これからの選ばれるビジネス!

これからの選ばれるビジネス!中島セイジのビジネスの達人

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時流度チェック

01「グローバルサウス」

  • ■ 南半球の新興・途上国の総称
  • ■ 国連決議での動向に、注目が集まる

米中の覇権争いやロシアによるウクライナ侵略などを受け、世界経済が揺らぎつつある。そこで注目を集めているのが、グローバルサウスと呼ばれる国々だ。グローバルサウスとは、インドやインドネシア、トルコ、南アフリカといった南半球に多いアジアやアフリカなどの新興国・途上国の総称で、主に北半球の先進国と対比して使われ、世界経済における格差など南北問題の「南」にあたる国として捉えられているが、明確な定義や国家のリストがあるわけではない。国連内の新興国グループ、G77プラス中国を指す場合もある。インドなど経済成長が見込まれる国も多いため、国連決議などの場面でもグローバルサウスの動向が重要となってくるようだ。今後、中間国をいかに惹きつけていくかが、外交を動かす上での課題となってくるだろう。
【参考URL】
https://www.nikkei.com/theme/?dw=23040501

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02「具だけどん兵衛」

  • ■ どん兵衛の具材のみ商品化
  • ■ アレンジを前提とした商品展開

インスタント麺の市場が、ここ数年で大きな動きを見せている。本来、麺とスープのセット売りが通常であったが、鍋のシメなどのアレンジ用にと、麺のみ発売するメーカーも増えてきた。そんな中、日清食品「どん兵衛」シリーズから、具材の油揚げと天ぷらのみ商品化した『具だけどん兵衛』が発売され、話題を呼んでいる。今回、「日清のどん兵衛 袋麺」シリーズの発売に合わせ、「具だけ」商品も同時展開。名物具材のおあげと天ぷらを自分好みにアレンジしたいという、多くの顧客の要望に応えて、単品販売するに至ったという。さらに、「天丼」や「おあげトースト」など、公式レシピも多数紹介されており、自在にアレンジしながら楽しめるよう打ち出している。アレンジを前提としたこのような市場は、今後さらに需要の高まりを見せそうだ。
【参考URL】
https://www.donbei.jp/recipe/

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03「こども家庭庁」

  • ■ こども視点で政策を推進する機関
  • ■ こどもまんなか社会の実現を目指す

少子化や貧困問題に歯止めがかからない昨今。それを解決するべく、「子ども政策の司令塔」として発足したのが、こどもの最善の利益を第一とし、こどもの視点での政策を推進する政府機関『こども家庭庁』だ。
「こども家庭庁」は、「こどもまんなか社会の実現」をコンセプトとして掲げ、横断的に取り組むべき政策の企画立案や政府全体の政策推進を主導する役割を担っている。主な担当業務は、児童手当の支給、妊娠から出産・子育てまでの一貫した支援、保育行政、貧困対策などを整備し、全てのこどもに安心・安全な環境の提供を目指すこと。また、ホームページやSNSなどを通してこどもの意見を募り、政策に反映する事業にも重きを置いていくという。これを機に社会全体でこどもを支援していくという姿勢を、さらに強めていく必要がありそうだ。
【参考URL】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230403/amp/k10014027771000.html

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04「ボスカフェイン」

  • ■ おいしくカフェインを摂れる缶コーヒー
  • ■ BOSS缶史上最大のカフェイン量

在宅勤務やテレワークの定着により、高カフェイン飲料で集中力を上げ、仕事モードに切り替えるというニーズが高まっているようだ。そんな中、サントリー食品インターナショナル「BOSS」の新商品として発売された、『ボスカフェイン』が話題を呼んでいる。ボスカフェインは、コーヒーの味わいながら、カフェインをしっかり摂取できる新たな缶コーヒー。カフェインの含有量は200ミリグラムと、BOSS缶史上最大のカフェイン量を誇るという。現代の若い世代は、仕事や勉強、スポーツなどのシーンにおいて、エナジードリンクと同様に缶コーヒーを選ぶことからヒントを得て、同商品を開発したようだ。休憩時の一服として親しまれてきた缶コーヒーだが、おいしくカフェインを摂取できる一選択肢として、新たな層や市場が拡大していくかもしれない。
【参考URL】
https://funglr.games/ja/product/suntory-boss-caffeine-release/

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05「エスコンフィールドHOKKAIDO」

  • ■ 野球を中心とした家族の一日の楽しみを提供
  • ■ ボールパークで野球人気復権なるか

WBCの熱気冷めやらぬ中、3月30日に開幕を迎えたプロ野球。昨年までは札幌ドームを本拠地としていた北海道日本ハムファイターズの新たなスタジアム『エスコンフィールドHOKKAIDO』を中心とした、「北海道ボールパークFビレッジ」が注目されている。
ボールパークとは単に球場があるだけではなく、球場の周辺でショッピングやアクティビティなども楽しめ、宿泊施設もある総合的なエンタメ施設で、家族が丸一日楽しめる場所となる。施設の稼働に合わせての開業を予定していた新駅の計画が白紙になり、アクセス面に難があるなどの課題もあるが、今後野球が再び人気を高めていくために欠かせないボールパーク構想がどのような推移をたどるか注目したい。
【参考URL】
https://www.hkdballpark.com/

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06「グリーナーストア」

  • ■ 高レベルの環境配慮を当たり前に
  • ■ 独自規格を設けたスターバックスの挑戦

2030年までに二酸化炭素(CO2)、水使用量、廃棄物の50%削減を目指しているスターバックス。その実現に向けて、世界自然保護基金(WWF)と共同策定した独自の国際認証「Greener Stores Framework」を取得した店舗が『グリーナーストア』だ。2025年までに全世界で10,000店舗のグリーナーストア化を計画している中、日本では2021年12月に大手町「皇居外苑 和田倉噴水公園店」がオープン。2号店となる千葉県の「道の駅みのりの郷東金店」には太陽光パネルが設置されている。国際的な枠組みの中での環境目標だけでなく、自社でさらに厳しい目標を設け環境意識を高めていくスターバックスの姿勢は、今後各業界のリーディングカンパニーにも求められていきそうだ。
【参考URL】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00794/00005/?i_cid=nbpnxr_top_new_T

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07「宇宙食3.0」

  • ■ 食の地産地消は宇宙へ
  • ■ 原材料から育てる宇宙ラーメン

宇宙開発の進歩に合わせ、今後増えていくことが予想される長期での宇宙滞在。それに備えた食の開発も次のステップへと進もうとしている。地上で料理したものを宇宙で食べる「宇宙食1.0」、地上から食材を持っていき宇宙で調理して食べる「宇宙食2.0」、そして新たに宇宙で食材から育てる『宇宙食3.0』への取り組みがスタートした。ユーグレナ(ミドリムシ)やクロレラを使用したサステナブルな食品販売で知られる株式会社ユーグレナが、宇宙食3.0としてラーメンの開発に乗り出した。月面基地の人口が2,000人を超えるとの予想がある2040年に絡め、「2040年サステナブルラーメン」としてクラウドファンディングも展開している。SFの世界で目にした宇宙での暮らしがいよいよ現実味を帯びてきた。
【参考URL】
https://forbesjapan.com/articles/detail/61832

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