01「社会貢献居酒屋 鶏の美術館」
- ■ 「社会貢献」をテーマにした居酒屋
- ■ 食事を楽しみながら社会貢献
どんな顧客体験を生み出すか、が重要になりつつある。そこで注目を集めているのが、京都にオープンした『社会貢献居酒屋 鶏の美術館』だ。
社会貢献ができる居酒屋をコンセプトに運営されている同店。メニューは全品199円というリーズナブルさも売りのひとつだが、これは客自身が鶏肉を焼くことによる人件費削減などで実現している。そしてもうひとつの売りが、アルコール飲料を一杯飲むごとに1.99円が貧困地域へ寄付されるというシステム。食事を楽しむことで、貧困問題にアプローチできる顧客体験は、他にはないユニークな価値を持ちそうだ。
【参考URL】
https://icoico.jp/archives/31436

02「エッセンシャルワーカー」
- ■ 生活を支える「働き手」のこと
- ■ 医療従事者や公共交通機関の職員など
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、テレワークなどを導入する企業が増えている。そんな中、急速に注目を集めているのが『エッセンシャルワーカー』の存在だ。
「エッセンシャルワーカー」とは、医療従事者だけでなく、配達を担うドライバーやスーパーの販売員など、私達の生活を支える働き手のこと。海外では、こうした職業の人々が、感染症の拡大を防ぐために最前線で社会を支える存在として敬意と感謝を集めているという。これは徐々に日本でも広まりつつあり、「お客様第一主義」だった日本の風潮を変えるきっかけとなるかもしれない。
【参考URL】
https://suzuka-greenhome.jp/article_select.php?id=2157

03「ウェビナー」
- ■ オンラインで行われるセミナー
- ■ 感染症対策と5Gを追い風に普及
ビジネスコミュニケーションのオンライン化が次々と進んでいる。インターネット上で行なわれるセミナー『ウェビナー』の爆発的な増加も、そのひとつだろう。
ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた「ウェビナー」は、もともとある程度は普及していたものの、あくまでオフラインのセミナーの補助的なものが多かった。だが、新型コロナウイルス感染症対策に求められる外出自粛に、5Gの開始が追い風となり、オンラインだけで完結する「ウェビナー」へ多くの人が集まる、というかたちへ一気に立ち位置が変わりつつあるという。オンラインだからこその強みを生かしたユニークなセミナーも生まれており、「ウェビナー」は独自のポジションを確立していきそうだ。
【参考URL】
https://blog.hubspot.jp/webinar

04「AIカルタ」
- ■ AIに関する知識を学習できるカルタ
- ■ Amazon Alexaとの連携で自宅学習も可能
IoT技術の発展により、AI分野に対応できる人材の育成が求められている。そんな中スキルアップAI株式会社から、カルタを使ってAIに関する知識を学習できる教材『AIカルタ』が発売された。
基本的な用語から最新トレンド、検定の頻出ワードまで、全50種類のキーワードを扱っており、ゲーム感覚で学習できる。読み札の一部にはふりがなが振ってあるので、子どもの遊び時間にも利用可能だ。またAmazon Alexaと連携することで札を読み上げてくれるため、自宅学習にも対応しているという。同僚や家族とのコミュニケーションを通して、より自然に先端技術について学べる「AIカルタ」。このようなツールが増えていくことで、AI人材確保につながることだろう。
【参考URL】
https://u-note.me/note/47510649

05「配属ガチャ」
- ■ 会社の意向で勤務地や配属先が決まること
- ■ 新入社員の超短期離職につながる
新型コロナウイルス感染症の影響により、就職活動に不安を覚える学生は少なくない。面接の延期や合同説明会の中止、内定取り消しなどが起こっているためだ。しかしこのような状況下でも、4月に入ってから離職を希望する新入社員が一定数いるという。
このような現象の鍵を握っているのが『配属ガチャ』という言葉だ。会社の意向で決められた勤務地や配属先が、新入社員の希望に沿わないことを指している。入社後の将来が、ソーシャルゲームのガチャのように偶然で決まってしまうことへの皮肉が込められているのだ。とはいえ、不景気が訪れると地域や職種を限定した採用の枠は狭くなり、就職活動そのものが厳しくなってしまう。超短期離職をすることも選択肢の1つではあるが、目の前の仕事をこなしつつ、その後のキャリアを考えていく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://news.livedoor.com/article/detail/18111494/

06「Airbnbオンライン体験」
- ■ Airbnbのホストが提供するバーチャル体験
- ■ 高齢者向けチャレンジも提供予定
新型コロナウイルス感染症が拡大し、世界中の人が自宅に留まることを余儀なくされている。そんな中、旅行プラットフォームとして有名なAirbnbが新たな試みをスタートさせた。
それは、自宅にいながらバーチャル旅行体験ができるサービス『Airbnbオンライン体験』。ゲストが楽しむ目的に加え、ホスト側の収入源をサポートする意図もあるという。現在、50件もの体験を用意しており、トライアスロン金メダリストが提供する「バーチャルサイクリングツアー」や全国大会審査員による「コーヒーマスター教室」などユニークな体験が人気を集めている。また、支援団体と連携し、高齢者向けチャレンジの無償提供も予定しているという。今後、オンライン体験は人々の心身の健康を保つために欠かせない役割となっていくかもしれない。
【参考URL】
https://min-paku.biz/news/airbnb-online-experience-202004.html

07「TABETE」
- ■ フードロス削減のためのプラットフォーム
- ■ 売上の一部をこども食堂などへ寄付
近年、日本でもフードロス問題が重要視され、多くの企業が様々な対策を打ち出している。国内初のフードシェアリングサービス『TABETE』もそのひとつだ。
「TABETE」は、飲食店などで廃棄の危機にある料理を、「食べ手」であるユーザーとマッチングさせる社会派ウェブサービス。店舗側は任意の価格と引き取り期限を設定するだけで、初期費用は無料で掲載することができる。ユーザー側はアプリを使ってSOS情報を発見し、WEB決済後に店舗で料理を受け取る仕組みだ。また、登録者数22万人を超えるこのサービスは、売上の一部をこども食堂やNPO団体へ付与するなど社会貢献活動も行っているという。このようなサービスが広がることで、環境保護に対する個々人の意識を高めてくれることに期待したい。
【参考URL】
https://www.cocooking.co.jp/food-sharing/
