これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「Rogan Browser」

  • ■ 見づらい画面を見やすく改造!
  • ■ 老眼じゃない人にも人気?

若者だけでなく中高年にも普及しているスマホ。そんな中、高齢者のスマホ使用時のストレスを軽減するための『Rogan Browser(ローガンブラウザ)』が注目を集めている。ローガンブラウザは、その名の通り“老眼専用”アプリだ。その特徴は、画面の文字サイズを自由に調整でき、大きな文字で見やすさを追求したブラウザになっていること。文字を大きくした画面との切り替えはボタンひとつで行える上に、レイアウトの崩れは少ないため読みやすいのだ。虫眼鏡のように一部を拡大するのではなく、ページ全体の文字を大きくする発想は、ありそうでなかった。高齢者へのサポート用に期待されているこのアプリ、実は密かに視力が低下した若者からも注目されているようだ。このような老若両者に好評なサポートアプリが増えることによって、今後ますますスマホ需要が多くなりそうだ。

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02「人工降雨」

  • ■ 好きなところに雨を降らせたい
  • ■ “平成の雨乞い”は人工的に

厳しい暑さが続き、全国的に水不足が心配される中、ダム周辺で雨が降ればと願う人も少なくない。そんな危機を迎え、人工的に雨を降らせることで、ダムの貯水量を増やすために生まれたのが、『人工降雨』だ。その仕組みは、ドライアイスやヨウ化銀などの物質を雨雲の中に散布し、人工的に微小な雨粒を生成するというもの。近年では、スーパーコンピューターを利用して雲の発生を予測したり、リモートセンサーで雲の状態を測定するなどして、よりベストな状況で雨を降らすことができるようになったらしい。しかし一方、勝手に気象を操作することによって、雨が降らなくなる地域が発生する可能性もあるという。世界中から注目されているこの技術だが、本格的に実用されるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

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03「データマイニング」

  • ■ 溢れる情報の活用術
  • ■ データは「掘り当てる」時代に?

通販の購買履歴、検索履歴、カード利用履歴など、便利なサービスを利用する度に、企業に残される膨大なビッグデータ。近年、そのデータを活用する『データマイニング』という技術への需要が高まっている。データマイニングとは、企業に大量に蓄積されるデータを解析し、その中に潜む有用な情報(パターンやルール)を見つけ出す技術のこと。例えば、小売店の販売データを分析することで、「雨の日は肉の売上が良い」という新たな情報を「掘り当てる(mining)」のだ。この技術は大手通販サイトにも活用され、個々の検索・購入履歴から、ニーズに合う商品を紹介するなど効率的な売上向上に繋がっている。また、不正利用時のパターンを見つけ出し、クレジットカードの取引を監視するなどの応用も考えられているそうだ。今後も増え続けるビッグデータをどう活用するかが、企業の大きな活路になりそうだ。

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04「ダークツーリズム」

  • ■ 死や苦しみの舞台となった場所から道徳を学ぶ
  • ■ 遺跡としての保存には遺族の反対も

この夏、みなさんは旅行に出かけただろうか? 大概、その目的はレジャーとしての観光かと思うのだが、近年では『ダークツーリズム』が注目されている。これは観光の一種であるが、災害や戦争の跡地など、人類の死や苦しみの舞台となった場所を訪れることを言う。その場所とは、チェルノブイリやグラウンドゼロ、日本では広島平和記念公園、そして岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」などがそれにあたる。ただし遺跡としての保存に関しては、宮城県気仙沼市の大型漁船のように遺族感情などで意見が割れる例も多く、取り壊されることも少なくない。しかし、実際にその土地を訪れることで、過去の悲しみや現在の活力を体感することは、私たちにとって大きな学びとなるはずだ。同時に復興への支援という側面を持つ場合もあるので、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。

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05「マザーズハローワーク」

  • ■ 再就職を目指す子育て世代の女性のための施設
  • ■ 拡充により、女性の労働力率向上への大きな貢献となるか

日本では、女性の6割以上が出産や育児のために離職するという。育児が一段落したタイミングで再就職を考える女性も多いが、そのための体制は未だ整っているとは言い難い。安倍政権は、女性の就業率向上による経済成長を目指し、女性役員や管理職の割合を増やしたり、育児休業の推進などを掲げている。このたび厚生労働省により拡充が決定されたのが、再就職を希望する子育て中の女性を支援するべく2006年にオープンした相談窓口『マザーズハローワーク』。今後の見通しは、施設数の拡大や、就職支援ナビゲーターの増員を推進していく見通しだ。育児と仕事の両立を希望する女性や、育児による離職期間が長く、何から再就職活動を始めればよいのかわからない…という女性をサポートするマザーズハローワーク。今後の拡充により、マザーズハローワークが育児世代の女性たちの労働力率向上にどう貢献していくか注目したい。

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06「過敏性腸症候群」

  • ■ いつもの腹痛は単なる体質ではなかった!?
  • ■ ストレスが引き起こす現代病

大事な商談やプレゼンの前に、緊張できゅーっとお腹が痛くなる。そんな経験は誰にでもあるものだが、通勤・通学中に電車から降りて思わずトイレに駆け込むのが習慣になっていたら、それは過敏性腸症候群かもしれない。現代のストレス社会に急増しており、IBSの名前でも広く知られ始めている。腸と脳が密接な関係にあることから、ストレスが原因となり慢性的に下痢や便秘が引き起こされるのが特徴だ。これまではストレスそのものを解決しない限り完治が難しかったが、今は症状を抑える治療法が注目されているという。症状のある人は、排便回数が1日平均3.5回にも及ぶという。心当たりのある方はお医者さんに行ってみよう。

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07「デジタル・タトゥー」

  • ■ 蓄積されたデジタルデータは一生残り続ける!?
  • ■ 今後の大きな社会問題となるか

twitterやFacebookなどのソーシャルメディアを筆頭に、インターネット上には写真や動画など、個人が公開しているさまざまな情報があふれている。さらに、検索エンジンによる検索履歴や、ウェブサイトの閲覧履歴が記録されているように、インターネット上の行動はデータとして蓄積されていく。たとえばデジタルカメラで撮った写真をFacebookにアップした場合、本人が削除したとしても共有した誰かが保存している限りその写真はデータとして残り続ける。生物科学に関するベンチャーキャピタルの役員などを務めるフアン・エンリケス氏は、デジタル空間に情報が刻み込まれていく様をタトゥーに例え、この現象を『デジタル・タトゥー』と表現した。ともすると、死後もデータが残り続ける…なんてことにもなりかねない。あなたは自分が残したデジタルデータがどれだけ蓄積されているか把握しているだろうか。インターネット上のプライバシー保護が注目されるこの頃だが、自分の情報をしっかり管理することも必要だろう。

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