これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

HOME

時流度チェック

01「空き家投資」

  • ■ 増え続ける空き家問題を解決!?
  • ■ 2拠点生活テレワーカーの賃貸需要にも役立つ

日本ではこの30年間で空き家が2倍以上に増加。空き家が放置されると、倒壊やごみの不法投棄など様々な悪影響が生じることがあるため、問題視する声が多い。そこで注目されているのが『空き家投資』だ。古い空き家を安く購入し、リフォームして賃貸で稼ぐ投資法で、サラリーマンなどが続々参入し、副収入を得ているという。マンションに比べて、物件購入やリフォームの初期費用が低く、投資しやすいのが人気の理由だ。利益率を高めるために、ドッグランを設置したり、自らリフォームをしたりと投資家は各自工夫をこらす。自らリフォームを手掛けたある投資家の場合、空き家を20万円で買い取り、リフォーム費用は30万円。家賃3万5千円で貸し出し、1年で84%を回収したという。空き家問題の解決につながると期待されている空き家投資。今後の動向に注目だ。
【参考URL】
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4704/

ページTOPへ

02「社内ラジオ」

  • ■ コロナ禍でのコミュニケーション不足を解消
  • ■ 社長がパーソナリティーを担当する企業も

2020年、新型コロナウイルス感染症が発生したことにより、テレワークが急速に普及した。通勤する必要がないため、便利であるという声がある一方、社内のコミュニケーション不足という課題が浮き彫りになった企業も。その課題解決に向けて一部の企業が取り組みはじめたのが『社内ラジオ』だ。ラジオ番組形式で届ける社内限定の音声コンテンツであり、社長のメッセージを音声で伝えたり、社員をゲストに呼んでインタビューをしたり、その内容はさまざま。飲料メーカーの伊藤園では、商品開発の裏側や消費者の声を紹介する30分程度のコンテンツを、希望する社員に隔週で届けている。金属メーカーの三菱マテリアルでは、小野直樹社長みずからパーソナリティーを担当。社員から匿名で寄せられた質問に小野社長が答えるコンテンツを月に1度生配信している。チャレンジする企業が今後も増えそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/articles/2022_1004.html

ページTOPへ

03「凸パン」

  • ■ バリア性能フィルムの活用で賞味期限が従来の7倍に
  • ■ フレーバーはフードロスしがちな野菜から採用

近年、食における持続可能性への関心が高まっている。凸版印刷は、多くの人にフードロス問題に対して関心を持ってもらうことを目的に、9月29日の「食品ロス・廃棄啓発のための国際デー」にあわせて、JR秋葉原駅構内で『凸パン』(トツパン)を配布するイベントを開催した。凸パンとは、凸版印刷が提供する世界最高水準のバリア性能を持つフィルム「GL BARRIER」をパッケージに採用し、賞味期限を従来の7倍に伸ばした食パンのこと。国内でスイーツや食パン専門店を展開するドロキア・オラシイタと共同で開発した。フレーバーには、凸版印刷のグループ会社が実施した「フーロドスに関する意識調査」によって判明した、フードロスしがちな野菜から、人参、南瓜、生姜を採用。おいしく食べながらフードロス削減に取り組めるおもしろい試みは、大きな一歩になりそうだ。
【参考URL】
https://shokuhin.net/63094/2022/10/11/kakou/seifun/パン/

ページTOPへ

04「リスキリング」

  • ■ 社会人の学び直しを国がバックアップ
  • ■ 無料セミナー・ウェビナーなどコンテンツは豊富

働き方の多様化や技術の進展などにより、今『リスキリング』が注目されている。10月3日に行われた第210臨時国会衆院本会議の所信表明演説でも、岸田文雄首相が個人のリスキリング支援に5年で1兆円を投じると表明。リスキリングについて経済産業省は、新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること/させることと定義している。つまり「社員がスキルを獲得すること」だけでなく、「企業が社員に対してスキルを獲得させること」という意味も含まれるのだ。リスキリングは就業時間内に行うべき「業務」であることから、時間確保が企業として大きな課題になるだろう。とはいえ勉強会やウェブ上で行う無料セミナーなど、個人がリスキリングに活用できる外部コンテンツは意外と充実している。うまく取り入れて、新時代を生き抜く力を養おう。
【参考URL】https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72153

ページTOPへ

05「宇宙天気予報」

  • ■ 宇宙から訪れる災害リスクを予測
  • ■ 最悪のシナリオでは公共サービスの維持も困難に

総務省の有識者会議で、太陽の表面で発生する爆発(太陽フレア)により放出される電磁波などの影響についての想定が報告された。最悪のシナリオでは2週間にわたりスマートフォンを始めとする電子機器が断続的に使えなくなるという。そんな中、高度化した現代文明の脅威となる事態に備え、太陽活動の観測・予測を行う『宇宙天気予報』が注目されている。
大規模なフレアが発生した場合は地震や台風・竜巻のような局所的な天災を凌ぐ、地球全体への大きな影響となる危険性を秘めていることを考慮し、今後一般への普及を目指し「宇宙気象予報士」の資格化も検討されている。数年後には情報番組の天気予報で宇宙の様子も報告されるようになるのかもしれない。
【参考URL】
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202207keizaihyaku065

ページTOPへ

06「無印良品500」

  • ■ 無印を再び生活に身近なブランドへ
  • ■ 安価な日用品中心の新業態を展開

無印良品を運営する良品計画が500円以下の日用品を中心とした新業態店舗となる『無印良品500(ごひゃく)』の1号店を東京・三鷹の駅ビル、アトレヴィ三鷹にオープンした。駅ナカや駅チカなど消費者の生活動線の中にコンパクトな売り場面積でお手頃価格の日用品を展開することで、顧客接点や購買機会の増加を狙っている。
無印良品は登場当初は安く高品質な商品を展開するブランドとして人気を博したが、ブランド戦略の変更や物価上昇、より安価な海外ブランド普及などもあり、特に若年層からは高いブランドとして認識されている傾向がある。無印良品500が今後そういったハードルを乗り越え、新規顧客の獲得につながっていくのか注目が集まる。
【参考URL】
https://www.wwdjapan.com/articles/1438086

ページTOPへ

07「ホット・ガール・ウォーク」

  • ■ 精神面に響くウォーキングエクササイズ
  • ■ 若者を中心にTikTokでブーム

TikTokからブームが生まれるのはもはや当たり前という昨今。Z世代のTikTokerミア・リンドが考案したエクササイズ『ホット・ガール・ウォーク』が海外で一大トレンドとなり、#hotgirlwalkを含む動画の再生回数は4.8億を超えている。その方法は、「感謝すること」「今達成したい目標とその手順」「自分をホット(魅力的)と思い込む」という3つのことを考えながらウォーキングするというシンプルなもの。新型コロナウイルスのパンデミック中に、不安にならず精神的なセルフケアにもなるエクササイズとして考案されたということもあり、とくに自己肯定感の向上が期待できるという。特別なウェアや道具を必要とせず気軽に始められる点、また日本は世界的にも自己肯定感が低い人が多い国と言われている点から、今後日本でも大きなブームが訪れるかもしれない。
【参考URL】
https://front-row.jp/_ct/17573290

ページTOPへ
ページTOPへ