これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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01「バイトテロ」

  • ■ アルバイトによる不適切行為のSNSに投稿
  • ■ 企業イメージに悪影響

現在、SNS上での『バイトテロ』が頻発している。「バイトテロ」とは、アルバイトが勤務中に行った不適切行為を動画で撮影し、SNS上に投稿するというもの。食品を不衛生に扱う、行き過ぎた悪ふざけの動画を投稿することでSNSが炎上し、企業に多大な損害を与えているのだ。
企業側は高額の賠償を求めるなどして対応しているが、低賃金労働のアルバイトに過度な責任を求めることへの反対意見も挙がっているという。かといって、賠償請求をしたところで必ずしも被害額を取り戻せるわけではない。企業のブランドイメージに悪影響を及ぼす「バイトテロ」へどのように対処していくのか、今後の動向に注目したい。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/enjyou/?utm_int=news_contents_special_002

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02「WOTA BOX」

  • ■ 排水を浄化する水循環システム
  • ■ AIにより水質を管理

地震などの災害時、復旧に最も時間がかかるのは水の供給だ。しかし日本では、いざという時の「水」への備えは不十分だという。
そんな中開発されたのが、『WOTA BOX』(ウォータボックス)。これはAIにより水質管理された、排水を繰り返し浄化できる水循環システムだ。水浄化装置、給湯器、シャワー空間、脱衣空間がセットになった「災害用シャワーパッケージ」と合わせて使用することで、災害時でも簡単に入浴環境を整えられる。「WOTA BOX」の試作機は、熊本地震や北海道胆振東部地震などの避難所で提供され、被災者から好評を得たという。今後、「WOTA BOX」が拡大していくことで、災害時の水の供給に役立つことを期待したい。
【参考URL】
https://wota.co.jp/

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03「買い切り方式」

  • ■ アマゾンジャパンが開始を表明
  • ■ 出版社から書籍を直接購入し販売する

出版不況と呼ばれ、次々と書店が廃業に追い込まれる日本の書店業界。そんな業界を揺るがす、書籍の『買い切り方式』の採用が、ネット通販大手のアマゾンジャパンから宣言された。
買い切り方式とは、出版社から書籍を直接購入し、販売するというもの。一定期間は出版社が設定した価格で販売するが、売れ残った場合は値下げなども検討するという。従来の書籍流通は、書籍の取次から流れてくる書籍を並べて、売れなければ返本する再販制度が基本だった。この再販制度では書店がリスクを負う必要が無い一方、価格の変更ができない、返本率が高いなどの問題があった。アマゾンが今回の決断に踏み切った影響で、出版社と書店との力関係が大きく変わるのではないかとも言われており、どのような影響を及ぼすか注視していきたい。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20190204-00113234/

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04「こんまり」

  • ■ 「お片付け」の第一人者がアメリカでブーム
  • ■ ネットフリックスで番組を開設

日本でも大ブームを起こした『こんまり』旋風が、いまアメリカで巻き起こっているという。
今年2019年の1月から、日本人の片付けコンサルタント・近藤麻理恵氏(通称「こんまり」)のドキュメンタリーシリーズが動画配信サービスNetflixにて開始。間もなく「Konmari」というキーワードの検索数が急上昇。「断捨離で自堕落な生活を見直そう」というムーブメントがアメリカ国内で起こっているという。この現象が起きた理由のひとつが、1月1日という動画公開時期だと言われている。新年に家を整えて心機一転したいという気持ちにうまく合致したというのだ。それ以外にも、消費のかたちが大量生産・大量消費から、“持たない”暮らしに移行しつつあるという世界的な背景もあるだろう。こんまり旋風は、今後も世界で広がっていきそうだ。
【参考URL】
https://ddnavi.com/review/520181/a/

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05「デジタル試験」

  • ■ デジタルデバイスを活用した試験
  • ■ 試験に関わる手間の削減を期待

IoT技術の発展や通信環境の強化など、デジタル機器を活用した受験『デジタル試験』の環境は着々と整いつつある。
日本の大学入試の試験会場の風景は、日本に大学ができた明治時代とほとんど変わらない。受験生は紙に記された問題を紙の答案用紙に書き込み、それを紙の上で採点して合否を判定する。集計・採点には膨大な手間と時間を要し、管理にも手間がかかる。だがその一方で、ペーパーテストは特別な機器も必要ないため、廉価で安定して実施できる。また、インターネットに接続できてしまうデジタルデバイスでは、本人の思考力を問うことができないなどの弱点もある。ただし、こうした課題が解決できれば、入学試験に関わる手間は大幅に削減されることとなり、導入に対する期待が高まっている。
【参考URL】
https://toyokeizai.net/articles/-/265988

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06「スマホ難聴」

  • ■ 大音量での使用で難聴に
  • ■ WHOが警告

スマホやポータブルオーディオ機器の普及で、日常的にイヤホンやヘッドフォンで音楽を聴く若者が増えている。そんな中、WHO(世界保健機関)は、これによって世界の若者の半数近くが難聴になる恐れがあると警告した。
WHOによると、2050年までに世界の12歳から35歳までのほぼ半数にあたる11億人が、スマホ等を大音量で使用することが原因の難聴『スマホ難聴』になる可能性があるという。このため、走行中の地下鉄車内の騒音レベルにあたる80dB(デシベル)の音量で、1週間に40時間までを利用限度にすべきだとWHOはいう。今後、メーカー側も安全な音量で音楽を楽しむために、すべてのスマホに音量を制限する機能や、一定期間内にどれくらいの音を聴いたのか表示する機能を備えるなど、早急な対策が必要になってくるだろう。
【参考URL】
https://www.fnn.jp/posts/00412302CX

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07「Qシート」

  • ■ 東急の有料座席指定サービス
  • ■ 快適性の向上で競う鉄道会社

近年、通勤客向けの特急や着席サービスがあるライナー列車が増え続けている。私鉄各社もこぞって参入する中で、東急電鉄の有料座席指定サービス『Qシート』の人気が上々だという。
昨年12月に始まった「Qシート」は、大井町線から首都圏有数の田園都市線に直通する急行電車の一部を指定席として運行している。外装はオレンジの塗装にロゴマークをあしらうことで一目で識別でき、車内には電源コンセントとカップホルダーを設けるほか、無料Wi-Fiサービスの提供も行なっているという。在宅ワーカーの増加や未来の人口減少に鉄道各社が「選ばれる沿線」となるための施策として、今後どのような付加価値のある車両が誕生するかに注目したい。
【参考URL】
https://www.tokyu.co.jp/railway/ticket/types/q_seat/

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