これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「LED野菜」

  • ■ 安価で手に入る主婦たちの強い味方
  • ■ 通常の野菜を大きく上回るビタミン含有量

野菜の価格高騰により、日々頭を悩ませている主婦の方々も多いのではないだろうか。いっときに比べると、レタスは2倍近くの値段ということもある。そんな中、200円前後のレタス『夢菜(ゆめさい)』が販売されている。これは太陽の代わりにLEDランプの光を利用して生産された、「LED野菜」である。気候はもちろん、害虫や病気の心配もないため、安定して低価格の野菜を生産することができるのだとか。LEDで栽培したリーフレタスは、通常の露地栽培のものと比較すると、ビタミンCは3倍、ビタミンAは14倍という研究結果が出ていて、品質面も問題ない。その秘密は、LEDの多彩な光の色だという。野菜は浴びる光の色により性質が変化するので、必要な光を集中的に照射し、栄養素や味を調節するそうだ。LEDの光が農業に改革をもたらす日も近いかもしれない。

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02「ケータイ安全教室」

  • ■ ケータイがらみのトラブルが続出
  • ■ 利便性の裏にあるリスクとは…

遠くへ引っ越した友人から、元気な様子を知らせる写真がメールで届いた。ほかの友達に転送して教えてあげよう。あ、せっかくだからブログにもアップして、いろんな人に見てもらおう。こうした一連の行為は、実はマナー違反にあたることをご存じだろうか。写真や動画を本人の許可なく公開したことで、不快になる人もいるかもしれない。「ケータイ安全教室」は、こうした情報のやりとりに関するモラルや詐欺などのリスクを啓蒙する活動で、通信会社や経済産業省などが実施している。防犯上の理由から小学生にケータイを持たせる親も多いが、逆にネット社会の危険にさらされる可能性も秘めている。なんでもできちゃうからこそ、その使い方を正しく理解しておかなくてはならない。

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03「ジャン文」

  • ■ マンガの読書感想文!?
  • ■ 型にはまらない自由な表現を!

子供の頃書いた読書感想文といえば、夏目漱石の「坊ちゃん」か、太宰治の「走れメロス」か…。ところが、今の子供たちが必死になって書いている感想文はというと、尾田栄一郎の「ワンピース」。なぜマンガの読者感想文を書いているのか? それは全国の小学生を対象とした読書感想文コンクール、「ジャン文」に応募するためだ。ジャン文とは、今までジャンプで連載されたマンガから、好きな作品を選んで感想文を書くという、「週刊少年ジャンプ」が主催するコンクールのこと。最優秀賞受賞者には図書券1万円分に加え、好きなジャンプ連載作家から似顔絵入りサイン色紙が贈呈される。主催者側は、大人には絶対に真似できない表現や、考え方が集まることを期待しているという。子供ならでは感受性からどんな表現が飛び出すのか、その可能性は未知数。今秋、発表になる結果が待ち遠しい…。

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04「憲法96条改正」

  • ■ 総議員の過半数で憲法発議可能に
  • ■ 9条改正も視野に

憲法の改正は、各議院に対して総議員3分の2以上の賛成で国会が発議し、国民に提案して承認を得なければならない。これが「憲法96条」の主な内容だ。安倍政権は夏の参院選の柱として、この発議の条件を総議員の3分の2以上から過半数に変更することを打ち出している。つまり、従来よりも憲法の改正を簡単にしようとしているのだ。憲法の改正が難しいことは、民意を反映しにくい反面、コロコロと憲法を変えてしまう危険を防ぐ役目も果たしている。今回の96条改正は9条の改正を前提としており、単純に民意反映の為の施策ということではない。憲法改正により、右傾化が進む恐れもあるということだ。次回の参議院選挙では96条改正がどういった結果を引き起こすか、その先まで見越して行動することが求められる。

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05「読まずに「同意します」」

  • ■ おカタイ言い回しはわからない
  • ■ わかりやすく読みやすい約款へ

サイト内での買いものやダウンロードといったネットサービスを利用する際、サービス規約に対して同意を求めるための契約条項、「約款」。その記載内容は、難解な単語や言い回しが長々と続く。そのため、理解半分でとりあえず同意してしまうユーザーが多く、それが原因でトラブルが発生することも少なくないという。実は、現状の民法には、約款について明確な法律がないため、一度同意してしまうと企業側との交渉は不可能になってしまうケースが多い。そこで今回提案されたのが、“契約当事者が内容を十分に把握できる機会を設けた上で、合意を得なければならない”という約款における有効条件だ。これにより、約款を短く簡単な言い回しにし、ユーザーが理解しやすい内容へと改善していくという。約款トラブルを無くすための民法改正の実現に、今、期待が寄せられている。

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06「隙間上映」

  • ■ 映画館で様々なコンテンツを上映
  • ■ 映画産業の衰えが問題視

今月新装した歌舞伎座が盛況だという。改装前と比べ客足は3〜4倍に伸びているとのこと。そんな人気の歌舞伎が、映画館でも楽しめるのをご存知だろうか。“シネマ歌舞伎”と呼ばれるその歌舞伎は、演目も毎月変わり、評判も上々とのこと。映画館で上映されるのは歌舞伎だけではなく、音楽ライブやコンサート、スポーツ中継なども行われるようになってきている。背景として、上映する映画の本数が足りないこと、客足不足による打ち切りで映画館が空いてしまうことなどが挙げられる。対して歌舞伎など熱心なファンのいるコンテンツは客入りも多く、映画館にとって魅力的である。様々なコンテンツを映画館で観覧できるのは嬉しいことだが、映画産業の衰退と引き換えでは素直に喜ぶことができない。これからの映画産業の盛り返しに期待したい。

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07「おむつ寿司」

  • ■ シャリはおむつ、ネタは便利グッズ
  • ■ 出産祝いの新定番が大人気

意外と選ぶのが難しい出産祝い。そんな中、ひときわ異彩を放った商品が登場した。その名も「おむつ寿司」。寿司折りをイメージしたギフトセットで、シャリ部分はすべて白いおむつの「パンパース」。7種類の寿司ネタは、それぞれ色と形状に合わせた家事道具やベビーアイテムとなっている。例えば、たまごは黄色いセルローススポンジ、マグロは折りたたんだ赤いシリコンマット、かっぱ巻きのきゅうりはコンパクトに丸めた緑のベビーソックスとなっている。寿司折りは松、竹、梅、ちょい握りの4種類で、値段によってお寿司の貫数が異なる。あまりの人気ぶりに現在、発送が11月以降になるらしいが…日本のお祝いの席に欠かせないお寿司をモチーフにした、めでたい「おむつ寿司」を大切な人に贈ってみてはいかがだろうか。

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