これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「大橋巨泉」

  • ■ クイズ番組で記録的人気
  • ■ アドリブCMで企業を救う

クイズの司会者や評論家として有名な日本のタレント『大橋巨泉(おおはしきょせん)』氏が、7月12日にこの世を去った。
巨泉氏はもともと放送作家であったが、「11PM」という番組で初司会を担当すると、たちまち才能が知れ渡ることとなる。代表作である「クイズダービー」では番組を面白くする工夫を行い、クイズ番組として初の視聴率40%台を叩きだした。特に才気が表れたのは、パイロット万年筆のCMだろう。巨泉氏は用意されていたセリフではなく、「みじかびの、きゃぷりてぃとれば、すぎちょびれ、すぎかきすらの、はっぱふみふみ」というアドリブを披露した。CMはたちまち話題となり、パイロット社は業績を盛り返したという。巨泉氏の功績は改めて評価されており、その造詣の深さや機転、センスはビジネスにも通じるところがあるのではなだろうか。
【参考URL】http://www.advertimes.com/20160720/article230221/

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02「九州ふっこう割」

  • ■ 夏休みは九州へ
  • ■ 国の観光支援制度

平成28年の4月に発生した熊本地震の影響で、九州は観光客の減少が目立っている。そんな中、落ち込んでいる九州の観光復興を目指した国の助成金制度『九州ふっこう割』が発表された。
これは国の交付金を活用した事業で、7月から9月に宿泊する人を対象に、大幅に割引をした九州の旅行プランを販売するというもの。この制度の魅力は、なんといっても割引率の高さである。熊本県や大分県のプランは最大70%引きで、販売会社によってはすでにいくつかのプランが完売しているようだ。九州観光推進機構は50万人ほどの予約につながったと発表しており、旅行客が現地で使う金額を考慮すると、大きな経済効果を生み出すことが予想される。ただし、この割引に頼るだけでは一時的な増加にすぎないとの意見もあり、夏以降の観光客誘致が大きな課題となりそうだ。
【参考URL】http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/260557

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03「タイニーハウス」

  • ■ 文字通りの“小さな家”
  • ■ 経済危機以降世界中で広まる

いま、シンプルで小さく、かつ低価格な家『タイニーハウス』が、世界各所で静かなブームを引き起こしている。家のサイズが小さいため自分で建てることも可能で、自由なカスタマイズや、素材や内装にこだわることもできる。
ブームの背景には、2008年のリーマンショックがある。リーマンショック以降、大量生産・消費の生き方を疑問視する動きが広まった。そして、モノの所有を最低限に抑え、家族や自分と向き合うことを大切にするというライフスタイルが支持されるようになったのだ。小さいからこそ手が行き届いた暮らしができるタイニーハウスは、日本でも広まりつつある。タイニーハウスは、モノの氾濫に疲弊した現代の世相を映しているのかもしれない。
【参考URL】http://seasonal-events.com/tinyhouse-nihon-kakaku-madori/

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04「星のや 東京」

  • ■ 星野リゾートが大手町にオープン
  • ■ タワー型高級旅館

豪華高級ホテルの激戦区となっている東京の大手町界隈。そんな大手町から採掘した「大手町温泉」が楽しめる1泊10万円の高級旅館『星のや 東京』がオープンした。
この旅館は、運営不振のリゾート施設や旅館の再生で知られる星野リゾートが手がける18階建てのタワー型温泉旅館だ。この日本旅館のテーマ「和のおもてなし」を世界に発信するため、玄関で靴を脱ぎ、畳にあがる日本の生活文化を継承している。「星のや 東京」は、国際ビジネス拠点を創出する「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」の目玉事業として建設がすすめられてきた。日本より遥かに高価格帯の高級ホテルに慣れた海外顧客を見込んだ「星のや 東京」がインバウンドにどれほど影響するのか、今後も注目していきたい。
【参考URL】http://hoshinoyatokyo.com/

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05「銀ナノ粒子ペン」

  • ■ 電子回路が「描ける」ペン
  • ■ 子どもでも、電子回路が作れる

今まで電子回路を作成するにはハンダ付けなどの作業が必要だったが、これからは『銀ナノ粒子ペン』で大幅に時間が短縮されるかもしれない。
銀ナノ粒子ペンは、東京大学発のベンチャー企業であるAgIC社が開発した、電子回路が描けるペンだ。ペンの中には導電性回路を作成できる銀ナノ粒子インクが入っており、描いた線が電子回路のように通電可能になる。このペンで描く電子回路の様子を紹介したWebムービーが公開されると、ペンで描いた先から次々と電気が通る幻想的なシーンが話題を集め、海外からの反響も呼んだ。誰でも電子回路を作れる手軽さから、大手通信教育会社との企業提携で教育向けキットの開発も進んでいるという。今まで電子回路を作ったことのない人でも気軽に作成できる銀ナノ粒子ペンの今後の広がりに期待したい。
【参考URL】http://kai-you.net/article/30628

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06「ロボットシャトル」

  • ■ 運転席がない無人運転バス
  • ■ DeNAの新しい取り組み

今年8月、イオンモール幕張新都心店に今までにない新しいバス『Robot Shuttle(ロボットシャトル)』が登場するというニュースが、にわかに話題を呼んでいる。
ロボットシャトルは、DeNAがフランスのEasyMile社と業務提携し運営する無人運転バスのこと。最大12名乗車できるこのバスに運転席は無く、設定されたルート上をカメラやGPSなどを使い自動で走行する。今回の取り組みは、既にロボットタクシーを展開する、DeNAのオートモーティブ事業部が手がけており、2020年までに新しい自動車産業のライフスタイル変革がくることを予想し、今後次々と新しい移動の形を提案してくる模様だ。ロボットシャトルのような無人の移動手段が、これからますます増えていくかもしれない。
【参考URL】http://japanese.engadget.com/2016/07/11/robot-shuttle-8/

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07「RIZAP ENGLISH」

  • ■ 短期間に結果を出すノウハウを水平展開
  • ■ 拡大するRIZAPビジネスに注目

「結果にコミットする」という謳い文句でおなじみのトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」が、このほど英語学習分野に参戦した。それがRIZAP版英語塾『RIZAP ENGLISH(ライザップ イングリッシュ)』だ。
RIZAP ENGLISHは、RIZAPイノベーションズと、英語学校を運営するアチーブゴールとの合併会社。その特徴は、短期集中型のダイエットを得意とするRIZAPと同じように、2ヶ月でTOEICの成績を200点アップする、と謳っているところだ。他にも、専属トレーナーによるマンツーマンレッスンや、結果が出なければ30日間全額返金保障など、RIZAPのノウハウを応用したサービスが並ぶ。RAIZAPグループの理念である「人は変われる。を証明する」に沿った新規事業だが、ノウハウの水平展開がどの分野まで影響があるのか未知数である。今後もその動向に注目したい。
【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1607/01/news138.html

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