これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「海のワイン」

  • ■ 海の国日本の海洋資源活用促進
  • ■ 意外なメニューで注目を集める

資源に乏しく経済面では不利とも言われる日本。その中でも豊富なのが島国ならではの海洋資源だが、それもまだ完全に活用が進んでいるわけではなく今後の課題となっているという。そんな中登場したのが、海藻と水と砂糖だけで作られた、海の香とフルーティーさが特徴のノンアルコール飲料『海のワイン』だ。
海の生態系を豊かにする活動の傍ら、まだ活用できていない新たな海藻の食文化創出を目指すスタートアップ企業「シーベジタブル」が、伊勢丹新宿店で行われたイベントで提供。現在日本の周辺には1,500を超える海藻があるが、普段食べられているのはわずか10種程度とのこと。今後は残りの1,490種の食べ方開発を進めていく。日本は海の豊かさに生かされているという実感が有りながら、まだまだ未開拓の海の幸は多そうだ。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/articles/-/476043

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02「チョコザップ」

  • ■ コンビニエンスに身体を鍛える
  • ■ ジム通いがもっと身近なものへ

日経トレンディの2023年ヒット予測ランキングで見事1位を獲得した「コンビニジム」。さあ鍛えるぞ! と気合を入れていくのではなく、スキマ時間にちょっと身体を鍛えるような5分の筋トレというトレーニングの選択肢を提供するサービス形態となる。そんなヒットが予測されるコンビニジムを牽引しているのが、「結果にコミット」で知られるRIZAPが新たに展開するコンビニジム『チョコザップ(chocozap)』だ。月額2,980円で1回5分からでも利用できる手軽さで、2022年の200店舗程度から今年3月には450店舗を目指す急拡大ぶり。数十万円の費用がかかる本体のRAIZAPはここ数年事業が停滞していたが、chocozapにより再び急成長を見せている。ジムで身体を鍛えるのは一部の”本気の人”だけの行為ではなく、誰もが行う日常的な風景になっていきそうだ。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00733/00003/

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03「無人宿」

  • ■ セルフだからこそ面白い
  • ■ 宿泊の新しいビジネスモデルとなるか

世界遺産の熊野古道に、フロントスタッフも清掃スタッフも誰もおらず、タブレットでチェックインを行う『無人宿』が登場した。タブレットでのフロント対応はカンボジアから遠隔でスタッフが行うことで、人件費も抑えているという。また、宿も新築したものではなく、空き家のリノベーションでイニシャルコストが極力抑えられている。主な利用者となる家族や若者グループは「自分たちでやることが楽しく思い出にも残る」と語り、予め無人であることが分かっている限り、宿としてのサービスが受けられないデメリットはなさそうだ。今年1月には新たにサウナも増設され、利用者は薪割りからはじめ、火起こしをしてサウナに入るというワクワクが体験できる。食材の調達や清掃等は地元住民に委託するなど、ただの遠隔サービスだけではなく地域の雇用や観光の盛り上げも狙っているという。民泊に続く新たな事業モデルとして定着するか注目したい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2023_0125.html

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04「バイオハック」

  • ■ 主体的に体づくりをするライフスタイル
  • ■ 欧米では最先端の健康法として話題に

不調ではないが、元気がみなぎるわけでもない。そんな状況下で仕事をこなしている人も多くいるだろう。そんな中、欧米で注目されて以降、日本でも拡大しつつあるのが、主体的に健康づくりをしていくライフスタイル『バイオハック』だ。
バイオハックは、大きく2つのタイプに分類される。1つ目は、最先端のテクノロジーを用いて行うもので、マイクロチップを体内に埋め込む手法や遺伝子編集などがあるようだ。2つ目は、人間の潜在能力を自然な手法で引き出すためにテクノロジーを用いるもの。その身近な例であるファスティングは、多くの著書が出版されるほどの人気ぶりである。科学的知見に基づいた体調管理は、パフォーマンス向上にも大いに貢献するのだろう。「バイオハック」は、日本社会に必要不可欠なものになっていくかもしれない。
【参考URL】
https://biz-journal.jp/2020/10/post_183954.html

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05「東急歌舞伎町タワー」

  • ■ 東急が手がける新エンタメスポット
  • ■ オフィスフロアを持たず、エンタメと宿泊施設に特化

東京都では新宿グランドターミナル構想を公表し、駅周辺の街づくりを推進している。2023年4月に開業する、巨大ビル全体でエンタメを世界に発信する商業施設『東急歌舞伎町タワー』もそのひとつだ。
新宿・歌舞伎町に誕生予定の東急歌舞伎町タワーは、地上48階・地下5階、高さ約225mの超高層ビルながら、オフィスフロアを持たず、エンターテインメントと宿泊施設に特化したつくりとなっている。高層階にあるのは、訪日客の受け皿となる、ライフスタイルホテルとラグジュアリーホテルの2種。さらに、ハイスペックな映画館や音楽などを楽しめるライブホール、アトラクション体験施設、24時間営業のフードホールなども入る予定だ。東急が手がける、新たなナイトエンタメスポットにより、街の景色がどう変化していくのか、注視していきたい。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00733/00007/?i_cid=nbpnxr_parent

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06「Amazon Inspire」

  • ■ Amazonが提供する、ショッピングフィード
  • ■ 米ユーザーに段階的に展開予定

ここ数年で急速に拡大した、TikTokをはじめとするショート動画サービス。世界最大のEコマースサイトを持つ米Amazonでも、「Amazonショッピング」アプリ内で閲覧できる、ショッピングフィード『Amazon Inspire』の提供を開始する。
「Amazon Inspire」では、ユーザーが設定した興味や関心に合わせて画像や動画がパーソナライズされ、ブランドやインフルエンサー、他の消費者の短編動画が表示される。興味を持ったフィードをタップすると、価格や概要が表示され、Amazonアプリ内で購入もできるという。現在は「iOS」版および「Android」版のアプリでのみ利用でき、米国で今後数ヶ月かけて段階的に提供される予定だ。商品を見つける手段が多様化している昨今で、シュート動画サービスとEコマースの融合は、今後さらに盛り上がりを見せていきそうだ。
【参考URL】
https://japan.cnet.com/article/35197157/

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07「ハブアンドストック」

  • ■ 建設現場の未使用廃棄物を再販売
  • ■ リフォーム業者などから注文が殺到

近年、環境問題への配慮などにより、リユース事業がより身近となってきた。そんな中、建設現場で発生する未使用廃棄物を再利用する企業が話題を呼んでいる。
建設混合廃棄物と呼ばれる壁紙などの廃棄物は、3割弱が埋め立てによる最終処分や焼却処分となることも多いという。その問題に果敢に立ち向かっているのが、建設現場の未使用廃棄物を買い取り、SNSで再販売する企業「ハブアンドストック」の社長、豊田訓平氏。豊田氏が起業してから約2年、現在では120トンの建材を扱うまでとなり、リフォーム業者やDIY愛好家などからの注文が相次いでいる。また、今後は大手ホームセンターに店頭販売の協力を仰ぎ、売上を伸ばしていく想定だという。このような資源循環が行き届いていないものこそ、国を挙げてビジネス展開をしていく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2023_0206.html

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