01「Meta(メタ)」
- ■ メタバースに注力するべく、社名を変更
- ■ 大手IT企業もメタバースの実現を目指す
世界最大級のSNSを中心としたサービスを展開するFacebook社だが、事業拡大に伴い社名を『Meta(メタ)』に変更したことで、話題を呼んでいる。「Meta」とは、デジタル仮想空間の中で人々と交流したり、サービスやコンテンツを利用したりするメタバースの略称のこと。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(混合現実)といったテクノロジーを駆使し、自分視点で仮想世界を体験できる空間だという。エンターテイメントとして活躍することは勿論、新規ビジネスやマーケティング施策の導入も期待されている。さらに、マイクロソフトもメタバースの制作チームを作るなど、大手IT企業がこぞって実現を目指しているのにも注目だ。メタバースで生活が一変する未来は、そう遠くないかもしれない。
【参考URL】
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9189bb141006280b7e8d87b198d0d474f1a0965

02「公認ファスト書籍」
- ■ 書籍の内容を手軽に読める、本の要約サービス
- ■ コロナ禍の影響もあり、定額サービスの会員が急増
コロナ禍を境に動画コンテンツが急激に拡大する一方、要約した映画の内容を無断公開する「ファスト映画」が問題視されつつある。しかし同じ要約ものでも、書籍の場合の状況は違っている。それは、書籍1冊分の内容を10分程度で読める、本の要約サービス『公認ファスト書籍』。その名の通り、著者や出版社の公認であることが特徴だ。代表格は、月額2200円で2600冊以上の全要約を読むことができる、「flier(フライヤー)」という定額サービス。コロナ禍で会員は倍増し、累計約87万人に達した。また、本の要約を読んだ人が書籍を購入する流れも多く、今後は出版社だけではなく、リアル書店との提携も進めていくという。これらは書籍との距離を縮めるツールとして、更なる浸透を遂げていきそうだ。
【参考URL】
https://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/211101/bsm2111011500003-s1.htm

03「ことら」
- ■ 大手5銀行が推進する少額送金の新サービス
- ■ 電話番号やアドレスを用いて送金できる構想
スマートフォンでの決済手段が広がり、少額で高頻度の決済ニーズが高まると、既存の銀行手数料ではコストが高まり、サービスの妨げとなる可能性もあるという。そこで大手5銀行が団結し、「小口トランスファー」の略称である『ことら』の始動に向けて、準備を進めている。
それは10万円以下の送金手数料が安くなる、少額送金の新サービス。新技術を用いたネットワークで銀行や信用金庫、スマホ決済事業者などを結び、個人端末のアプリで、無料に近い手数料で他者口座に送るシステムを構想しているという。また、送金の際は口座番号ではなく、電話番号やメールアドレスの入力で完結する仕組みを目指す。安心・安全かつ手軽に送金できる仕組みの導入は、今後の経済の流れに大きな変化をもたらすかもしれない。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/articles/20211027.html

04「ムジンノフクヤ」
- ■ 24時間営業する、無人販売の洋服店
- ■ 開店1ヶ月目から黒字を達成する人気ぶり
コロナ禍で実証実験が進む「無人コンビニ」などが話題となる中、アパレル業界も無人化の動きを見せている。24時間営業する、無人販売の洋服店『ムジンノフクヤ』もそのひとつだ。
その名の通り店員不在で、商品選びから試着、精算まで人と接触せずに完結できる「ムジンノフクヤ」。販売の仕方はシンプルで、ハンガーの色別に価格を示し、券売機でチケットを購入する仕組み。開店1ヶ月目から黒字を達成し、現在も月に約300人が購入しているという人気ぶりだ。さらに最近では、古着のリメーク品の販売や、回収した子供服をクリーニングした上で無料提供するなど、衣料品廃棄対策にも積極的に取り組んでいるという。最新技術を駆使するのではなく、このような温かみのある無人販売の施策も、今後拡大を見せていきそうだ。
【参考URL】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2103/01/news025.html

05「ソバーキュリアス」
- ■ 飲めないのではなく飲まない
- ■ 脱アルコールの潮流広がる
アルコールが飲めない「下戸」ではなく、元々はお酒を飲んでいた人が健康やライフスタイルの選択としてお酒を飲まなくなる『ソバーキュリアス』が欧米のミレニアル世代を中心に広まっている。
ソバーキュリアスを実践する人は「ソバキュリアン」と呼ばれ、ソバキュリアン向けのノンアルコール飲料市場も拡大している。国民の健康観点から大きく進む禁煙に向けた動きのように、今後は禁酒も進んでいくのかもしれない。
【参考URL】
https://straightpress.jp/20211027/588898
https://straightpress.jp/20211018/584234

06「AI大喜利」
- ■ AIは人の笑いを理解するのか?
- ■ ユーザー参加のお笑い社会実験
『AI大喜利』はその名の通り、TwitterやLINEなどのSNSでユーザーから投げかけられたお題にAIが大喜利で回答するコンテンツ。人が面白いと思うネタと普通の会話を用意し、その違いを学習させることで「人間の笑い」の理解を試みている。
例えば、「ご飯にする?お風呂にする?それたも○○?」という問いに「混ぜて雑炊にする?」と答えるなど思わず唸ってしまうような回答もあり、今後AIが学習することでますます笑いの精度を高めていきそうだ。
【参考URL】
https://ainow.ai/2021/08/18/257644/

07「空飛ぶバイク」
- ■ SF世界の乗り物?宙に浮くホバーバイク
- ■ 実用化に向け開発競争が激化
車やバイク、ドローンが自由に空を飛び交う「エアーモビリティ社会」の実現を目指す日本のベンチャー企業A.L.I.Technologiesが、10月26日に地上から浮いて移動するバイク『ホバーバイク』の車両を公開した。
ホバーバイクはSF世界の実現性が無い分野ではなく、国内ベンチャーや大手自動車・バイクメーカーのホンダ、そして海外企業も開発に参入している。ホバーバイクは災害時の活用などに期待が集まるが、現在は法律上認められた車両ではないため公道を走ることができない。今後は製品の開発と並行し法整備に向けたアピールも積極的に行われていきそうだ。
【参考URL】
https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/pwEMQRx28w/
