これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「新しい青色」

  • ■ 207年ぶりに発見された青色
  • ■ 色あせに強く毒性がない

アメリカで『新しい青色』が発見され、話題になっている。これはオレゴン州立大学のマス・サブラマニアン教授率いるチームによって207年ぶりに新しく発見された青色の無機顔料だ。
イットリウム(Y)、インジウム(In)、マンガン(Mn)の無機物を原料とし、その元素記号をとって「YlnMn(インミン)ブルー」と名付けられた。光の青い波長だけを反射させるので、他の青色原料よりも鮮明に青く発色し、色あせや毒性の心配がない。毒性がなく色持ちがいいので、ファッションや化粧品、美術品にも多く採用されるだろう。製造も鉱物原料の青とは違い手間やコストがかからないため、今後この青を使った製品が幅広く展開されそうだ。

【参考URL】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170516-00010000-clc_teleg-int

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02「Ponanza」

  • ■ AI将棋ソフトウェア
  • ■ 従来の将棋ソフトの先を行く

山本一成氏が開発したコンピュータ将棋ソフトウェア『Ponanza』が注目を集めている。現役のプロ棋士に公の場で勝った史上初の将棋ソフトであり、2013年11月の第1回将棋電王トーナメントで優勝し、初代電王となった。
コンピュータ将棋ソフトは様々な指し手を考えられる最序盤が特に苦手とされている。そのため多くのソフトはプロの棋士が今までに指して確立した数多の「定跡データ」を元に、苦手な最序盤を進めていく。これに対して、Ponanzaはその定跡データに頼ることなく、自力で序盤を考え、自ら定跡を創るかのように指していく。先が読めない独創的な序盤戦は「Ponanza定跡」とすら呼ばれるほどだ。プロの棋士との戦いを重ね、Ponanzaは着々と成長し続けている。

【参考URL】http://japanese.engadget.com/2017/05/20/2-ponanza/

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03「開脚本」

  • ■ 売り上げが好調なストレッチ本
  • ■ 手軽さが人気の理由

どんなに体がかたい人でも開脚できるようになるストレッチを解説する書籍『開脚本』の売れ行きが好調になっている。この反響を受けて、テレビや雑誌でも開脚に関連したストレッチ特集がたびたび組まれているようだ。
開脚本がヒットした理由として、その「お手軽感」が挙げられる。一時期流行った「バナナダイエット」のように、ひとつの物事を行うだけで良いという単純化された仕組みが人気の要因なのではないかということだ。ユーザーに受けるような仕掛けを考えることは、差別化を図る上で他のビジネスにおいても重要になりそうだ。

【参考URL】https://nikkan-spa.jp/1302354

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04「空中保育園」

  • ■ パーキング上部につくられた保育園
  • ■ 保育園用地不足の解消がねらい

都市部への人口集中に伴い深刻化する待機児童問題だが、保育園を新設できない理由のひとつに、建設用地の不足が挙げられる。そこで新たに生まれたのが『空中保育園』というビジネスモデルだ。
これは東京急行電鉄株式会社と株式会社フィル・カンパニーが連携した、既存のコインパーキングの上部空間を有効活用した認可保育園のこと。駅周辺はパーキング経営としても収益は高い。その上部を利用することで、土地所有者の意向に沿いながら、駅前地域での保育ニーズに応えられるという利点を持つ。近年、若い共働き世帯が増えているが、同時に賃料も高騰し、認可保育園の新設は難しい。待機児童問題の緩和と子育てしやすい町づくりへの試みは、他を牽引するビジネスモデルとなるだろう。

【参考URL】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170415-00017166-kana-l14

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05「AIコピーライター」

  • ■ コピーの自動生成ソフト
  • ■ 次世代型の広告配信への可能性

いまや人間に匹敵する能力を見せるAI(人工知能)だが、AIへの期待はクリエイティブ業界も例外ではない。電通は今月『AIコピーライター』ソフト「AICO」の開発を発表した。
これはキーワードを入力すると、広告コピーを自動生成するAIで、プロの広告コピーと広告効果のデータをもとにつくられている。現在は試用段階だが、正式版では状況に応じてリアルタイムにメッセージを変え、各ユーザーにマッチングした広告配信も可能になる。AIの強みは、瞬時に最適なパターンをいくつも提案できるところだ。進化を続けるAIと人間のクリエイターの協業により、これまでにない新たな広告手法の実現が期待される。

【参考URL】https://dentsu-ho.com/articles/5128

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06「祈祷室」

  • ■ 宗教・宗派問わず利用可
  • ■ 東京駅に今年6月から新設

近年、訪日外国人観光客の招致に力を入れているわが国。そんな背景をうけ、JR東日本が6月から東京駅内に『祈祷室』を新設する。
祈祷室は2人程度が静かに過ごせる祈祷のためのスペースで、宗教・宗派を問わず利用できる。イスラム教徒の多い東南アジア諸国からも観光客が増加していることから、祈祷室が新設されることとなった。10年ほど前から国内公共施設の祈祷室の設置は国際空港をメインに徐々に進みつつある。2020年の東京五輪に向け祈祷室はさらに普及すると見られ、数年後には当たり前の施設となっているかもしれない。

【参考URL】http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1705/09/news113.html

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07「Ripple」

  • ■ 時価総額第3位の仮想通貨
  • ■ 通貨の変換で利用される

2017年は本格的に仮想通貨の浸透が始まる仮想通貨元年と言われている。そんな仮想通貨のなかでも急速に存在感を増しているのが『Ripple(リップル)』だ。
Rippleは正確には仮想通貨そのものではなく、仮想通貨を使用した金融取引システムの総称。ビットコインが電子マネーのように使えるのに対し、Rippleは通貨間の取引をスムーズにする「ブリッジ通貨」として使用範囲が規定されている。従来は、通貨Aを通貨Bへ変換する場合、まず通貨Aをドルなどメジャーな通貨に変換し、それを通貨Bへ変換する必要があり、変換ごとに手数料と時間がかかっていた。だがRippleを利用すると、通貨A⇒Ripple⇒通貨Bというダイレクトな取引が可能になる。為替取引量が増加し続ける近年、手数料や時間を大幅に削減できるRippleは今後ますますその価値を高めていくだろう。

【参考URL】http://bitcoin-newstart.com/ripple-what

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