01「社食堂」
- ■ 建設設計事務所に併設されている食堂
- ■ 一般客も利用可能
通常の社員食堂は従業員のみが利用できるスペースだが、代々木上原にある『社食堂』は一味違う。この「社食堂」は、建築設計事務所「サポーズデザインオフィス」に併設されており、一般客もゆっくりと食事を楽しめるのだ。
食堂内は、建築事務所に併設されていることもあり心地よい空間が広がっている。自然光が窓からふんだんに入り、30人ほどがゆったり座れるスペースを完備。「社食堂」は、忙しく働いている社員や、地域方々の健康を支えたいという思いでつくられたという。誰もが健康的な家庭料理を食べることができる「社食堂」は、地域の方々と企業をつなぐよい見本といえるだろう。
【参考URL】
https://www.pen-online.jp/tokyoguide/eat/yoyogi-uehara-shashokudo/

02「3D AD」
- ■ 3DCG広告サービス
- ■ インターネット広告の可能性を広げる
現在、インターネット広告市場が急速に成長している。そんな中、VRアプリの開発などを手掛けるVRizaが、Web上で3DCGの広告を配信するサービス『3D AD』を提供し注目を集めている。
この広告では、端末のタップやスクロール、傾きといった操作に合わせて3DCGキャラクターが反応するという。動画広告に比べて情報量は劣るが、広告にインタラクティブ性を持たせることができるのが特徴で、通常と比べてクリック率が1.5~3倍になるなどの成果をあげているようだ。これは、ここ数年でモバイル端末の性能が向上し、3DCGを表示させる環境が整ってきたことで可能になった。今後、3DCGが広告の可能性を広げ、インターネット広告領域における静止画、動画に次ぐフォーマットの一つとして普及していくだろう。
【参考URL】https://jp.techcrunch.com/2018/06/14/vrize-3dad/

03「宇宙軍」
- ■ 陸海空軍などに続く、米国の「第6の軍」
- ■ トランプ大統領が創設を指示
米国のトランプ大統領が、従来の陸海空軍などとは別に、新たに『宇宙軍』の創設を国防総省に指示したと明かし話題を呼んでいる。
現在米国では、各衛星の計画や運用などの宇宙に関する事項は空軍が担当している。「宇宙軍」は、そういった宇宙に関する役割を空軍から切り離した独立の組織になるという。この発表には、宇宙開発を加速する中国やロシアをけん制し、主導権を確保する狙いがあるとされている。米国の「宇宙軍」は1985年にも設立され、2002年に整理・統合された過去があるため、軍組織の予算を承認する立場である議会からは反対意見も出ているという。審議の結果は出ていないが、宇宙空間の軍事利用でも米国が先頭に立つことを目的とした「宇宙軍」の創設の発表が、世界にどのような影響を与えるのか。今後の情勢に注目したい。
【参考URL】https://toyokeizai.net/articles/-/225798

04「クラウドサイン」
- ■ クラウド上で契約書の締結
- ■ 書類の発行から押印・送付まで
近年あらゆるものがウェブ上でとり行えるようになっているが、その中でも契約書の締結が郵送を介す事なく行える『クラウドサイン』に注目が集まっている。
「クラウドサイン」はウェブサービス上で契約書の発行者が書面を用意し、相手方にメールで発送。届いたメールに記載されたURLをクリックし、手順に従いウェブ上で必要項目の記載と押印ができるというもの。その結果、印刷し郵送する手間や印子の用意、書類の管理など事務手続きにおける工数を大幅に削減できる。主に企業と個人の契約などに使用される事が多く、フリーランスとして働く人たちの間では主流のサービスとなりつつあるという。今後、このような手続きの簡略化を促進するサービスは増えていくだろう。
【参考URL】https://www.cloudsign.jp/

05「うすだいだいいろ」
- ■ 旧はだいろ、名称変更
- ■ 多様な社会のあり方を反映か
子どもたちが使用するクレヨンや色鉛筆の定番カラーである「はだいろ」は、今『うすだいだいいろ』へと名称変更し、広く一般的に利用されている。
多様性の尊重が推奨される中で、肌の色に対する固定観念を生みかねない、という教育視点での指摘がきっかけになった。クレヨンや色鉛筆の市場をリードする株式会社トンボ鉛筆、株式会社サクラクレパス、三菱鉛筆株式会社の3社が、利用者の混乱を避けるために協調して名称変更が行われた。「うすだいだいいろ」は英語表現ではライトオレンジとなり、英訳した場合でも問題なく使用できるかを検討したという。普段何気なく使っている製品がもたらす、価値観への影響は多い。あらゆる領域で大手企業が率先して課題認識をし、変化を起こしていくことは今後重要になってくるだろう。
【参考URL】
https://www.mpuni.co.jp/customer/ans_165.html

06「ダークウェブ」
- ■ 一般ブラウザで閲覧できないウェブサイト群
- ■ 違法薬物の売買など犯罪の温床
サイバー攻撃などインターネット犯罪が増加する中、徐々に耳に入る機会が増えてきたキーワードが『ダークウェブ』だ。
ダークウェブとは、サーチなどでURLが特定できず、かつ一般的なウェブブラウザからはアクセスができず、専用の閲覧ツールを使って見られるWebサイトの総称。インターネット空間は、誰でも閲覧できる「サーフェスウェブ」、検索エンジンにインデックスされず特定環境だけで閲覧できる「ディープウェブ」、その下の階層の「ダークウェブ」の3層に分かれている。ダークウェブは環境さえ整えればだれでも閲覧が可能で、閲覧者の情報は暗号化により秘匿されるため、児童ポルノの流通や麻薬の販売などあらゆる犯罪の温床となっている。インターネットの安全を考えるうえで、今後向き合っていく機会が増えてゆくことばだろう。
【参考URL】
https://jp.techcrunch.com/2016/10/31/20161030wtf-is-the-dark-web/

07「トミカ4D」
- ■ 振動・音を体感できる自動車玩具
- ■ 日本おもちゃ大賞2018を受賞
日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2018」の共遊玩具部門で、タカラトミーの『トミカ4D』が大賞を受賞した。共遊玩具部門は障がいの有無に関わらず子どもが共に遊ぶことができるように、配慮が施されたおもちゃが対象となっている。
「トミカ4D」は、大きさや形は今までのトミカと同様であるものの、サスペンションを押し込むことでリアルなエンジン音と振動を指先や手のひらで体感できる玩具だ。また、手転がしで走行させるとリアルな走行音が数種類ランダムで鳴るという。日本おもちゃ大賞では車の形状を触って知るだけでなく、音や振動で自動車の臨場感を楽しめる点が評価された。今後「トミカ4D」のような商品が認知されていくことで、どんな子どもたちでも楽しく遊べる玩具が増えていくことだろう。
【参考URL】http://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/sp/tomica4d/
