01「協同労働」
- ■ 資本家ではなく労働者が中心の組織
- ■ 持続可能な社会の重視で注目
出資者、経営者、労働者がそれぞれの役割を果たす従来の企業に対して、『協同労働』は参画する全員が「出資」「経営」「労働」のすべてを担うという新しい事業組織の形態。資本主義の発展により利益・市場至上主義が進んだことで問題視されている、富の集中や環境負荷、地域社会の軽視といった現代の歪に一石を投じる動きとなっている。
大勢の組員による合議制になることで意思決定に従来以上に時間がかかるようになるのでは? などの懸念もあるが、労働者が主体性と意欲を取り戻し、そして利益だけではない多様な目的の活動につながる新たな働き方として注目していきたい。
【参考URL】
https://jwcu.coop/about/associated/

02「ミニ弁当」
- ■ コンビニでも自分で献立
- ■ 小容量ニーズに応える新たなお弁当
主に女性の健康意識から来る「ご飯は少なめ」ニーズに対応した『ミニ弁当』のラインナップが、セブンイレブンやローソンで拡大している。これは、ご飯をお茶碗1杯分程度に抑えた小容量なカップ弁当のこと。
従来コンビニ弁当は男性が主要な購入層だったが、セブンイレブンは「一膳ごはん」の販売により女性の購入者が増えたとのこと。主食の量を減らすことで、自分で好きな副菜を組み合わせる購入者も増えているという。コロナの影響で店舗の営業時間が制限されていることから、外食がしにくくなっている→「ミニ弁当」のような商品が増えることで、男女関係なくコンビニ食が手に取りやすくなっていくだろう。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/forcast/00004/00211/

03「ど冷えもん」
- ■ コロナ禍の飲食店の心強いパートナー
- ■ 冷凍自動販売機に注文殺到
時短営業や席数削減などコロナ禍に苦しむ飲食店。その飲食店から大きな支持を集め販売数 を伸ばしているのが、様々な容器の形状に対応できる、業界初のマルチストック形式の冷凍自動販売機『ど冷えもん』だ。
24時間いつでも買えるという利用者のメリットに加え、非対面・非接触での食品販売はコロナ禍にマッチした形態と言える。さらに、支払いには電子マネーやQRコード決済が利用でき、販売状況や在庫は遠隔から確認できるなどデジタル面の機能性も高く、これにより補充タイミングなどを適切に把握することができる。また、冷凍販売は食品ロスにも強く、コロナ禍、社会の持続性両面から時代にマッチした人気製品となっていきそうだ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b089e9de34d44d373c4dc79a2e584e4c619908b3

04「培養肉」
- ■ 動物の細胞をもとに作られた代替肉
- ■ 食料危機や環境保護の一助となるか
世界の人口が増え、経済発展や食生活の変化から、中所得国で肉類の需要増加が予想される。そこで環境の変化に影響されない代替肉として、『培養肉』の研究が世界中で進められているという。
「培養肉」とは、>動物の細胞を体外で培養して増やし、その細胞を組織形成した肉
【参考URL】
https://newswitch.jp/p/27518

05「笹生優花」
- ■ 19歳の女子プロゴルファー選手
- ■ 日本人初、女子全米オープン制覇
日本人として初めて、全米女子オープンを制覇した『笹生優花』が注目を集めている。「笹生優花」とは、19歳の女子プロゴルファー選手のこと。日本人の父とフィリピン人の母を持つハーフ選手で、4歳から日本で暮らし始めた。8歳の時にゴルフを本格的にやりたいと父にせがみ、厳しいトレーニングにも耐えた。高校時代は1日12時間もの練習をこなしていたという。
現在、ドライバーの平均飛距離は262ヤードで、プレーを見た関係者は一様に「男子プロ並みのスイング」と評価するほど。アマチュア時代はフィリピン代表として大会に出場することもあったため、日本とフィリピンどちらの国籍を選択するのか関心を集めている。どちらの国籍を取得したとしても、「笹生優花」の活躍は日本とフィリピンに明るい話題をもたらすことだろう。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/19d41733fac1307f99b3be638c87479e9b8e8c98

06「節水農法」
- ■ 水の使用量を大幅に減らせる農法
- ■ サステナブルな農法として注目
今あらゆる事業で、サステナブルというキーワードの重要性が高まっている。そんな中注目を集めているのが、水の使用量を10分の1に減らすことができる農法『節水農法』だ。
「節水農法」では、厚さ数ミリの吸水シートを植物の下に敷き、このシートを通して出てくる水で植物を育てる。植物は、しみ出たわずかな水分を利用しようと細い根を発達させるため、従来よりずっと少ない量の水で栽培できるという仕組みだ。河川や土壌の汚染につながる排水も少ないため、環境に優しい農法として注目されているという。また、この農法で育てたトマトは通常よりも糖度が高く、消費者にもメリットがある。サステナブルな農業を考える上で、重要な存在となっていくに違いない。
【参考URL】
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/pmj1Pjgxr8/

07「eJeans PET」
- ■ ジーンズの在庫や切れ端をペットのおもちゃに
- ■ 国産ジーンズ発祥の地岡山のメーカーが商品化
売上が伸び悩み、苦境に立たされている衣料品業界。そんな中、在庫のジーンズや生地の切れ端をペット用の服やおもちゃに仕立てるブランド『eJeans PET』が注目されている。
「eJeansPET」を売り出しているのは、国産ジーンズ発祥の地として知られる岡山県倉敷市のアパレルメーカー、ニイヨンイチ。新型コロナウイルス感染症などの影響で売上が大きく落ち込んだニイヨンイチは、この状況においても売上を伸ばしているペット市場に注目。ジーンズ生地を活用した新たなビジネスに挑戦した。商品の価格は1着2万円ほどするものもあるが、注文が相次いでいるという。苦境から新たな活路を見出した企業のひとつといえるだろう。
【参考URL】
https://www.241co.com/ejeanspet
