01「WEBREEN(ウェブリーン)」
- ■ カギは短尺+物語
- ■ 企業PRの新たなスタンダードとなるか
『WEBREEN(ウェブリーン)』は、TikTokやYouTubeショートなどの縦型動画プラットフォームで配信されるショートドラマを指す、「WEB」と「SCREEN」を組み合わせた造語。タイパを重視する若年層に対し、広告的ではなく物語をキーに短い尺でいかに興味を惹きつけ、メッセージを訴求するかという面で有効なコンテンツとして注目を集めている。企業が注目する理由として、スマホ一台から制作することもできるため制作コストを抑えられ参入障壁が低い点も大きい。若者のテレビ離れが進み広告接点がWEB中心になる中、WEBREENは広告よりも視聴されやすく、オーガニックで視聴者を集めることが可能とされている。特に広告予算勝負では勝ち目のない中小企業の新たなPR手法として、要注目だ。
【参考URL】
https://nokid.jp/blog/8784/

02「50-50」
- ■ 前人未到の大記録への挑戦
- ■ 大谷翔平がMLBに新たな歴史をつくるか
大谷翔平の異次元の活躍が、今年もメディアをにぎわわせている。MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が日本時間8月24日の試合で、今季40個目の盗塁を成功。さらに同点で迎えた9回裏の打席では、今季40本目となる劇的なサヨナラ満塁ホームランを放ち、同一シーズンに40ホームランと40盗塁をする40-40を達成した。40-40の達成は史上6人目の快挙で、史上最速の試合数での達成となった。そんな大谷翔平に今期待されているのが前人未到の『50-50』だ。40-40からさらにホームランと盗塁を10積み重ねた50-50はメジャーの長い歴史でも未だに一人の達成者も現れていない偉業だ。9月16日時点では47ホームラン、48盗塁と記録を伸ばしており、残り13試合で達成が現実味を帯びてきている。二刀流でメジャーの歴史に新たなページを加えた大谷翔平が、また新たな金字塔を打ち立てるのも間近だ。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6512302

03「情報流通プラットフォーム対処法」
- ■ プラットフォーマーの責任を義務化
- ■ 誹謗中傷の無いネットに近づけるか
近年、インターネット上での誹謗中傷や著名人のなりすまし広告が深刻な社会問題となっている。そこで、インターネット上での誹謗中傷や権利侵害の増加を背景に、被害の発生防止や被害者保護を目的とした従来の「プロバイダ責任制限法」から、より迅速な対応と事業者への義務を盛り込んだ『情報流通プラットフォーム対処法』への法改正が、2024年通常国会で可決・公布された。SNSや掲示板などの運営を行う大規模プラットフォーム事業者に対して、削除基準の策定・公表、侵害情報の調査義務、発信者への通知義務などが加えられた。誹謗中傷を行う人物が悪いのは大前提だが、当然プラットフォーム事業者が果たすべき社会的責任も今以上に大きくなっていくことは間違いなさそうだ。
【参考URL】
https://keiyaku-watch.jp/media/hourei/joho-platform-2024/

04「“プロ人材”活用」
- ■ 専門知識とスキルで企業の成長に貢献
- ■ ニーズに応じて柔軟に選べる
正社員や契約社員雇用以外の新たな選択肢として、『プロ人材』が注目を集めている。プロ人材とはプロフェッショナル人材の略で、各企業の成長戦略をドライブするのに必要なスキルやノウハウを有する人材を指す言葉。役員経験者などミドル層やシニア層が多いものの、なかにはデジタル化での販路を広げるためのIT専門家や、ブランディング強化のための広告マンなど、若くして活躍するプロ人材も増えている。企業側のメリットはもちろん、課題解決に最適な人材を活用できることと、直接雇用に比べるとコストがかからないこと。最近ではプロ人材を紹介する派遣サービスも登場し、プロ人材市場は今後拡大することが予想されている。成長を後押しする人材は社内ではなく、意外と外部にいるのかもしれない。
【参考URL】
https://pasona-jobhub.co.jp/column/professional-human-resources/

05「イマーシブ体験」
- ■ エンタメ業界を席巻する「没入体験」
- ■ イマーシブをテーマとした新施設も
映画やテーマパークといったエンターテインメント業界で『イマーシブ体験』がホットなワードとなっている。イマーシブとは英語で「没入感」。つまり、リアリティあふれる映像や音響を駆使することで、その世界に入り込む体験が今人気を集めているのだ。その人気ぶりを象徴するのが、2024年3月にお台場にオープンした「イマーシブ・フォート東京」。ここでは多くのアトラクションが観客も舞台の構成員として参加する手法を用いており、没入感のあるリアルな体験でファンを獲得している。また映画館やコンサートホールなど、臨場感の高い状態で音を楽しめる「イマーシブオーディオ」を採用する施設も増加中だという。どれほどの没入感があり、どれほど心が躍るものなのか、機会があれば一度体験してみては。
【参考URL】
https://www.trans.co.jp/column/oshikatsu/immersive/

06「お店で揚げたドーナツ」
- ■ 揚げたてのドーナツを提供
- ■ ‟出来たて”ニーズの高まりから商品化
セブン-イレブン・ジャパンが今月3日から東京都、千葉県、埼玉県の一部店舗で『お店で揚げたドーナツ』の販売をスタートした。工場で生地から作ったドーナツを急速冷凍して店舗に納品し、店内で揚げて提供される。同社広報担当者によると、7月に行われた埼玉県のテスト販売で想定を上回る売れ行きとなったため、販売店舗を拡大したという。2022年に発売した「お店で揚げたカレーパン」のノウハウはもちろん、工場のパン生地製造設備や急速冷凍設備なども、そのままドーナツに活用されている。メープル(140円)とカスタード(140円)、チョコ(160円)の3種類が販売中。セブン-イレブンでは、「淹れたて」、「焼きたて」、「揚げたて」などの‟出来たて”に対するニーズの高まりから、ニーズに応えた質の高い商品を展開するとしている。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2409/02/news136.html

07「日本型ケアファーム」
- ■ 欧州で発展している農園付き福祉施設
- ■ 障がい者雇用の拡大にも貢献
ケアファームとは近年ヨーロッパを中心に急速に発展している農園付きの福祉施設のことだ。農作業にはメンタルヘルス面での症状の緩和や、癒しの効果があるとして、認知症患者の治療施設として機能するケースもあるという。欧州での発展を背景に、日本でも『日本型ケアファーム』を普及させようと動き出した企業もある。都市緑地株式会社が運営するケアファーム ジャパンだ。具体的な取り組みとしては、都市近隣地に農場併設の低層木造高齢者住宅を作り、その農園で障がい者に就労してもらうと同時に、市民農園を併設してコミュニティの場をつくるというもの。同社は埼玉県所沢市に「狭山ヶ丘ケアファーマーズ」を設立し、ケアファームの体現の場としている。さまざまな社会課題を一挙に解決する日本型ケアファーム。今後の発展を期待したい。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2408/23/news138.html
