://hgkiy5.com/pitch-clock/

03「BizDev(ビズデブ)」
- ■ 新規事業開発の専門家
- ■ 日本経済の活性化に寄与するか?
『BizDev(ビズデブ)』は「Business Development(ビジネスディベロップメント)」の略で日本語では「事業開発」と訳され、新しい事業開発に取り組む「職種」を指す意味でも用いられる。近年外資企業やスタートアップで募集が増えている、注目の職種だ。BizDevの業務内容は、新規事業のマーケティング・企画・戦略立案・パートナーとのアライアンスやM&Aなど多岐にわたる。その業務内容からスタートアップや大手企業の話と思われがちだが、いま硬直化している日本の中小企業にこそその動きが求められるという。「イノベーション」が求められながら、なかなかその実現に至らない現状を踏まえると、このようなスキルを持った専門家がグイグイと推し進めていくことも必要なのかもしれない。
【参考URL】
https://www.attax.co.jp/e-kaisha/経営/bizdev0922/

04「Twitter Blue」
- ■ 個人向け有料サブスクサービス
- ■ 分散型SNS、Blueskyにも注目が集まる
2022年の10月、米国の起業家・イーロン・マスク氏がCEOに就任し、世間を賑わせているTwitter社。以来、仕様変更などが頻繁に行われており、中でも個人向けの有料サブスクリプションサービス『Twitter Blue』が話題を呼んでいる。以前は、著名人や企業に向けて公式マークとして付与されていた青色の認証バッジだが、「Twitter Blue」に加入すれば誰でも認証バッジが付けれる仕様に変更された。さらに、会員となると、ツイートの編集や長尺動画のアップロードといった新機能、広告数の低減、アカウントの優先表示など多彩な機能が利用可能だという。しかし、急な仕様変更に不安を感じる人なども多く、ユーザーがアルゴリズムを設定できる分散型SNS「Bluesky」などにも注目が集まっている。 SNSがどのように変化を遂げていくのか、今後とも目が離せなそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2c161e04ac15c8645772552a66d160293174be3

05「社会人教員」
- ■ 教員免許を持たない社会人の教員
- ■ 全国的に積極的な登用を目指す
22年4月に文部科学省が実施した「『教師不足』に関する実態調査」では、小中高および特別支援学級での教員不足数は21年度始業日時点で、合計2558人に上ることが明らかになった。そんな中、全国の教育委員会では、教員免許を持たない社会人の教員『社会人教員』の採用に力を入れているという。広島県では、2012年度から社会人の特別選考を高校の工業科と看護科で始めており、本年度では福祉科も追加される。また、山口県は教員免許を持たない人向けに「教職チャレンジサポート特別選考」を設け、合格者には教員免許取得のための学費として年26万円を上限に2年間補助し、取得後に正式採用となるという。このような施策以外にも、教員のタスク減少など労働環境の整備も改革が必要となってくるのであろう。今後の動向にも注視していきたい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/386aee54f7b751a52c6075d58169a23d15d2be87

06「バッドロケーション戦略」
- ■ 郊外などのアクセスしづらい場所に敢えて出店
- ■ 店舗を中心に周辺エリアも活発に
東京・渋谷、新宿など、都心部の大型開発が目まぐるしい昨今。その一方、駅から遠く離れたエリアに店舗を構え、周辺の街づくりにも貢献する『バッドロケーション戦略』という出店戦略を試みているのが、株式会社バルニバービだ。バルニバービが手掛ける、兵庫県・淡路島の西海岸にある「GARB COSTA ORANGE」は、アクセスしづらい場所にも関わらず、平日でも大賑わいのようだ。さらに、淡路島の海沿いの土地を追加購入し、リゾートホテルなど、17施設を開業。その影響で、近隣に移住する人も増加し、不動産価格にも変化が生まれているという。また、この戦略は他企業にも影響を与えており、東京・下町エリアである蔵前や浅草なども、次々と複合施設や人気店舗のオープンが控えているようだ。このような店舗を中心とした経済循環の連鎖は、今後も拡大していって欲しい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/85b662c5bbe2105e445e7fd96a4162fa49da37f3

07「ゼロ次予防」
- ■ 健康のために環境を整備
- ■ 努力や意思とは関係ない、健康的な生活習慣
少子高齢化問題が深刻化しつつある本国。そんな中、新たに提唱されているのが『ゼロ次予防』という考え方だ。従来の疾患予防といえば、健康づくり・保健指導などの1次予防、健診などで早期発見・治療するための2次予防、治療・リハビリなどの3次予防であった。それに加え、健康づくりのために社会環境や構造などを整える「ゼロ次予防」が注目されているという。例えば、タバコの値上げや喫煙所の撤去などが分かりやすい事例であり、タバコを吸える環境を無くすことで、禁煙を促している。このように努力や意思に関係なく、健康的な生活習慣が実行できるよう、環境を整えていくことがポイントのようだ。自治体での取り組み事例もあるようだが、まだまだ不行き届きなのが現状であろう。先ずは健康のために、個々人の意識を高める必要がありそうだ。
【参考URL】
https://bit.ly/3WA2dnJ
